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イップス論、五十嵐 信一,ASUKA DARTS

No.26 2016年11月 心臓は勝手に動いている

競技人口を増やすには?
 日本国内で一番競技人口が多いスポーツは「ウォーキング」で推定2000万人の方が健康推進を目的に楽しんでいます。次にボウリングで推定900万人、水泳・ゴルフ・バドミントンと続きサッカー・野球は全体ランキング7位8位推定700万人程度となります。他ソースで見ると、場合によってはマラソンや登山なども上位になり競技人口は1000万人程度となるそうです。
 ダーツ人口はどうでしょうか?ソフトダーツマシンメーカーが数年前に発表していた数字が、登録会員数20万人を超え今現在の動向は不明となり、どんなに多くてもダーツ競技人口はソフト・ハード併せても50万人はいないだろうと個人的に推察いたします。

 スポーツコンテンツとしてメジャースポーツにする事を願う方は少なくないと思います。その中でプロスポーツとしての在り方が注目されることが多く、プロ選手の「プロとして」の佇まいや考え方が、メジャースポーツに押し上げる上で重要と考える方が多くいると思いますが、実際はどうなのでしょうか?
 野球やサッカー、ウォーキングやボウリングはどのようにして競技人口を増やしていったのでしょうか?

 

ライトな考え方でなければ競技人口は増えない
 私は正直言ってプロスポーツ選手の競技人口増減の影響はそんなに多くないと考えます。今までも各スポーツ選手・団体が不祥事を起こし、歴史を掘り返せば嫌と言うほど悪い事が出てきます。最近でもそうですが、プロスポーツ選手の逮捕やオリンピック選手の不祥事が新聞紙面を賑わせ、失望感や残念な思いを沢山された方が多くいらっしゃったと思いますが、コンテンツとして人気は落ち競技人口は減ったのでしょうか?そしてよく聞く話で、メディアに取り上げられると競技人口が増えるのは本当でしょうか?確かに一時期は増えるかもしれません。しかし根強く沢山の方に愛される競技は自然と競技人口が増え、やって楽しい・観て楽しいという単純要素が必要なのだと思います。

 

競技者としてではなく人として
 あまりにも競技マナーにうるさく、玄人好みするようなコンテンツはそもそも競技人口が増えないと思います。マナーやルールは飽和期に必要なものであって、草創期に必要なものではないと思います。競技者のマナーが良かったから競技人口が増えたのではなく、競技人口が増えたからマナーが必要なのだと思います。そしてマナー等人格品格はその競技を行っているから備えるものではなく「人として」必要なのであって、その競技を普及したいというエゴや自分本位の為ではありません。如何なる場合でもその競技の為に「こうあるべき」という全体主義は正しくない可能性があるのです。あくまでも人として、一社会人として素行を改めて行きたいと思っております。

ダーツはやめる人が多い
 ダーツ競技人口を増やすべく各団体関係者の方が尽力している事は間違いありません。少なくともプロ競技者は増え、新規のプロ資格者は年々増える傾向にあると思います。その一方プロ資格保有のみで大会不参加、もしくは未更新の選手も多くいると思います。中々発表できないと思いますが、ようはプロ資格を返上される方、もしくはダーツ自体をやらなくなってしまう方が私の体感では少なく見積もっても5割以上いるように感じられます。
 ダーツ業界は下りのエスカレーターを上がっているようなもので、どうしても趣味であるにも関わらず「やめてしまう」プレイヤーさんを止められない現状があると思います。
 そのやめてしまう一因にイップス症状があると思います。ダーツ運動は自分自身の技術を安定させる事が非常に難しく、少しどころか別人になってしまいます。実際プロにまで上り詰め優勝という栄冠まで手に入れておきながら、そのパフォーマンスを維持できない選手が沢山いるのです。

 

技術論には賞味期限がある
 沢山の技術論があり、有効で功を奏する事があると思います。しかしその技術論には「賞味期限」があり、何故かその技術論がまったく通用しなくなってしまう経験を、多くのスポーツ競技者がしていると思います。私はよく「わかったはわかってない」と言います。
 ダーツ技術が向上する上で、何かを掴んだ気になる事が技術低下の始まりで、そして意味のない事だったりします。一番危ないのは、一度でも掴んだと思った技術論で上手く行って「しまう」事です。そうなるといつまでも拘り続け、既成(固定)概念になり、柔軟な考え方が出来なくなってしまいます。
 ダーツ運動技術構築の基礎的な考え方で「同じ」事を繰り返そうと考える事が、実は一番間違えていると思います。例えば「同じ」ところに三本のダーツを到達させるためには「同じ」フォームで投げる事が大事と考えると思いますが、この考え方が間違っているのです。超一流選手はいつも同じフォームで投げているでしょうか?答えは否です。


同じフォーム=同じ結果にはならない
 身体には出来る事出来ない事がはっきりしています。そして出来る時・出来ない時、出来る状況・出来ない状況があり、いくら練習で出来ても本番では出来ない、昨日まで出来た事が今日は出来ない、場合によってはさっきまで出来た事が今は出来ないといった事が茶飯事に起こるのです。
 どうして出来る時と出来ない時があるのか?それはフォームが変わらなくても『身体の中身が変わってしまう』からです。
 身体は筋肉をまとっています。この筋肉の長さや質が変わってしまってはいくら同じことを繰り返そうとしても無駄な結果に終わってしまうのです。
 もちろん技術論として筋肉の状態を「同じ」にする考え方も間違ってはいないと思いますが、それよりも変わってしまう変化を許容し、変化に対応するフォームを模索した方が技術的に良いと思っています。


二足歩行は人間の機能
 身体は「勝手」に動きます。実は自分自身の身体を自分自身でコントロールする事が中々出来ません。その中でも意外なのが立位、ようは「立つ」という動作は自分ではコントロールする事が難しいのです。人間の構造物としての体軸はかかと側に「しか」ありません。
 例えば空き缶を足で押し潰そうとした時、つま先側で潰す事は想像できますか?どうしてかかと側にしかないのか解剖学で十分な説明が出来るのです。姿勢に応じてつま先側に体重が乗る事は当然あります。それはあくまでも物理であり、あからさまに分かる事であって考える必要のない事、もしくは「自分の意思が通じない」運動なのです。
 まさか立位や歩くという行為が自分自身の意思だけで行っている動作ではないと不思議に思うかもしれませんが、例えば電車に座って乗車している時に、隣の人がもたれ掛ってくる事があると思いますが、眠くなると「姿勢制御」の「能力」は低下するのです。ちなみにお酒を飲んでも姿勢制御の能力は低下し、いわゆる千鳥足の状態になります。
 
心臓は勝手に動いている
 人間はロボットと同じ「構造物」です。どうして動くのか当然説明できます。逆にどうして動かないのかも説明できます。イップス症状の原因はメンタルや脳などと言われる事がありますが、もしそうだったとしても残念ながら答え合わせが出来ません。
 そんな解明の出来ない分野でイップス症状を考えずとも、身体の構造を考えれば答えは簡単に出ます。むしろ身体は自分自身だけでコントロールしているわけではありません。心臓は動いています。しかし自分の意思は通じず「勝手」に動いています。
 このように身体には沢山の機能があり意思とは別で働いているのです。イップスの原因はメンタルではありません。

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