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No.10 2014年9月 世界チャンピオンとトライした富士山登頂!

 テニスの錦織選手が世界4代大会で世界チャンピオンに後一歩までの素晴らしい活躍でしたが、なんのスポーツでも世界一になる人とはただならぬ努力とセンスと環境、そして運も備えていると思います。今回私はPDCのレディーストーナメントでその世界一の座を勝ち取ったステイシーというアメリカの友人と共に10日間くらいの時間を過ごせることになりました。世界チャンピオンになる人とは一体どんな人物か、とても興味がありましたが、彼女はとても面白くてカリスマ性を感じます。そしてダーツがすごく好きなのが分かりました。やはり世界チャンピオンになる為には相当な練習が必要でしょうから、まず好きでなくては続かないのでしょう。

 彼女はダーツとは別に現在ガンとも戦っています。ここ数年で何度かの再発を繰り返してしまいましたが担当のお医者さんと相談しながら今回のJAPAN OPENを含む日本ツアーを実現することができました。
 そもそもステイシーには私たちL-styleはすごく大きな借りがあります。それはアメリカでのL-style市場拡大で苦戦していた時期のこと、ステイシーが嬉しい事を言ってくれました「私は30年間セッティングを変えたことがなかったけどこれは良いから変える!」。このような事を世界チャンピオンがフェイスブック等を使ってアメリカ中に伝えてくれたのです。ここから他の選手も一丸となりアメリカ成功のきっかけとなりました。そんな彼女がガンと闘っているのを知ってメンタルの面も考え日本に招待したいと考えたのです。

 ステイシーは喜んでくれましたが何処へ行きたいと事前に質問したら京都、東京観光…と富士山…え?富士山?それは無理です!ときっぱり断ったのですが本人どうしてもとの事。  それでも無理ですといったのですが何やらダイエットもするし、ウォーキング練習にプールも頑張ると言われ、その熱意に負け旅の行程に入れました。まあ闘病するためにもなにか目標があるのは体にいいことだと思ってダメもとでOKしたのですが、ステイシーはそれから日々のトレーニングを定期的に連絡してくるようになりました。これはやる気だ…。
 それはこちらにもプレッシャーになりました。逆にもしステイシーより先に自分がギブアップしてしまったらどうしよう。世界チャンピオン経験者なので体づくりはきっちり調整してくるのでは…。
 これに関しては空港に迎えに行った瞬間に安心しました。20キロダイエットしようと思ったら5キロしか減らなかった…。うん、見た目じゃ分からない。しかしとても元気そうな顔にほっとしました。逆にすごくダイエットしてたら心配だったかもしれません。

 私は12年程前、このL-styleの会社を作った時に成功祈願で一度富士山頂に登っています。12年前は27歳で体重も今より10キロ近く軽くて体力には自信がありました。それでもしんどかったのを覚えています。
 若かったので軽い気持ちで半袖ジーパン、コンバースの靴みたいな感じで行ってしまい頂上の3度の気温に耐え切れず途中でお土産用トレーナー2枚と上下のかっぱ2枚の計4枚を購入して重ね着しました。そして雨の中登りきった富士山の頂上は雲の中で視界がほとんどなかったのを忘れません。
 今回のチームステイシーもこんな天気だったら可愛そうだなーと思って良い天気であることを真剣に願いました。登山の日程的にも帰国3日前から前日までの一泊二日予定なので悪天候の場合ずらすことが出来ません。チームの誰もがドキドキだったと思います。
 しかし今回のチームには神様がありえないくらい味方してくれたのです。結果から言えば登山開始から降りるまで一度も雲に巻き込まれないくらいの快晴、休憩所や宿の人たちもここまでの天気は珍しいと言っていました。しかも夜は流星群が流れる日で、はっきり見えるおまけ付き。世界チャンピオンとチームの運は最高でした。

 チーム編成はL-styleのアメリカから6人と大内麻由美ちゃんを含む日本人4人の計10名で結構な人数です。元々富士山を目標にすることが体に良い事であり頂上までは現実的ではないと考えていましたが、ステイシーは根性で登って行きました。
 6合目まででも病気の体で登るのはホントに大変なのですがまずはそこまで成功!さらに進むことにしました。しかし7号目までは今まで以上に険しい道のりで私も正直高山病も発症しましたし苦しかったです。ステイシーは大分無理していたのと抗がん剤で足の感覚がないのを途中で知りました。ですので7合目までは無理だと判断し下山を勧めましたが聞きません。そしてまさかの7合目まで到着したのです。
 そしてそこで皆で会議!この先はさらに険しくなるしこの間に一度転んでヒヤッとした時もあったので流石にこれ以上は行きたいだろうけど怪我しては元もこもないので絶対ダメというのを言わざるをえませんでした。これを言うのがどんだけ辛いか。
 ステイシーは私の真剣な表情に涙ながらに断念してくれましたがそこでまさかの一言、「じんたは私の代わりに頂上まで行ってくれ!」…全然無理です、すでに高山病になってるし。

 しかしそれは言えませんでした。ステイシーを安全に下山させるチーム4人と麻由美を含む登頂トライ組6人に別れ再度スタート。これで頂上まで行けなければステイシーの病気が治らない気がして自分に選択肢がなくなりました。頭は一歩進むごとに偏頭痛のような激痛、しかも上に行くたびに酷くなります。気が遠くなる程長く感じましたが気合だけで山頂へたどり着きました。しかも麻由美含め6人ともです。そこで見た日の出は12年前に見られなかった富士山頂での光でした。チームステイシーの一員としてこの光を見れた感動は言葉にできません。頂上の神社でステイシーのガン完治の祈願をすることもできました。

 ステイシー本人はラッキー7の7号目で朝日を見ましたがチームステイシーとしては登頂成功ということになったと思います。麻由美も下山後のパーフェクトで初優勝!富士山はほんとに力のある山だと思うし、12年前見た視界のない日本のテッペンも世界と登ったテッペンが晴天だったのも、なんか意味がある気がしました。

 そして後から分かったことですが、最終日の食事の時にステイシーにもらったシルバーのブレスレットにこんなことが英語ですが刻印されていました「芹澤甚太、富士山登頂成功」。
 そうです。ステイシーは最初からこれを作ってきていたので、じんただけは頂上に行ってくれと言ったのです。
 世界チャンピオンとは根性も人格的にも凄い人のことでした。病気にも勝つでしょう。
 そして来年のJAPAN OPENに是非リベンジしに来てもらいたいですね。

L-style よろしくお願いいたします

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