Special Person Interview

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フィリピンから世界の舞台へ挑戦するプロプレイヤー vol.42 2010年3月 ローレンス イラガン アジアを代表する選手に成長

ダーツを始めてどのくらいですか?

 ダーツを始めたのは1993年の11月です。僕はそもそもビリヤードをやっていたんですが、ある友達にダーツをやってみないかと誘われたのがきっかけです。それからその友達と一緒に練習を始めたのですが、彼には「おまえの方が全然上手いな」と言われました。その言葉が励みになってダーツを続けてみようと思ったんです。一週間後には大会に参加して、ダブルスで優勝、さらにシングルスでも3位に入りました。次の月にはDCP(フィリピンダーツカウンシル)の大きなトーナメントにも出場しました。その大会で関係者の一人が僕に注目してくれて、彼のチームでプレイしないかと誘われたんです。今でも彼とは一緒にやっていますよ。

 

何歳頃の話ですか?

 16歳でした。

 

現在あなたはPDCやWDFにも出場し世界的に活躍していますよね。まずWDFについて教えてください。

 WDFは、去年(2009年)9月に、ウィンマウワールドダーツマスターに参加しました。やっぱり観客数といい、全然違います。ロンドンでプレイするのはPDCに続いて2回目だったんですが、DCPも協賛してくれていたので、幸運にも3位になれてほっとしてます。

 

どんな気分でしたか?

 すごくピリピリしてましたよ(笑)!言葉では説明できない感覚ですよね。プレッシャーがあったのも事実です。でもそれは乗り越えられたと思います。ただ、ステージの上で僕と対戦相手のみで戦い、観客がそれを見つめているという、あの感覚は独特ですね。すごく楽しかったです!

 

 

2年前のPDCワールドチャンピオンシップにも参加されましたよね?その印象はどんなものでしたか?

 WDFとは随分違いがあると思います。PDCにはフィル・テイラーのようなスーパースターがたくさんいて、まさにプロの世界という感じですね。僕にとってはWDFはPDCへ行くための布石といった位置づけです。2年前のPDCワールドチャンピオンシップは、僕にとって初めてのロンドンでの戦いだったのですが、1ゲームしかプレイできませんでした。

 

日本にいらっしゃるのは何回目ですか?

 今回で4回目です。

 

前回は沖縄でとても暖かかったのに、今回は寒い時期での来日ですよね。

 確かにとても寒いですね。フィリピンでは想像できません。ちょっと辛いです。

 

日本食は大丈夫ですか?

 マネージャー:彼はすしが苦手なんですよ!
A:そんなに得意ではないですね。食べられるのは、ご飯と鶏肉、てんぷらくらいです。ステーキとかチャーハンとかは好きですけど、とにかくお刺身がだめなんです。

 

今までに何カ国くらいに行ってダーツをプレイしましたか?

 A:初めて行ったのはアブダビです。そこで二年間滞在して働きながらダーツをプレイしました。
マネージャー:フィリピンのトッププレイヤーの多くがやっていることです。アブダビには強いハードのチームがあって、戦力強化のためにフィリピンから良いプレイヤーを引き抜いていくんです。だから今のアブダビのリーグでは、ほとんどのプレイヤーがフィリピン人ですよ。

 

いつ頃アブダビにいらしてたんですか?

 2004年から2年間です。そこでトッププレイヤーといえば、ほとんどがフィリピン人でした。

 

そこでは仕事もしていたんですよね?

 ほとんどが事務とか在庫管理の仕事でしたね。

 

他にはどんな国に行かれましたか?

 イギリス、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、韓国、マカオ、オーストラリアなどですね。アメリカにはまだ行ったことがないので、今年は行ってみたいと計画しているところです。

 

アメリカで開かれるPDCのトーナメントに参加の予定は?

 マネージャー:今年は中止になったんじゃないかな?デザートクラシックですよね。確か中止になったと思いますよ。

 

え?なぜですか?

 マネージャー:何かスポンサー関連の問題のようですね。私たちも出場したいと思ってPDCにコンタクトを取ったのですが、今年は中止になったと言われました。

 

デザートクラシックはアメリカNo・1のPDC大会ですよね?

 マネージャー:ええ。でも、アメリカ人プレイヤーにはあまり支持されていなかったようです。アナウンサー等も含め、ほとんどのスタッフはイギリスから派遣されていたようですし、もっとアメリカ主体の大会を求める声が上がったのではないでしょうか。

 

確かに、賞金も大体イギリス人プレイヤーが持っていってしまいますからね。

 マネージャー:誰が優勝するかということは、そんなに大きな問題ではないのかもしれません。むしろ、アメリカでやる大会はもっとアメリカ的にやりたいということのようです。

 

過去最も印象に残った試合を教えてください。

 去年9月のWDF大会で、WDFランキング第2位のイギリス人プレイヤー、スコット・ウエイツとサドンデスで戦ったときの試合ですね。最初ゲームは引き分けだったので、サドンデスマッチになったんです。サドンデスではただブルだけ狙うんですが、僕から投げ始めて結局勝ちました。
マネージャー:イラガンが人気になったのはこの試合の影響が大きいんです。WDF2位のプレイヤーを打ち負かしたということで、彼の存在がクローズアップされるようになったんです。そのゲームの後ランキング6位のプレイヤーに勝ちましたが、ロブ・グリーンに負けて3位になったんです。
A:このとき僕がWDFのステージでプレイしたのが、アジア人としては初めてのことだったんです。自分でも歴史に残ることだと思っています。マクドナルドなんかに入っても、サインを求められたり、写真を撮られたりしましたよ!
マネージャー:イラガンが、顔を知られていないところで食事をしたいって言うので、あるレストランに入ったんですが、結局「あ!イラガンだ」とばれてしまったくらいですよ。

 

イラガン選手はお酒は飲みますか?

 A:はい。ダーツをプレイするときは飲みます。普段は、時々飲む程度です。
マネージャー:彼は昔結構飲んでいたんです。でも、最近はプレイにも良くないということで、適度に控えてもらっています。
A:僕は最近ビールアレルギーになってしまって、ビールも飲めないので量は減ってますね。

 

フィリピンダーツシーンについて教えてください。

 マネージャー:ハードが人気ですね。過去には、WDF第3位まで行ったフィリピン人プレイヤーもいたくらいです。残念ながらそのプレイヤーはもう亡くなりましたが、彼の功績もあってハードが人気になったんです。パシフィックカップも3回フィリピンで行われましたし、フィリピン人プレイヤーは常に上位に食い込んでいます。

 

現在モンスターのプレイヤーですが、それについてはいかがですか?

 マネージャー:モンスターとの出会いは、モンスターの佐藤さんがイラガンのプレイをマカオで見かけたところから始まりました。彼はイラガンのプレイを気に入ってくれて、モンスターでやらないかという打診をしてきたのです。私たちにとっては願ってもないオファーでした。イラガンがここまで大きくなれたのも、モンスターのおかげだと思っています。モンスターがなければ2008年のPDCにも挑戦できていなかったでしょうね。2009年のウィンマウワールドマスターも同じことです。シンガポールオープンとマレーシアオープンに勝ってWDFの出場資格を取得できたわけですが、それらすべてがモンスターのおかげだと思います。

 

つまり、ダーツが良いということでしょうか?

 マネージャー:私自身の意見を言わせてもらえるなら、モンスターは今世界一のダーツを作っていると思います。更にただそれだけでなく、自国の選手のみならず、良い選手がいたら外国人プレイヤーでも協力を惜しまない、そんな姿勢に感銘しています。サポート体制もすばらしいです。モンスターがなければ、イラガンは今のイラガンにはなれなかったでしょう。
A:おそらくフィリピン国内でプレイするにとどまっていたでしょうね。モンスターのおかげで世界のイラガンになれたんです。

 

ここからは技術的なことを聞かせてください。練習量は?

 一日8時間です。コーチと一緒に朝10時くらいに始めて、夕方6時頃まで練習します。8時間ずっと練習し続けているわけではありませんよ。休憩を取りながら練習しています。
マネージャー:トーナメントに向けて調整をするように練習しています。大会によって大体1ヶ月間くらいは特別メニューです。WDFの時は2ヶ月やりました。普通は週5~6日間練習です。日曜は休んで家族サービスに努めるんです。

 

練習で大事にしているポイントは?

 マネージャー:大体いつも同じメニューですすめることですね。まず、ウォームアップ。手のストレッチなどをやります。それから30分くらい彼が自由に投げ、その後1から全部に入れていく練習をします。一本でもはずしたら、また1に戻って始めるんです。最後にうちのチームプレイヤー達と501などのゲームをやります。

 

テクニックで、最近変化したり、大切にしていることはありますか?

 マネージャー:技術的に言えば、イラガンは始めた頃からあまり意図的に変えたというようなところはありません。ただ、練習方法はいろいろ工夫しています。ダーツのグリップなどは始めた頃と同じでいいのです。だってそれが自分のスタイルですからね。ダーツやフライトの好みなどもそうです。自分のスタイルがあっていい。ただ、トレーニングは私が考えて、彼はそれに沿って練習しています。

 

 

つまり、練習のメニューが重要だということですね?

 マネージャー:そうです。ただパブに行って投げるのではだめです。
A:コンビネーションとか、セットアップの仕方とかですよね。
マネージャー:イラガンを含め、私のチームでは皆そういう練習メニューをこなしています。20にしても、上・中・下のようにそれぞれの場所を狙えるように、ダーツをコントロールする練習などもしています。

 

ところで、あなたはダーツ以外にフィリピンではお仕事もしているのですか?

 いいえ。ダーツ一本です。ダーツで一家を養っています。

 

日本のプレイヤーについてどう思いますか?

 特にソフトでは良いプレイヤーがたくさんいますね。
マネージャー:本当に、良いプレイヤーが多いです。プレイを見せてもらうたびに、あのプレイヤーは良いぞ、なんて思いますよ。だからますますイラガンには次の大会、横浜に向けて頑張って練習してもらってます。

 

尊敬しているプレイヤーなどはいますか?

 もちろんフィル・テイラーです。

 

フィルのどんなところを尊敬していますか?

 何より彼の闘志ですね。彼の戦い方を尊敬してます。
マネージャー:一般のプレイヤー達は、ダーツをボードとの戦いと捉えているところがありますが、彼は違いますよね。「俺はいつでもその時の対戦相手と戦っているんだ」というのがフィルの姿勢です。
A:それにやっぱりテクニックにも魅せられます。
マネージャー:世界にはたくさんの凄いプレイヤーがいますよね。そういえば、イラガンが初めてソフトで破ったトッププレイヤーがポール・リムなんです。2007年に彼がプロモーションでフィリピンに来たとき、彼に挑戦して勝ったらダーツをくれるというイベントがあって、イラガンが参加したんです。結局イラガンがポールに勝ったんですが、後でポールを破ったあのプレイヤーは何者だってことになったとき、イラガンがフィリピンNo.1選手と聞いて、彼も納得していたらしいですよ。

 

スランプに陥ったことは?

 技術的にはありませんが、精神的スランプは経験しました。2008年に腎臓を悪くして入院したことがあって、しばらく練習できなかったんです。その後再びダーツを握った時には、なかなか自信を取り戻せなかったですね。それもあって、アルコールは控えるようにしているんです。

 

あなたは主にハードのプレイヤーですが、ソフトとハードの違いを感じますか?

 唯一違うと感じるのはダーツの重さですね。ソフトのほうが軽いですからね。それからスコアを自動計算してくれるところは、違うと思います。
マネージャー:ソフトの方が簡単ですよ。だってあんまり考えなくても良いわけですから。マシーンがやってくれますからね。
A:ブルも大きいですよね!
マネージャー:でも、21グラムのダーツから18グラムのダーツに持ち替えるのは大変ですね。ただ、イラガンはその点才能がありますから大丈夫です。

 

あなたはどんなタイプのプレイヤーだと思いますか?

 A:「神童」ですかね(笑)。練習しなくてもある程度のダーツは投げられますからね。
マネージャー:実はフィリピンでの彼のあだなは「神童」なんです。初めて会ったときから、彼はすでにダーツがかなり上手かったですからね。そんな彼に出会って、この選手のコーチをしたいと思ったんです。私自身も初めてトーナメントに参加したとき2位でした。イラガンも2位からスタートしたんです。その頃はまだ私の方が上手かったんですよ。でも、彼は凄く成長しました。私自身はフィリピンではランキング2ー3位のところにいました。その後引退してチームを作ることになり、私がマネージャーに就いて、最初に選んだ選手がイラガンだったんです。

 

あなたにとってダーツとは?

 A:生命そのものです。ダーツは僕にとって、自分の人生を生きるということです。ダーツのおかげで車も買ったし、色々な国にも行きました。家族も僕がダーツで養っています。
マネージャー:そのためにも、彼は成功しなくてはならないんです。
A:手は僕の命なので、いつでも大切にしています。
マネージャー:重いものは絶対持ちませんよ(笑)。
A:そうですね。18グラムより重いものは持ちません(笑)。

 

あなたの将来の夢は?

 ズバリ、世界チャンピオンです。誰でも夢に見るのは同じではないですか?フィル・テイラーのように世界一になりたいんです。

 

読者にメッセージをお願いします。

 A:ニューダーツライフの読者の皆さん、僕もこの雑誌の大ファンです。いつも応援ありがとうございます。
マネージャー:ニューダーツライフは良い雑誌ですよ。色々な角度からダーツを更に盛り上げる役目を担っていますね。
A:フィリピンでも人気があるんですよ。こっそりコピーしたりして(笑)。
マネージャー:この雑誌のおかげで、日本人プレイヤーの顔も知られて来てますよ。フィリピンのショップでも手に入りますから。
 とにかく、日本で最初にイラガンを紹介してくれたのがニューダーツラライフですから、本当に感謝してます!いつかフィリピンに取材に来てください。


Darts Technique

グリップ

 グリップはダーツを始めたときから全く変えていません。

 

テイクバックとフォロースルー

 いつでもフルスイングを心がけています。半分くらいしか引かない人もいますが、僕の場合は肩が回る一杯まで手を引いて投げます。つまりテイクバックからフォロースルーまでが一つの流れになっていて、それをフルスイングでやるという感じです。

 

スタンス

 スタンスは変えました。昔はまるでひざ立ちしているようなスタンスだったのですが、コーチに言われてまっすぐに直しました。立つときは、体の側面をボードに向けるようにしています。正面を向いては立ちません。これは以前と変わらないですね。

 

 常に肩があごのラインと同じになるように気をつけています。それから、一度セットしたらダーツを投げても肩は動きません。動くのは腕だけです。

 

リズム

 僕は3本目のダーツでリズムを取ります。例えば、最初の二本の入りが悪かったら、3本目はしばらく待ってから投げるんです。このリズムだと、慎重にゲームを取りにいけます。僕にとってリズムはとても重要です。リズムを無視して早く投げすぎると、ミスが多くなるんです。リズムを持ってゆっくり投げれば、考えもまとまりやすいですからね。だから3本目は急いで投げず、ゆっくり投げます。

 

ダーツの飛び

 飛びはいつでも真直ぐというのが基本です。ボードに向かって真直ぐダーツが飛んでいく。確かにプレッシャーのかかった試合などではリリースが早くなってしまって、ダーツが上向きに弧を描いてしまうこともあります。フィリピンでのワールドカップのときなどがそうでした。緊張してたんですね。でも、真直ぐリリースすれば真直ぐ飛ぶはずです。僕のダーツは大体真直ぐ飛んでいると思いますよ。

 

精神

 闘志を燃やすというのは、僕にとっては凄く大切なことです。練習が足りなくても、「勝ってやる」という気持ちがあれば、勝つチャンスは増えると思います。やってやるという気持ちが低いということは、自分を信じていないということの現われです。だから僕はいつでも勝ちに行くゲームをしたいですね。

MONSTER

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