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芹澤 甚太、l-style社長

No.19 2016年3月 世界で売れる商品を作る方法

 普段海外に行くことが多い私は読者の皆様からしたら「こいつ何時仕事しているのかな?」と思われていることでしょう。そこで今回は普段のメーカーとしての仕事に関してどういう活動をしているのかをお伝えしたいと思います。
 まずLーstyleは2015年度のダーツライブのトーナメントジャパンとザ・ワールドでどちらもフライト部門ランキング1位になることが出来ました。これは選手の皆様の努力によるものです。またパーフェクトにおいてもLーstyleプレミアムの浅田斉吾と大城明香利が年間ランキング1位をとってくれました。本当に心から感謝しています。
 こんな素晴らしい選手たちに使ってもらっている商品がどのようにできたか、興味ない方は今号を飛ばして読んでくださいませ。

 商品開発で一番大事なのはひらめきとセンスです。海外にいるとそのチャンスが沢山あります。選手と共にいろいろな国に行きますが、そこで見る景色や建物の形などはとても刺激を受けます。好みの色や形も国や地域によって全然違います。
 例えば、アメリカ等ではラメっていたりエナメル調の生地を使った商品を持っている人は同性愛者の方と勘違いされます。ユニホームを含め商品にラインストーンが入っていてもそうです。アジアでは逆にこれらは結構人気のラインナップですね。このように地域によって文化が違うのを知らないと怖いので研究するのが楽しいです。

 それでは商品が発売されるまでの一連の流れをご紹介します!

1、面白い企画や商品を考える
 これは街を歩いている時や寝る前などつねに考えています。ギャンブルで負けた時やトイレに行ったときにひらめきやすいです。

2、特許を調べる
 権利がある場合はあきらめるか交渉をします。

3、サンプルを作ってみる
 粘土や3Dプリンター、試作型で行います。ここで商品の形状的にはほぼ完成までもっていきます。

4、権利を取る
 意匠や特許などを出願します。日本国内だけなら特許で50万円程度で取れますが、世界特許になると選ぶ国にもよりますが1000万円はゆうに超えます。
5、本型を作る
 ここで最終試作型で変更したかった微調整をします。日本では数百万円かかります。

6、成型して商品テストをする
 自分のお店の常連さんやプレイヤーさんに協力して頂き欠点を見つけます。

7、納得するまで改良を繰り返す
 最悪全部やり直しや断念をすることもあります。

8、名前や値段を決める
 名前は商品が出来るまでずっと考えていますが決定は完成後にしています。

9、色テストをする
 同じ赤でも何種類もの色テストの中から商品に合った色を厳選、これも結構時間がかかります。

10、パッケージを作る
 ここは売れ行きを左右する大事な工程、開発部みんなで意見を出し合います。

11、発売日を決定して広告を作る
 ポスターを作ったりフェイスブック等を活用したりして多くの方に協力して頂き宣伝活動します。
12、発売!


 やってきたことを信じて売れるように祈ります。

 こんな感じでやることは沢山あります。大体これら全部の工程をクリアーするのに早くて1年はかかってしまいます。もちろん途中でテスト結果に納得いかなくて世に出ない作品もあります。これは会社にとって大損害、よく怒られます。
 商品開発はまさにギャンブルです。そもそも売れるか売れないか、完成出来るか出来ないかわからない物に沢山の時間やお金を使うわけですから大きな賭けになります。このドキドキ感と凄く良くできた時の達成感が楽しいのです。ふと海外に行ったときにその国の選手が使ってくれていたり、ダーツバーで売っていたりするのを見ると感動、良かったなーと思います。

 私がダーツの仕事をし始めたのは2002年、もう14年もたちます。そしてダーツをメジャーにするためにデパートの中でダーツショップをやってみたいと思ったのが2005年でした。
 そこでダーツの用品を作り始めます。近頃は沢山の日本のダーツメーカーが出来ましたが当時は数社しかありませんでした。面白くなりだしたのは数年後にライバルとなるFITフライトが出てからでしょうか。面白い企画で登場した製品はとても良くできていて驚きました。
 こちらも負けない様に強度アップしたり、企画を盛り込んだり、色々やりました。より良い製品を作りたいという気持ちが今の世界で戦う商品開発につながったと思います。今ではコンドルフライト等多くの良い商品が出てきています。ティップも沢山の日本のメーカーが出来ました。
 このように日本国内で強力なライバルがいるということはとても恵まれている環境です。これはダーツのプレイヤーに関してもそうだと思います。石垣島で強い選手とプレイできないと言っても同じ日本、世界の広さを考えたらどこも隣町みたいなものです。石垣島からでも日本トップクラスの技術を身に着けるプレイヤーもいるから日本は凄いと思います。
 このようにメーカーもプレイヤーも良いライバルがいることが成長につながります。
 世界で売れる商品を作る方法、世界で活躍するプレイヤー、又は友達の中で一番になる方法は良いライバルを見つけてお互いをリスペクトし合う事です、皆さんも周りにいるライバルと楽しく競い合ってダーツライフをエンジョイしましょう!

 ちなみに今度新しく作った世界で売れる武器はティップです。これは二つの意匠と一つの特許を出願しました。一番面白いのが「ネジの特許」です。これはダーツに関係ありません。世界中にあるネジに対応するので世界の常識がダーツから発祥して変わったら楽しいですね!
 手品みたいなネジでLーstyle過去最高の発明品ですので、発売したら遊んでみてくださいませ。それではお楽しみにー!

L-style よろしくお願いいたします

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