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芹澤 甚太、l-style社長

No.31 2018年3月 15年を振り返る

 L-styleの芹澤甚太です、NDL15周年おめでとうございます。

 L-styleの会社は2002年に設立しましたが、商品がスタートしたのは12年前の2006年の7月です。
 つまりNDLが始まったときは、まだLippointすらない時代でした。15年前はまだダーツライブもありません。ブラウン管の小さなモニターのダーツ台が活躍する時代でした。もちろんNDLを見ても世界のハードダーツはオリンピックを見ているような別次元の世界で、日本人がそのステージに上がるなど考えもしませんでした。

◇SUPER DARTS 2018◇
 遂にみんなが納得のソフトの世界大会といえる豪華メンバーの中で日本を代表するプレイヤー、村松治樹選手が優勝しました!
 しかも決勝の相手がフィル・テイラー、準決ではL-style PREMIUM同士となるポール・リムとの勝負に勝利しての決勝進出、夢のようでした!
 勝つと思ってなかったわけではないですが、いざその瞬間が来てファイナルのステージが始まると、本当に興奮して鼻血が出そうでした。
 「カッコいい~!」ただの治樹ファンとなって大声で応援、勝ちを祈りました。彼は日本の誇りです。優勝コメントで「相手が橋本選手ではなかったのでいける気がしました!」と言った時は本当に泣けまし
た。そんな彼は1年前に亡くなってしまった橋本守容選手を象徴する緑色のインナーを着ていました。二人は最高のライバルであり最高の親友でした、海外でも共に戦い、いつも一緒にご飯食べて切磋琢磨していたのを思い出します。きっと天国でも物静かなアニーが大声で治樹を応援してくれていたのでしょう。
 特筆すべきは彼らの性格の良さ、ダーツに対する真剣さ、カッコよさです。同じ部屋が多かった彼らは海外でも練習以外は、ほとんどホテルから出ずに試合に集中していたのを思い出しました。本当に日本を代表するプレイヤーです。
 ハードダーツのアベレージではまだ日本男子が世界の頂点に立つのは難しいですが現在伸び盛り、必ず世界の頂点に向かっていってくれると信じています。やはりソフトダーツとハードダーツは違う難しさ、面白さがあるんだなーと改めて実感させられました。

 今ではハードダーツでも女子プレイヤーの大内麻由美、大城明香利、鈴木未来が世界トップクラスをはねのけてステージで堂々と戦っています。3人ともワールドマスターズでトップ8まで行きました。男子もどんどん進化していて浅田斉吾がPDCアジアツアーで優勝、マスターズでトップ16のステージ進出など素晴らしい結果を残しています。
 これは次々に代わる日本のトップ選手たちが切磋琢磨した結果であり歴史です。その基盤がなければ今の日本選手の活躍はなかったでしょう。

 15年前と言えばワンタンこと渡部さんや関西の谷田さんがみんなを引っ張りました。この人たちに勝てる人間なんていないのでは?と思っていたら、私と同じ年の竹山大輔さんが、当時人間離れしているようなダーツをしてさらに進化。
 そして続々と「今」この人が一番強いなという人が入れ替わってきました。もちろんその中には昨年お亡くなりになってしまった橋本守容選手もいます。彼は確実に日本を引っ張った選手の一人です。
 日本のトッププレイヤーが東西別れず参加したBURNというトーナメントでの優勝の時です。一般観客がみんな彼のダーツに魅せられて感動している横で、これからダーツプロとして頑張ろうとしていた若いプレイヤーが喫煙所でボソッと「俺ダーツやめよう…」とつぶやいていたのを思い出します。

 

 彼にとってはそのプレイは途方もなく遠い位置にあって、自分では無理だ!となってしまったのでしょう。ただ嬉しいのは誰とは言いませんが、その選手は今はプロプレイヤーとして頑張って活躍してくれていることです。
 ジョニーさん、谷内太郎、星野光正など次々にスター選手が生まれ、そのカッコよさに憧れて始めた人は多いと思います。この15年はこんな選手たちの努力でここまで来たと思います。そしてほとんどの選手が現在もトッププレイヤーとして活動していて、この厚い層が日本を持ち上げてくれていると思っています。
 もちろん海外のプレイヤーの影響は大きいです。2004年から何度もMJトーナメントにTeam UNICORNとして現在ターゲット社に移籍したフィル・テイラーが来てくれたのは大きかったですね。ポール・リムも日本人に本当によくしてくれて、何度も来日し色々なことを指導してくれました。
 日本ではこの15年間で何人もの人が入れ替わりで日本を引っ張ってくれました。フィル・テイラー、ポール・リムは世界を長い間引っ張ってきたような神様的存在ですね。今回このトーナメントで来日してくれたのは本当に嬉しくて感動しました。負けてもなおカッコ良い、負け際のカッコよさも見せて頂き、また勉強になりました。心からこの二人を尊敬しています。そして今回のトーナメントを仕掛けてくれた大会関係者、ダーツライブ社、ターゲット社に感謝ですね。
 運営サイドの大変さは気が遠くなるほどだと思います。選手にも気を使ってこんな大きな賞金を出して、どうやったら参加者や観客が楽しんでいってもらえるかを考えてステージの設定…ありがたいですね!自分では絶対できない事です。年々面白く進化しているこの環境のこれからが楽しみです。メーカーとしても心からこのようなステージ、チャンスをくれたことが嬉しくてたまりません。

 

◇15年間ダーツ以外でもいろいろなことがありました◇
 3月といえば7年前の3月12日はパーフェクト仙台大会開催予定でした。そのために行ったTeam L-styleのメンバー4人が津波に流されたこともあります。どうしていいかわからず11日に仙台に向かい30時間かけて名取市にたどり着いたのを思い出します。
 奇跡的に4人とも自衛隊の救助で避難所までたどり着き、名取市の避難所に居てくれました。福島で12日に4号線を走っているときにちょうどタイミング悪く原発が爆発。もの凄く怖かったし海側が通行できないため、山側に迂回したら土砂崩れに会い、バックで逃げたのも思い出します。みんな3月の寒い海に浸かってしまって本当にかわいそうでしたが、生きていてくれたことに感謝しました。
 ダーツ界は東北の時も熊本の時もみんなで協力して助け合いました。海外からも募金が集まり応援してくれました。被災地はまだまだ復興が必要です。これからも現場を少しでも知っている私たちが出来ることがあればよいと思います。

 いろいろあった15年、これから5年先10年先、どんな世界になっているかが楽しみです。きっと世界の舞台にそして表彰台にTeam JAPANの誰かが立っていることでしょう。

L-style よろしくお願いいたします

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