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イップス論、五十嵐 信一,ASUKA DARTS

No.23 2016年5月 「イップスの原因はメンタルではなく身体の使い方」

資格認定ビジネスの闇
 全然関係のない話になるかもしれませんが、世の中は「資格認定ビジネス」で溢れかえっています。
 全てではないと思いますが、テレビに出たというだけで挙ってビジネスチャンスを謳い、末端である本当に困った方への発信ではなく、それを広げる協力者向けのコンテンツに成り下がっている傾向があると思います。
 スポーツトレーナー、メンタルトレーナー等を資格認定し仲間を増やし、「多数」という正しさを手に入れていくのです。
 私もイップス論の普及を考え、一人でも多くの賛同者を得ようと資格認定制度を考えましたが、教材の整理・学習内容・授業時間等考え出したらこれは非常に難しく、正直誰にでも出来る事ではないと思いました(笑)。
 当分一人でコツコツと運動の不整合であるイップス症状と向き合い「イップスの原因はメンタルではない」という事をお伝えできればと思っております。
 しかし確実に賛同者も増えており、野球界・ゴルフ界への足掛かりが整いつつあるので、来年には驚くような事が起こっているかも知れません。
 是非ご期待頂ければと思っております。

 

イップスとは自分自身で制御できない全ての事象
 イップスの原因がメンタルではないという理由は沢山あります。その一つにイップスとは何なのか?という曖昧さです。ダーツは残念ながらマイナースポーツです。イップスというと先ず真っ先にゴルフ・野球そしてテニス・卓球と出てくるのが一般的と思います。それ以外のスポーツにもイップス症状は問題になっており、弓道やアーチェリー・バスケットボール・ビリヤードなど、私の理論上「指で道具を扱うスポーツ・動作」にはイップス症状が強く出る可能性があり、更に言えば「身体」を使う動作には全てつきものと言っても過言ではないのです!
 メンタルトレーナーさんはイップス症状をメンタルケアで直すと言います。場合によっては催眠療法によって直すという方もいらっしゃいます。残念ながら、それら方法を全て試し改善しなかった方が私のところに来られるのです。
 ちなみに野球の送球イップスやテニスのフォアハンドイップスは、見た目が軽度で一見イップス症状だとわかりません。最近では去年まで現役プロ野球選手だったジャイアンツの井端選手や現役メジャーリーガーのイチロー選手までもが自身のイップスを告白しています。驚くべきことはイップスだった事を隠しながらレギュラーとしてプレーしていた事だと思います。
 そうです、個人戦ではなく団体戦において自分の代わりは沢山います。故にイップスはおろかケガすら隠すのがプロ選手です。それは一度奪われたレギュラーの座を奪い返し、信用を取り戻すには莫大な労力が必要だという認識を、痛いほど分かっているからだと思います。

 

ダーツイップスが一番顕著に現れます
 しかし逆に言えば野球の送球イップスは誤魔化しがきくという事です。もちろん大変なイップス症状がある事も報告されていますが、非常に症例も少なく専門のトレーナーさんに聞いてもあまり馴染みがないようです。
 このように誤魔化しがきく軽度のイップス症状はもしかしたらメンタルトレーニングで直す(偶然にも)ことは出来るかもしれません。
 ちなみに「コントロールを気にせず思いっきり投げたら上手くいった」といういかにもメンタリティーによって改善したかのような事例に関しても「思いっきり投げた」という手法だと思います。

 

イップスの原因はメンタルではない
 私がイップス症状の原因はメンタルではないと言えたのは紛れもなくダーツのおかげです。ダーツ競技はイップス症状の宝庫です。
 間違いなくイップス業界?では一番の症例を見させて頂いたと自負しております。他競技のトレーナーさんにダーツ競技のイップス症状をお見せすると絶句されます。この絶句されるイップス症状をもし催眠療法で直す事が出来たら、イップスの原因はメンタルだと認めざるを得ませんが、多分このような症状があるという事を残念ながらご存知ないのだと思います。

 私もかつてイップスとは?に誤認識をしていました。ダーツ運動であれば所謂「腕が出ない」「腕が固まってしまう」ものだけをイップスだと認識していた時期があったのです。そうしましたら、指が全く利かずポロポロ落としてしまい一投も投げられない方、セットアップの段階で構える事が出来ず腕が上下左右と勝手に動いてしまう方など、信じられない光景の連続で天狗の鼻が折れたのは一度や二度ではありません。その度に解剖学書と睨めっこになり何冊も何冊も読み漁ったのです。

 

イップスとは本来自分自身を助ける機能
 ちなみに私が定義するイップス症状とは「自分自身で制御できない、もしくは自分自身で制御していない」全ての身体事象を指します。
 例えばくしゃみやあくび、もう少し言うと何気なくビクッとすることは日常よくありませんか?自分自身ではやろうとしていないのにやってしまう「不随意」の状況全てがイップスと言っても過言では無いのです。学術的に言うと「反射」とも言うと思います。身体機能である身体を危険から守る反射機能は正にイップスです。ちなみに人間の身体は当然ですがダーツをやる為に作られていません。もちろんゴルフや野球をやる為にも作られていません。
 何のために作られているのかはまたの機会にしますが、人間の「目的」は矢やボールを投げる為に機能されているわけではないのです。要は何某かの「姿勢」が危険を察知し対応する機能を発動してしまい、そのスポーツまたは運動に制限を与えてしまう状況になってしまうのです。

 

イップスになる動作は特定されている
 もしイップスの原因がメンタルだとしたら、何故テニスはフォアハンド側にだけ強くイップス症状が現れるのでしょうか?もしイップスの原因がメンタルだとしたら、何故ゴルフパッティングのイップス症状が長尺パターを用いたアンカーリンク打法(2016年度ツアーから禁止)もしくは左右の手を逆手にする事で改善するのでしょうか?
 人間はロボットと同じ「構造物」です。もしダーツロボットなるものが設計され世に生まれたとして、そのダーツロボットの腕が突然動かなくなった場合何にその原因を求めるでしょうか?メンタルでしょうか?もちろん不遇を考える場合もあると思います。しかし機械の故障の場合はメンタルが改善したとしても直りようがないのです。
 原因は配線の断線、もしくは過度の衝撃を受けた事によりCPUやパーツが壊れたとか、はたまた電源が入っていなかったとか、あくまでも物理的に説明が出来る原因により腕が動かなくなったはずです。そうです、人間もロボットと同じく不具合に対し原因が説明できるのです。人間を構成する部品(骨・筋肉・神経その他)は特定され、その部品のもたらす機能や特徴は教科書にしっかり書いてあります。
 私は何も発見していません。粛々と一般的な専門書を読んだだけです。そこに書いてある事をお伝えしているだけなので、正直反論の余地を与えないと思います(笑)。

 

運動技術論は主観で作られてしまう
 世の中には「なんとなく」という空気で満たされています。スポーツ界の技術論はこの「なんとなく」で出来上がっていると言っても過言ではありません。「何故」そうなるのか?を問い答えられないものは最早無視した方がいいと思います。しかし手っ取り早くそして楽に物事を掴もうとするならば、きっとスポーツビジネス商法にひっかかっていくのだと思います…
 私は自身のレクチャーを受講頂いた方にレベルアップを要求します。私のレクチャーを受講して即改善されないのであれば、私の説得力が無いか、受講頂いた方の理解力が無いか、私が嘘をついているかの三つしかありません。
 何度でも言います。「イップスの原因はメンタルではなく身体の使い方」です。難しい話かもしれませんが、解剖学の簡単な原理によってイップス症状は起こります。
 故にどの手法がイップス症状を助長し、いかに必要のない技術論だったのかを理解し、新たな手法もしくはイップス症状以前の手法に戻す事によって改善していきます!
 イップスは直るのです!

ASUKA DARTS(アスカダーツ) よろしくお願いいたします

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