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No.6 Vol.11 2005年1月号 記憶と練習 2

 暑い暑い夏が過ぎ去り、やっと涼しくなったと思ったら、毎週毎週の台風、浅間山の噴火、そして、新潟県中越地震と災害続きの日本ですね。読者の皆さんの中にも新潟県中越地震で被災された方、あるいは知人、友人、血縁のある方が被災されたということがおありではなかったでしょうか?心からお見舞い申し上げます。とくに新潟県では、秋台風の集中豪雨災害に加えての地震災害、日々の生活にもお困りかと存じます。私もわずかながらですが、募金をさせていただきました。
 さて、前回に続いて、今回も記憶と学習について、というよりも、どうやって自分なりのうまい投げ方を体に染み込ませていくか、ということについての前口上を少し述べたいと思います。
 まず、皆さんがあまり聞きたくない言葉かもしれませんが、『ドリル』という言葉、聞き覚えがないですか?小学校や中学校なんかでテストのプリントや練習問題なんかに使われていましたね。あ、いやあな思い出がふとよぎった方もおられましたか?ご気分を害されましたら、失礼!
 この『ドリル』という言葉は、何回も何回も、努めて強いて、厳しく練習する、という意味です。あ、誤解しないでくださいね、何もこのドリルをダーツをする場でしろといっているわけではないんですよ。皆さんも学校での勉強やクラブ活動での練習で技術的なレベルアップを経験されたことは当然あるでしょう。この技術的な向上がどう経過していくのか、また、どうすればより向上するかを今回見ていきたいと思います。この尺度には学習曲線というものがあります。くだいて言えば、いかに上手くなっていったか、その経過を示すというのが学習曲線です。典型的な学習曲線には大まかに4種類あります。上の図を見てください。

 

1型:練習のはじめにぐっと成果が得られるけどその後成果の向上が伸びなくなるタイプ。
2型:直線的な向上様式で、練習すればするほど技術向上が直線状に見られるタイプ。
3型:S型とも言います。4型のバリエーションで上方の伸びが少ないところは個人の技能レベルが最高に達したことを示します。
4型:練習のはじめにはあまり成果が見られないけどその後成果のぐっと向上するタイプ。
 
 この4種類の型は、1968年にSingerという人が初めて提唱しました。
 また、ここで伸びが減少する時期、これをプラトー(高原)といいますが、学習の前後で技術的な向上が目に見えてはっきりと見られない時期のことを言います。図の中で矢印を入れた部分です。ただ、現在、運動の練習においては、本当の意味でのプラトーというのはないんだ、と考えられています。これはどういう意味なんでしょう?
 こんな風に考えてみてください。身近な例ですが、皆さんが車の運転を習得するとしましょう。はじめは公道に出たとき、皆さんも結構、びくびく、緊張しながら運転していたでしょう。言われませんでしたか、肩の力を抜け、と。しかし、だんだん運転に慣れてくるとどうですか、煙草を喫いながら、カーナビを見たり、操作したりしながら、果ては携帯電話でメールしたり、話したりしながら、運転していませんでしたか?(あ、運転中の携帯電話の操作、通話は2004年11月1日からは道路交通法で禁止行為になりましたから、皆さん、行わないでくださいね。)こんなときには、技術的な向上が見られなかったとしても、運転を行うのに必要な努力や注意の減少、筋肉の活動やエネルギー消費の低下が実はあるんですね。多分それは多くの人は、疲労、という点で認識できるんではないでしょうか?先ほどの初めての運転のとき皆さん、かなり運転後に精神的な疲労を感じませんでしたか?しかしどうでしょう、かなり運転になれたあとでは、初めて運転したときと同じ距離を運転しても、疲労感は大分違うのではないでしょうか?つまり、あまり疲労を感じなくなりませんでしたか?運転した時間自体は変わらないかもしれませんが、運転時に必要な努力や注意の減少、筋活動やエネルギー消費の低下が得られているはずなんですよ。

 ソーンダイクという人が、こんなことを言っています。通常、練習すればするほど、学習は進み、技術は向上する、と。これはソーンダイクの練習の法則といわれています。しかし、これも皆さんも経験があると思います。しかし、単に練習を繰り返すだけでは技術向上は望めないんですよ。
 いやいややる勉強はどうでしたか?はかどらないし、早く終わんないかなあと思いませんでしたか?そして時間が長く感じられましたよね?でも、自分の好きなことはどうでしたか?好きなことをやっているときには時間が早く進みませんでしたか?エ、もうこんなに時間がたったの?なんてね。


 この練習をより有効にする上で必要なものが3つあります。

1、目標があること
2、練習の結果を自分で確認できること
3、技術向上に動機付けがあること
です。練習をすると、どうでしょう、正確さが徐々に向上しますね、より難しい課題(たとえば狙った的にばかり当てられるようになるとか)ができるようになりますね、強く意識しなくてもまたはそんなに注意を払わなくても目的の課題を遂行できるようになりますよね。
 算数ではないですが、こんな式があります。

技術向上=動機付けX技能

 動機付けは何でもよいんです。賞を取るとか、点数を余計とるとか。
 さて、ダーツがあるところ、結構お酒が飲めるところも多いですね。お酒とダーツは微妙な関係です。楽しくダーツに興じるにはお酒も必要でしょう。ダーツは的にダーツを投げるという単純な運動ですが、的のある部分に当てたいと考えたときには、非常に注意を集中させ、細かい手指の筋の調節が必要ですよね。こういったことが求められる運動ではある一定以上の覚醒レベル、つまり意識をはっきり保つこと、が必要なんですよ。つまり、ほろ酔い気分では投げないこと、が大事です。これがこの式の中の『技術』につながります。少しアルコールを飲んでからやったほうがよいという方もおられるかもしれませんが、その適量というのは人によって違うのでどれだけ飲むとだめ、とか言うのは一概に言えません。しかしほろ酔い気分では注意散漫になりますよ。ここでいう技能というのは、練習、訓練の賜物なんですね。ですから、遊びでやるならともかく、本当にダーツが上手くなりたいと考えているなら、練習の時にはお酒は控えたほうがよいですよ。そういう意味で、ダーツも本当はとっても知的な活動なんですよ。
 今回は次回の前座みたいな話のため、なんかとりとめのない話題になりましたが、次回は今までの2回の話題をまとめて練習のフィードバック、効果的な練習の仕方について話してみましょう。

ダーツのことならダーツハイブ!!

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