Special Person Interview

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SOFT DARTS 上達法 No.7 vol.88 2017年11月 「私が語るダーツの秘密」 鈴木 徹

グリップについて

「今でも固定出来ていない、安定しなくて」

まずグリップについてですが、ダーツを始めた頃と今では変化はありましたか?
 初めて投げた時は誰からも何も教わらなかったので、自然に持ったままフォーフィンガーでした。その後村松選手のDVDを見ていいなと思って、村松選手はスリーフィンガーだと思うんですけど、僕は思いきってツーフィンガーに変えました。
 極端に変えたのはその時だけで、4本から2本で投げる練習をたくさんしました。でも2本だと安定感がバラつくことが分ったので自分なりに試行錯誤して、今は基本的には2本ですが、触ってる部分は3本か4本です。

 

その時はだいぶ練習しましたか?
 2本に変えた時は違和感もありましたが、良いと信じて投げ続けました。それでレーティングも上がったので、あの時は良かったと思っています。
 実は今でもグリップは固定出来ていないんです。2本でやってみたけど安定しなくて、そのうち3本になり4本になりというように、今でも試行錯誤を繰り返しています。もうレーティングを気にしなくはなりましたが、グリップは本当に難しいと思います。

 

夏と冬の湿度の違いなどでグリップを変えるプレイヤーもいますが、鈴木選手はいかがでしょうか?
 夏と冬で変えたりはしてないです。僕の場合はどちらかというと指が湿っているよりは乾いていて、すっぽ抜ける様な感じの方が好きですね。


抜け易いということですか。
 そうです。しっとりと持って行くよりは、スポッと振りで離れて行く感じが好きなので、手汗をかいた時でもなるべく手を拭いて乾かして投げるようにしています。夏でも冬でも湿っていると長く持ち過ぎちゃうんですよね。

 

他のプレイヤーのグリップを見て研究したりはしますか?
 します。PERFECTでも他の選手の空投げは見ちゃいますね。特に自分に近い選手のはよく見ます。
 僕は軽く投げる方がいいと思っているので、軽く投げている選手がいるとグリップも含めてつい見てしまいます。

 

立ち方

「最近は右に立つように」

次は立ち方ですが、スローラインには左右どちら側に立ちますか?
 以前はかかとをブルに合わせるくらい真ん中に立とうとしていたんですが、最近は右側に立つ様になりました。右利きで投げるとどうしても左に逸れてしまうので、右側に立つ方が楽に振れるんです。
 でも毎回「絶対ここに立つ」とは決めてないですね。目で見てなんとなく合ってるかなという程度ですが、以前よりは右寄りになったと思います。

 

一本ずつ移動しながら投げる選手とずっと同じ位置で投げる選手といますが、鈴木選手はどちらのタイプですか?
 一本目の立ち位置で気持ちよく投げられたらそのまま投げます。逆に、今のはなんか違和感があったなと感じたら、少しズレて投げたりしますね。

 

右足と左足の力の配分はいかがですか?
 僕の場合は9.9対0.1くらいの割合で右足に体重を乗せてます。左足は軽く触れてる程度です。もう少しゆったり構えようと練習するんですけど、どうしても前のめりになった方が楽に投げられるんですよね。

 

そうすると長い試合をこなしている間に右足が疲れてきませんか?
 確かにしんどいですけど、ずっと練習でそうやってきたのでもう慣れてますね。

 

肘について

「振りダーツ」

肘の位置はいかがですか?
 肘はあまり意識していないですね。20だったら上に向いているかも知れないし19だったら下、ブルだったら真ん中と、肘の位置も変化していると思います。ダーツに目線を合わせているので、矢に合わせて肘はそのまま自然にしています。

 

肘を壊す選手が多いですが、そういうご経験はありますか?
 以前は肘を上げて投げるタイプだったので、そのせいで痛めたことがあります。僕の場合は目線で構えると肘が肩より下に来るので、そのまま投げると肘が上がって負担がかかってしまうんです。
 これはPDCの選手の投げ方を見て納得したのですが、なるべく手を真っ直ぐ伸ばす様にすれば、肘の上下運動が減って負担が軽減されることに気が付いたんです。それから肘を固定して振って投げる練習をしました。いわゆる『振りダーツ』ですよね。今年からそれをを意識するようになりました。

 

テイクバックとフォロースルー

「テイクバックは力まない」

テイクバックとフォロースルーについてはいかがでしょうか?
 フォロースルーをきれいにしたいと思ってるんですが全然出来ないので(笑)、どちらかというとテイクバック重視になっています。力む時はテイクバックで力が入ってしまうので、なるべく「軽く、軽く」と意識しています。軽くテイクバック出来る最下点まで下がって、そこから振る力で飛ばす方が気持ちいいですね。テイクバックが硬くなると矢に上手く力が伝えられないんです。

 

テイクバックの最終点は決めていますか?
 自然と手が下がる位置までと決めています。

 

顔には当たってないですね。
 僕は顔には当てないです。

 

テイクバックでは力は入れないんですね。
 はい。今でもたまにあるんですけど、テイクバックで硬い時というのは手首からガチガチに硬くなってるんです。そうすると「あ、今力んだ」とすぐ分るので、三投のうちで修正するようにしています。フォロースルーでは多少力んでもいいかなと思っています。

 

リズム

「一本一本のリズム」

リズムについてはいかがでしょうか?
 リズム良く投げたいんですけど、納得のいく構えになるまで直しちゃうタイプなので難しいですね。力まないでリズム良く投げられる時もあるんですが、リズムを意識し過ぎて逆に硬くなる時があるんです。グリップから手首から「今力が入ってないよな」と自分で確認しちゃうタイプなので、リズムは一定じゃないと思います。
 でも自分が納得のいくダーツを投げたいので、それはそれでいいと思ってます。すごく調子良いリズムで投げられる時もありますが、そうじゃない時にリズムを優先させて後悔したくないんです。

 

三本のリズムよりも一本のリズムということでしょうか。
 自分はこう投げたいんだということを、一本一本確認しながら投げてしまうんです。僕に限ってかもしれませんが、リズムを重視するとグリップがおろそかになってしまうことがあるんです。テンポは良くないですが、一本一本矢を感じられるまで持ち直すのが僕のリズムなんです。

 

ダーツの飛び

「再現性が重要」

ダーツの飛びは意識していますか?
 飛びは気にしてますね。人のも気になります(笑)。理想はきれいな弧を描く飛びなのですが、試合の時はそこまで考えられないですね。一本入ったら次も同じ様にと再現性を意識しているので、同じ様に出来る時が一番ゾーンに入っている時かもしれないです。

 

練習方法

「なるべく対戦する」

練習方法を教えてください。
 一人で投げる時はカウントアップとクリカンが多いです。カウントアップでは納得いく飛びと投げ方が出来るまで、クリカンではほぼセブンマークが出るまで投げ続けます。どこを狙っても入る様な投げ方を意識する時はクリカンですね。
 今は出来るだけ対戦したいので、ダーツバーではなるべく誰かと対戦します。対戦の中でいかに普段と同じことができるか、しっかり集中できているかを確認するようにしています。

 

クリカンというのはクリケットカウントアップですね。
 はい。20から15ブルまで投げて何点取れるかを練習します。でも最近はそこまでやる時間があまりないので、ちょっとアップしたら誰かと対戦して練習しています。

 

スピリット

「がむしゃらに投げる」

ではスピリットについてはいかがでしょうか?
 練習が充分じゃない時はやっぱりメンタルも弱くなってしまうので、そうならないために普段からめちゃくちゃ投げたいんです。「これだけ練習してきたんだから」という気持ちが自信につながるので、とにかく練習してメンタルを強く保てる様に意識しています。
 あとは気合いと根性ですね。実際に試合になれば「負けたくない」という一心でやるしかないですから。状態の良い時は気合いもいい感じで入ってますが、そうじゃない時は気合いだけ空回りしてますね(笑)。
 今はランキング2位だなんだと言われることがあるんですけど、僕自身は斜に構えるのではなく、ひたすらがむしゃらに投げたいんです。「勝ちたい、入れたい」ということだけ考えていたいですね。

 

ダーツの魅力

「勝った時の喜び」

改めてダーツの魅力は何でしょうか?
 僕はダーツを初めて7年目になりますが、勝てないから悔しくてここまで続けているんだと思います。世界チャンピオンになるまでは悔しい思いが続くので、ずっと投げ続けていられるんじゃないかと思うんですけどね(笑)。
 負けることが悔しい分勝った時の喜びがハンパないので、それが魅力だと思います。

 

今年の急速な進化は?

「試合数が増えたこと」

PERFECTに参戦したのはいつからですか?
 6年前からです。途中で2年間JAPANにいましたが、ダーツを始めて1年半してプロを取ってからはずっとプロを続けています。

 

鈴木選手はここ2年くらいで急速に頭角を現してこられましたが、技術面や精神面で大きく変わったことがあったのでしょうか?
 自分自身では特に感じてないんです。でも試合数が増えたことによって、負けた悔しさを次の試合にぶつけることがほぼ毎週できるので、それは良かったと思います。
 例えば試合で上手く出来なかったことがあれば、「今度はこうしてみよう」「こういう時はああしてみよう」と、すぐ次の試合で調整できるのは理想的です。逆に試合と試合の間が空いてしまうと、モチベーション的にも落ちてしまうことがあると思うんです。試合が毎週あると感覚やモチベーションを保ったまま戦い続けられるので、僕の場合はそれが合っているのかもしれないですね。

 

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