Special Person Interview

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Sho Katsumi,かつみ しょう,dmc プレイヤー

ダーツは勝負の場 vol.54 2012年3月 勝見 翔 イップスを克服して成長

Q:ダーツを始めたきっかけ、出発点を教えてください。
A:学生時代に少しビリヤードをしていて、そのビリヤード場にダーツが置いてあったんですね。それで友人たちとダーツを投げるようになりました。みんなでビリヤードやダーツをしていたのが、だんだんダーツの方にのめり込んでいって、そしてダーツばかりになっていきました。何人かのグループで遊びに行って、その中ではかなり下手な方だったんです。
 もう本当に、はたから見てもかなり下手だったので、それで自分の負けず嫌いな性分が出たのか、「練習して勝てるようになりたいな」と。それからのめり込んでいきましたね。

 

Q:ダーツを職業にしようと真剣に取り組み始めたのはいつ頃ですか?
A:ダーツに対して、気持ち的にダーツをやり始めた頃からの「心境の変化」というものは、他のプレイヤーの方々と比べて少ないと思っています。今でも、ダーツを仕事で投げているというよりは楽しんで投げているという部分の方が多いです。もちろん色々なプロとしての活動はありますが、やっぱり楽しんでいる部分の方が多いですね。

 

Q:ここ数年で、技術的・精神的に何か大きな変化や思うことなどはありますか?
A:2010年にイップスをやって、それが自分の中ですごく大きなスランプだったんですね。それを克服するのにけっこう時間がかかってしまったんですが、そのスランプを克服してからの方が技術は上達したと自分では思います。
 それから、普通に投げられるだけでも嬉しいな、っていうのをそこで再確認しましたね。今までは普通にダーツが好きで投げていたし、試合に出ることも好きで取り組んでいたんですけど、イップスを克服してからの試合は、「普通に投げられるだけでありがたいな」と感じます。まぁイップスになるまでは、そこまで深く考えてはいなかったんですけどね。

 

Q:他のプレイヤーさんには「イップスじゃない」と言っているという話を聞きましたが?
A:いや、そうでもないと思いますけどね?それはたぶん初期の頃だったんだと思います。最初の1~2か月くらいですかね。けっこう期間が長かったので、「あ、もう間違いないな」と思って。イップスの時はテイクバックがなかなか引けないんです。というか僕はどちらかというと、テイクバックして腕を倒してから出ていけない方で、この期間は腕が出ていかなくてすごく大変でしたね。

 

Q:それはどういう症状で始まったんですか?
A:ちょっとコンディションが悪かった時に無理をしたことがあったんです。試合開けから、どうしてもちょっと無理なスローを投げてしまうことがあるんですが、その時にも正直ちょっと無理して投げたんですね。少しの無理ならきくかなと思ったんですけど、身体的には試合で疲れていたところに更にそれが乗っかってきてしまったみたいで。その時に「ちょっとなんか違和感があるな」と思ったんですけど、今日だけ、というか2日間だったのでこの2日間だけ、と思って無理して投げたんですね。 
 そこが原因といえば原因ですかね。そのときに自分の中で何か「回路がずれた」というふうに思います。でも今思えば、イップスで悩んでいる人たちにも、自分がやったんで「絶対治るよ」と、そして「治ったらけっこう上手くなるよ」と伝えたいですね。けっこうしんどいんで、ハートの部分で鍛えられるというのがすごく大きくて、克服すれば自分の財産になると思っています。

 

Q:イップスの期間はどのくらい続いたんですか?
A:1年…くらいですかね。「勝見翔だ!」ってみんなが思っているのに、全然入らないダーツを見て「あれ?」ってなることもありましたね、本当に。
 注目されている試合で入らなかったことも多々ありました。

Q:治るきっかけは何だったのでしょうか?
A:僕の場合は、周囲に止められることも多かったんですが、逆に試合に出続けて、今まで以上にダーツを投げる機会を増やしたんです。一回そこで引いてしまったら、戻って来れないような気がして。人によって違うと思うんですけど、僕の場合はここが絶対に引いてはダメなところだろうな、引いたら自分の中でなにかを失うだろうな、と思ったので、恥はかくけど、ここだけは引かずに試合に出ようと思いました。変わらずにダーツを投げ続けたんです。いつか治るものだろう、と勝手に思っていたので、その時も練習はけっこうしていたんですけど、少ない時間でものすごい疲労感がありました。「前と比べて入らない」というのはすごいストレスになります。

 

Q:ご結婚されて、お子さんも生まれ、家庭の状況やご自身を取り巻く環境も変わった訳ですが、ダーツに対してなにか特別に変わったことなどはありますか?
A:私生活の面ではすごく変わりましたね。結婚もして、子供も生まれて、自分を支えてくれる人が出来ました。普段のコンディション作りにすごく協力してくれたり、自分が試合のために家を空けることも多い中で、それには本当にすごく感謝しています。子供は1歳4か月の女の子で、かわいいですね。無条件にかわいいです。そろそろしゃべり始めますかね?

 

Q:2011年のD-クラウンでシングルス戦が3位、ダブルス戦が1位、総合では3位という結果でしたが、満足の出来る結果でしたか?
A:そうですね、3位という結果は嬉しく思っています。ランキング上位で表彰される立場だったのはやっぱりすごく嬉しいですね。ただ、1位になりたいという気持ちがすごく強いので、満足はしていないです。

 

Q:2011年のPDJで、村松治樹選手との決着が終わってからすごく悔しそうだったのが印象的でしたが?
A:そうですね、意識がないくらい悔しかったです。

 

Q:やっぱりPDCに行きたかったですか?
A:はい。僕がダーツを始めたのは鳥取にいる時で、鳥取はダーツのお店の数やプレイヤーの数がどちらかというと少ない県なんですね。ダーツを始めて今年で9年くらいになると思うんですけど、その時ってDVDなどがあまりなかったんですよね。自分が知らないこともあって、それまでレクチャーしてくれるものがなくて、それでずっとハードダーツの試合を見ていました。海外のハードダーツで外国人が投げている姿を見ていて、「あぁ、こういう舞台があるんだ」と思っていたので、やっぱりそこには行ってみたいですね。

 

Q:ハードダーツに対して、何か特別な取り組み方などはしていますか?
A:普段ソフトダーツの試合を回っているのもあって、正直ハードダーツを投げる機会はすごく少ないです。僕はどこかの団体に加盟しているわけではないので、試合もオープン参加として出たりします。その分、年2回のPDJ予選を通過して最後のグランドファイナルにはどうしても行きたいですね。

 

Q:香港で開催されているワールドには何回行ったんですか?
A:僕はファイナルを含めて2回ですね。

 

Q:ワールドではまず、ジョン・パートに勝ちましたが、その試合はどうでしたか?
A:すごく気合が入っていましたね。僕の中ではPDCの選手、というイメージがすごく強いので。対戦をする前に、フィル・テイラーの連覇を止めた人間だなぁ、と思いましたから。控室でダーツを投げている姿を見ても「なんか雰囲気があるなぁ」とか勝手に思いながら…かなり体重あるなぁと思っていました(笑)。
 逆に、対戦したかったですね。自分がその舞台でやるのは楽しみしかないな、と思って。自分が勝つか負けるかは結果でしかないので、まぁジョン・パートのプレッシャーに負けるかもしれないし、逆にそれを味方につけて勝つことになっても、どっちにしても自分の財産になるだろうなと思ったので、試合はけっこう楽しんで出来たと思います。

 

Q:どんな展開でしたか?
A:最初に2つ取って、2つ取り返されてからの最終レッグでした。

 

Q:そして同じDMCの決勝、ポール・リムとの試合で、優勝は賞金1千万、2位は300万と、1位と2位の間に700万の違いがあるということについてはいかがしたか?
A:後からは思ったんですけど、投げている時は金額のことはあまり考えていませんでした。正直勝負へのこだわりの方が強いので、ただ「優勝したい」と思っていましたね。ベストオブセブンで最後レッグまで行って…まぁ、後から考えるとコークがすごく大事な展開だったんですけど、その時は集中していたのもあり、どちらかというと僕は気持ちでプレイするタイプの人間だと思うので、感情が高ぶっている時は1千万とか300万とかは頭になかったと思いますね。そして、フルレッグの最後でコークをポール・リムに取られてしまって…痛かったです。

Q:お互いにDMCプレイヤー同士でしたが?
A:ポールはシードだったんですけど、僕はワールドには1度しか出られなかったのでランキングとポイントが高くなくて、予選からの挑戦だったんです。
 前日に予選が終わって、その時にポールや他のDMCの方々と一緒に食事に行ったんです。そこでポールが僕にも分かるような簡単な英語で「同じDMCだし、ベストを尽くして明日はお互いがんばろうな」みたいなことを言ってくれたので、やっぱり「経験豊富だなぁ」と思いましたね。僕はもう舞台に上がるのが楽しいなぁ、ワールドは面白いなぁと思っていたので(笑)。そしてちゃっかり1千万持ってかれました(笑)。


Q:振り返ってみて、2011年はどんな年でしたか?
A:技術的に自分の中で取り組んでいる「いい意味での課題」が昨年見付かりました。ワールドに行く前の時と、別の試合で海外に行く時に、なにか自分の中で「こういう風にしたら、自分のダーツのレベルがもっと上がるんじゃないか」と、言葉ではなかなか言い表せないんですが、そういうものがありました。  
 その課題に取り組み出してからワールドでいい結果が出たので、それを引き続きやっていきたいですね。なので、2011年はいい意味で課題が見つかった年だと思います。はたから見るとあまりわからないと思うんですが、テイクバックからリリースするまでの腕の振り出しの部分で、自分の中では使っている筋肉が違ったり、違う投げ方をしたりするんですね。すごく微妙でなかなか言葉では伝えられないですけど…。まぁ僕が表現するのが下手なのかもしれませんが、言葉で言うなら「腕の振りを早くしてダーツに力を伝える」という、すごく単純なことになってしまいますね。僕の中では、その感覚が課題になります。

 

Q: ジャパンを 2012年の主戦場に選んだ理由を教えてください。
A:単純に「面白そう」だと思ったからですね。ダーツをやっていて、本人が楽しくなかったら、見ている人たちも面白くないかなと思って。勝手なエゴかもしれませんけどね(笑)。試合中はけっこう笑っている時もあったり、ものすごい剣幕だったりするんですけど、僕は感情や気持ちがダーツのプレイに乗る時の方が良いダーツが出来るというか、結果に繫がりますね。その辺をコントロールするっていうのはすごく難しいと思うんですけど、出来るだけ自分のボルテージを試合に合わせていきたいなと思っています。それが一番マッチするステージが「ジャパン」なんじゃないかと思って選びました。

 

Q:自分自身はどんなタイプのプレイヤーだと思いますか?
A:そうですね、さっきと同じ感じなんですが、感情が出る選手だと思います。良いか悪いかは分からないですけど、例えばワールドの映像だとガッツポーズを取っているシーンがすごく多いですね。出ている選手の中で一番多いんじゃないかと思います。お客さんもすごく熱い会場でしたしね。嬉しい時は嬉しい!

 

Q:試合に臨む前の心がけや調整、体調管理方法などで、なにか特別に気を付けていることはありますか?
A:単純ですが、一番気を付けているのは「よく寝る」ようにすることですね。聞いてもつまらない話かもれませんけど(笑)。でも本当に前日に寝ていないと、当日に体力が落ちてきた時にそれが原因で精神的にも落ちてくるんです。身体的な疲労はメンタル的な疲労につながると思っているので、前の日までの疲れを残さないようにしたいなと思います。

 

Q:今までに最も印象に残った試合はありますか?
A:難しいですね…どれも甲乙つけがたいです。負けず嫌いなので、負けた試合の方が覚えているかもしれません(笑)。

 

Q:練習方法と時間を教えてください。
A:ほとんどソフトの練習なんですけど、決まった課題やルーティーンを設定してやるようにしています。カウントアップで1000点を3回くらい出して、クリケットで何点以上を何回、というふうにやっています。
 お店をやっているので、時間的にはけっこうまちまちなんですけど、お客さんが多ければ対戦が多くなって個人の練習が少なくなりますし、ちょっと空いている日なら個人の練習が多くなります。僕の場合は、どちらか片方だけだとダメなような気がします。
基礎をやるような感じで自分の投げ方を第三者的に見て投げ方を固めるような練習と、実際に対戦をしてその技術を使って入れていく練習、という2つとして考えてやっていますね。どっちか片方だけだと、対戦がなくなれば実践感がなくなりますし、対戦だけだと自分のフォームが崩れてきた時にわかりにくいかなと思います。

 

Q:お店について教えてください。
A:岐阜でやっています。スタッフとして、試合以外の時は大体いますね。談笑したりダーツをしたり何でもアリです。でも売りは「がっつりダーツを投げられること」です。けっこう、ダーツ!っていう感じのお店です。

 

Q:数年前からパーフェクトやD-クラウン、今回のジャパンなどがある中で、ダーツプロというものが定着しつつありますが、自分がプロプレイヤーであることについて、どう思いますか?
A:もちろん僕はプロとしてそれを仕事としているんですけど、本当に自分が今でもダーツを好きで投げているという部分が多いですから、一人でも練習します。自分が「面白いな」と思った試合はけっこう出ていきたいタイプなので、自分にとってのプロ意識というのは、ダーツを生業として生計を立てるというよりは、ダーツで試合に出る、魅せる、試合に勝つ、勝負ごとの世界だと思っています。そして結果を出せることによって「生計を立てる」という認識ですね。賞金に固執するよりは、やっぱり僕は勝負ごとだと思います。単純に勝つか負けるかの勝負、ですね。

Q:尊敬しているプレイヤーはいますか?
A:そうですね…やっぱりダーツを始めた頃から映像で見ていたフィル・テイラーですね。


Q:フィル・テイラー氏はこの前のプレミアリーグで「アベレージ120」をたたき出していましたね。
A:ハードで120?…信じられない、尊敬しますね(笑)。

 

Q:勝見さんにとって、ダーツの魅力とはなんですか?
A:いろんな人と繫がれることだと思いますね。色々な地方にダーツで行くことが多いんですけど、ダーツじゃなかったら、行ってすぐ話すきっかけなんてなかなかないですし、すぐ人と仲良くなれるのはすごいダーツの魅力だと思います。あと勝負が白黒はっきり着くところですかね(笑)。

 

Q:今年はプロ団体が3つも現れた訳ですが、プロプレイヤーから見ていかがですか?
A:すごく良いことだと思います。僕は本当に「プレイヤー」という感じで、ダーツの実業家というよりはダーツを投げる選手という意識なので、自分たちが活躍できる裾野が広がったかな、という認識です。色々ご意見もあるかと思いますが(笑)、僕はシンプルに「増えたから良いんじゃない?」っていう感じですね(笑)。

 

Q:ダーツ以外に趣味はありますか?
A:…その質問をよく受けるんですけど、難しいですね。正直な話、あまり時間がないです。しいていうなら犬と子供と遊ぶことくらいですかね。かわいがっているので(笑)。毎日夕方から、遅い時は朝までずっとダーツですね。

 

Q:今後の目標、夢などはありますか?
A:段階があるんですけど、ソフトの方では明日(3月11日)から始まるジャパンで優勝したいですね。もう一つは、去年ワールドの最後で負けて…いいとこまで行ったんですが悔しい思いをしたので、「来年こそは」という気持ちで挑みたいですね。ハードの方はもうPDCへ行きたい!(笑)。

 

Q:読者の方にメッセージをお願いします。
A:これからも、ダーツを愛してください。僕は、ダーツへの愛は誰よりも深いつもりです。だからみなさんも、ダーツを愛してください。…恥ずかしいっ!。

 

ダーツ テクニック

Q:グリップになにか特別なこだわりなどはありますか?
A:僕は4フィンガーなんですけど、親指と人差し指がちょっと深めですね。親指の腹で持って人差し指でダーツを挟み込むようにフォールドするような形で、あとの2本は添えるだけ、というイメージです。僕はダーツのグリップがちょっと変わっているというか、セットアップした時点でダーツがななめを向いているんですね。左向きに角度がついています。よく「なんで手首をこうしてるんですか?」って聞かれるんですけど、グリップを作ってセットアップする時に先がちょっと左を向いているんです。それは決して意識してやっている訳ではなくて、本当は真っ直ぐ向きたいんですけど、実は手首が硬くて真っ直ぐ向かないんですよ(笑)。ちょっとビハインドというか、まぁそういうものが自分の中にあるかなと思うんですけど、その辺はテイクバックした時からリアを出すときに解消すればいいかな、という感じなので、グリップについては少し変わっていると言われるかもしれませんね。

 

Q:セットアップする時に気を付けていることはありますか?
A:セットアップする時はあまりターゲットを狙い過ぎずに、リラックスすることに重点を置いています。


Q:ボードに対してはどうですか?
A:真ん中に立つ方ですね。

 

Q:人によって違うとは思いますが、例えば20のトリプルに2本入って3本目を投げる時など、狭くなった時に「動く人」と「動かない人」がいますが、勝見さんはどちらですか?
A:よっぽど気になれば動くかもしれませんが、あまり動かない方ですね。ただ、20に重なってくるとすぐ19に投げたりします。今はブルがセパレートなので。削りは20が一番練習してきているんですけど、ヒット率は19でも全然大丈夫なので、けっこうすぐ19に投げます。その辺は僕の特徴かもしれません。

 

Q:スタンスはどうですか?
A:僕のダーツはスタンスから作っていくんです。教えたりする時や自分自身もそうですが、ダーツを下から作っていきます。最初にボードを見ると、どうしても腕を最初に上げて構えたくなるんです。でも「大きな部分」からが重要なんです。繊細な指先の部分は一番最後に持ってきて、でもあまり繊細になり過ぎずにと思っています。まず大きな部分からスタンスを決めて…とやっているので、いつも同じ動きをしていると言われますね。目で見て確認して、足をなんかクニュクニュして(笑)。それが自分の中でのルーティーンみたいです。足を決めて腰を決めて、肩と肘を入れてからのダーツのグリップですね。一投目は特にそうだと思います。逆に言えば特に右足から入る、という事を大事にしています。

 

Q:肩についてはなにか特別なことはありますか?
A:肩は開かないようにすることが一番だと思っています。疲れてくると特に肩が開いたり肘が開いたり、いわゆるオープンの形に近くなって、そうすると僕の場合はダーツがターゲットに入る時のずれになってきてしまうので、使っている側の肩甲骨の裏側までが一直線になるようなイメージで投げます。完全に一直線になっているわけではないと思うんですが、それに近くなるように「一本線が入る」ようなイメージですね。

 

Q:肘は高い方ですか?低い方ですか?
A:肘は高い方だと思います。自分が構えて一番リラックス出来る位置がそこだったので。前はもっと高い位置だったんですけど、今はすこし落としました。イップスになる前はすごく高かったんですけど、今はその時に比べて少し落ちましたね。それでも他の人に比べたら高い方だと思います。イップスを直す過程でそのフォームに固まったんですね。
 僕は肘を跳ね上げて使うタイプなので、前よりも肘を中心として投げるために少し落ちたんじゃないかなと思います。肘を支点にしてダーツを投げている感じですね。


Q:テイクバックについては、なにかありますか?
A:言葉のニュアンスで伝わるかどうかは難しいですが、僕はさっき言ったように、肘を支点にして跳ね上げているので、テイクバックは目の方に向かって引くというよりは、肘を支点にアームのように倒すというイメージを大切にしています。引く方だと、僕は色々な方向に引けてしまってどうしても難しいので、「肘を中心に」倒せば、ずれを少なく出来ます。

 

Q:勝見さんは効き目が左ということですが、テイクバックの時になにか工夫などはありますか?
A:僕も構える時に多少傾いていると思うんですが、目のことはあまり気にしてないですね。目を気にし出すとちょっと難しいかなと思ったので。効き目は左なんですけど、両方で見ていて左の方がその割合が高い、という感じだと思うので、一応「効き目は?」と聞かれれば「左」と答えますが、左目ひとつで見るような時にはそれはまた違った投げ方になると思うので、目のことはあまり気にしてないですね。逆に、気にするポイントを少なくした方がダーツが安定するんじゃないかと思います。

 

Q:フォロースルーについては、いかがですか?
A:ダーツを投げ終わった後の残像なので、直接フォロースルーだけをどうこうしようっていうのはないんですけど、しっかりとしたスローをすれば結果としてフォロースルーが綺麗な形に残るかなと考えています。


Q:リズムについてはどうですか?
A:けっこう大事にしている方だと思います。僕はあまり途中で止まらないタイプだと思うので、リズムよく3本投げることが安定にもつながると思います。すごく気を付けていることがあって、「雑に投げる」ということと「リズムよく投げる」ということは、スピードが速いこともあってすごく近いんですが、僕の中では全然違うと認識しています。出来るだけリズムよく投げるように、要は「リズムよく投げるために雑にならないように」と、逆に気を付けています。これも言葉のニュアンスで、伝わるかどうか難しいですけどね。伝わってほしいと思います。

 

Q:よく、プロダーツプレイヤーの中で「飛び」や「回転」の話になりますが、それについてなにかありますか?
A:僕は他のプレイヤーの方に比べて、飛びはあまりよくないと思うんですね。「自分の中の課題」の話をしたと思うんですけど、その課題に取り組むことで自分の中で飛びが少しだけよくなったと思います。なので、僕は「飛び」だけをよくしようという考え方はあまりないですね。
 これはプレイヤーによって色々な考え方があると思うので、当てはまらない方も勿論多いと思うんですけど、僕は現実主義なところがあるので、「入る投げ方」というか、結果が全てと思っています。逆に僕の今のダーツに対するアプローチは、入れに集中してくことで飛びなどが自然に綺麗になっていくんじゃないかと考えています。その中でフォームも多少変わっていくと思うし、「より入る投げ方」を追求していけばいいんじゃないかと思っているので、ちょっと他のプレイヤーの方とはアプローチの仕方が違うかもしれませんね。
 回転についても、意識的に回転をかけようというのはないです。ダーツをリリースする時に多少、親指側が残った方が調子がいいんですけど、そこまでシビアには見ていないです。親指側の残る感じも、完全に制御できてはいません。

 

Q:多くのプレイヤーの方々がダーツは技術よりも精神論じゃないか、と言われますが、それについてはどう思いますか?
A:そうですね、すごくメンタルに左右されるものだと思います。なので、色々と試合などで経験を積んだりすることで、心の方の経験値も溜まっていくと思うので、けっこうそれは大事にしていますね。ただこの舞台で投げる、というよりは自分がその舞台を大事にしていればしているほど、緊張もすると思うんですね。なので、その緊張感を大事にしたいですね。緊張してるなぁ、と思ったら「あぁ、俺この試合やっぱり気合入ってんな」と思いますね、逆に。

 

Q:試合中にお酒は飲まれるんですか?
A:はい、飲みます。そこそこ飲みますかね。試合中は大体お酒です。あるとやっぱり緊張がほぐれるというか、自分のペースで淡々と、という感じです。あんまりドカーンとは飲まないですけど(笑)。

 

Q:技術的になにか特別にこだわっているポイントなどはありますか?
A:ダーツの技術的には、けっこう「鈍感になること」を重要視していますね。気にするのは、さっきフォームのところで言ったように、スタンスから入ったり肘だったり肩だったりと、大きいパーツのところばかりをずっと練習していたんですけど、最近やっとリリースするのをちょっとだけ、去年の「課題が見つかった」というところからやり始めて、そのリリースも僕の中では「突き詰めすぎない」方がいいかなと思っています。けっこうその「鈍感力」が大事かなと(笑)。そう自分では思っています。

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