Darts de English!

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No.2 Vol.61 2013年5月号 「Thank you」だけじゃ伝えきれない感謝の気持ち

 すっかり暖かくなり、時に夏の気配も感じられる良い季節になってきました。こんな時は冷えたビール片手に仲間とダーツが最高ですね!
 さて、このDarts de English!では毎回簡単に覚えられて、普段ちょっとした場面で使える英語表現をご紹介していますが、今回は感謝の気持ちを表す言葉、「ありがとう」を取り上げてみたいと思います。
 皆さんが良く知っていて一番馴染み深いのは"Thank you"でしょうね。これはどんなに英語が苦手な人でも聞けば理解出来るし、自分で口にする機会も結構あるのではないでしょうか。確かに、"Thank you"はどんな相手や状況でも使える大変ニュートラルで便利な言い方ですが、日本ではこれがあまりに有名過ぎるため、その他の感謝の表現があまり浸透していないように思います。世界中で使われている英語を見てみると、感謝の表現には驚くほどのバリエーションがあるのです。特にPDCプレイヤーなどのインタビューを聞いていると、実に様々な表現を駆使して感謝の気持ちを表しています。
 やはりイギリスで一番使われている感謝の表現は、"Cheers,(mate)!"「チアース(マイト)!」でしょう。イギリス英語圏ではこの言い回しを聞かない日は無いというくらい良く使われます。私自身、初めてイギリスでバスに乗ったとき、多くの乗客が"Cheers,(mate)!"と車掌さんに言い残してバスを降りていくのを見て、いったい何の合言葉かと思ったものです。これは大変便利な表現で、ちょっとした感謝の気持ちを表すだけでなく、"mate"の部分を抜くと、「乾杯」とか「じゃあね」とかいった軽い挨拶のようなものとしても使われます。ちなみにこの"mate"はイギリス風には「マイト」と発音しますが、「メイト」のことで、「友達」や、「相棒」というような意味になります。つまり、"Cheers, mate!"とフルで使うと、「ありがとよ、相棒!」というような、くだけた意味になるのです。この日本語のニュアンスからも分かるように、これは比較的男性的な言い方なんですね。勿論女性も"Cheers!"を使いますが、"mate"をつけるのは男性のほうが圧倒的に多いようです。
 "Cheers!"と同じ位皆が使うのが"Thanks a lot!"「サンクスアロット」でしょう。こちらは女性も男性も同じように使います。これもちょっとした感謝の言葉として日常の様々な場面で遭遇します。"Thank you"と比べると、カジュアルで気軽に感謝の気持ちを表したいときに便利です。イギリスのパブでダーツをプレイしたいと考えているならば、この"Cheers,(mate)!"や"Thanks a lot!"という表現は、実は結構大切なコミュニケーションの要になってくれると思います。なぜなら、"Thank you"という少しかしこまった言い方は、一緒にダーツをしている仲間に対して使う言葉としては、少し堅苦しく響いてしまうからです。
 勿論、もう少し改まった場面で使いたい感謝の表現もあります。外国人プレイヤー達のインタビューを聞いていると、良く使われているのが"I appreciate it" 「アイ アプリシエイト イット」(感謝しています)でしょうね。これは"Thank you"よりちょっと固い感じですが、itの部分に感謝の理由を入れて色々バリエーションをつけられるので便利です。例えば、「助けてくれて感謝してます」という感じにしたいなら、"I appreciate your help"というように変えればいいのです。
 日本語でもそうですが、英語でも場面によって適切な感謝の表現は違うものです。それを知って使い分けることが出来れば、その場の雰囲気により自然に溶け込めて、他の人々と一歩進んだ関係を築くことも可能になります。感謝の気持ちを伝えるのに"Thank you"だけではもったいないです。色々な表現を憶えて、"mate"達ともっとダーツを楽しみましょう!Cheers!

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