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No.16 2014年5月 「ダーツ用語」

 この業界に入ってから10年あまり。当たり前のように受け入れてきた「ダーツ用語」。でもこれ、じっくり考えると意外と面白い。

 例えば、「どう?最近飛んでる?」と言う聞き方。
 「調子いい・調子悪い」という言い方は全国で聞いた事がありますが、この「飛ぶ・飛ばない」という使い方はダーツならでは。
 調子が良いか悪いかを「どう?最近入ってる?」又は「最近入らなくて」という「入る・入らない」という聞き方は、僕がダーツを始めた時からよく聞いていたので、「飛ぶ・飛ばない」という言い方が非常に新鮮だった。
 最近調子はいいの?と聞いている訳ですけど、最初に聞いた時には、ダーツだから飛んでいて当たり前だろと思いましたがなるほど、「飛ばない=思うように矢を飛ばせていないから調子が悪い」という訳ですよね。
 この聞き方、今ではどの地域でもごっちゃになっているんですけど、発祥地はどこなのかと非常に興味があります。
 「最近飛ばなくてさぁ」という言い方は、「最近、調子悪くて」よりもなんか通っぽい感じがして、思い出すと使うようにしています(笑)。
 これは飽くまでも個人的な感じ方ですが、「飛ぶ・飛ばない」は関西圏が発祥の様な気がするんですよね。一番最初に関西のプレイヤーから聞いたような気がします。松本嵐だったような…。
自分が無意識に調子の善し悪しを話す時には、「入る・入らない」をつい使っていると思います。

 それと、クリケットの時のかけ声。僕が始めた頃には、周りがオープン(陣地を開ける)だろうがクローズ(陣地を閉じる)だろうが「クローズ」に統一していたので、「ナイスオープン!」と言われた時には「あ、確かにそうだよな」と思いましたし「ナイスカット!」と言われた時には、投げている最中にも拘らず「うん?カット?」っと聞き直した事があります。
 「オープン」と「クローズ」というのは、「18をオープンする」というより、「18を開ける」という方が通っぽい。あ、これ独断と偏見です。でも、ナンバーをオープンする行為でも日本語だけになると「閉める(クローズ)」と使う時の方が多い。
 試合展開を説明する時に「17を閉めて(クローズして)、次に先に16を開けて(オープンして)」と説明するより、「17を閉めて(クローズして)、次に先に16を先閉めして…」という使い方の方を多く聞くので、これはイコール「オープンもクローズもクローズと呼んでいる」わけですよね(笑)。つまり日本語になると「閉める」で統一化している事が多いんですよね。
 こう考えると、かけ声で使用する時には「オープン」と「クローズ」又は「カット」と3種類の呼び方があり、第三者に説明する時には「閉める」で統一させるというのが大多数だと思います。
 この「カット」という呼び方、これも関西のプレイヤーから初めて聞いた思い出が…。
 更に、各ナンバーを伝える時に「20トリプル」という呼び名から「60」とトリプルの数字で言うと、途端に「お、この人ダーツ詳しいんだろうな」と感じますよね。
 確かに、「57-57-60って打ったんだけどさ…」(19トリプル-19トリプル-20トリプルって打ったんだけどさ)と説明された方が、会話のテンポは上がりますよね。「48トライし損ねて」という説明だけで、あぁ最後に16トリプルを入れれば試合の流れが変わる・又はその試合に勝てたんだろうなと、この単文だけで推測出来る。
 ここまでくると、ダーツの知識に明るくない方々は「まるで暗号」の様に聞こえるらしく、会話の中にいろいろな数字がちりばめられているので非常に不思議に聞こえるらしいですね(笑)。
 自分では当たり前に説明しているので忘れていますが、スラスラっと数字を会話の中に混ぜ込んでいるのを改めてじっくり考えると確かに面白い。
 また、クリケットの有効打数で「4本」や「6本」と呼ぶのも通っぽい。
 「先攻で9-9-7と打たれてさ」と説明される時もありますよね。これは野球のダブルプレーとかにも「4-6-3」と、ポジションの位置を番号に置き換えて説明する場合があるんですけど、それに似ていますよね。

 そして01になると、今度は麻雀用語のオンパレード。
 上がり目が出る事を「テンパイ」、これはそもそも麻雀用語。ある試合の解説の仕事を頂いた時に、普段使用している「ダーツ用語」を厳しくチェックされたときには、「なるほど、これは玄人にしかわからない説明だよな」と。
 上がり目の数字を「126」としましょう。通常は「ひゃくにじゅうろく」と言う訳ですが、ハードを長くプレイされている方々は「いちにーろく」と言う事が多いですよね。
 「138」なんて「ひゃくさんじゅうはち」ではなく、「いちさんぱー」。この「ぱー」は麻雀で「8」を「ぱー」と言うのでここから来ているのでしょう。
 「36」も「さぶろく」か「ざぶろく」。「さんろく」ではなくなぜ「ぶ」が入るんですか(笑)?
 まぁ40をダブルトップから来ている「トップ」というのはまだわかります。しかし、麻雀を嗜まない方々からしたら、なんで「32」は「ざんに」と呼ぶんだろうと思うでしょう。説明すると、この数字の呼び方は麻雀の得点を伝える時によく使われる呼び方なんですよね。昔のプレイヤーさん達はさぞ雀士が多かったんでしょう。
 これが代々受け継がれて今があると。そういえば、ブルの事を昔のプレイヤーは「菊」とも呼んでいましたねぇ。あれなんなんでしょう(笑)。
 01で僕が好きな使い方は、「落とす」。例えば、117を上がる時に3本で上がる事が出来れば「117を落とす」。出来なかった場合には落とせなかったとなります。「上がる」という使い方よりも若干通な匂いがします。
 ここまでくると、一般的に広まるというよりも、「スラング」所謂「ダーツ俗語」的な捉え方をするべきなのかもしれません。
 この様に、色々な言葉が混ざり合う事で「ダーツ俗語」というのは現在形成されているわけですが、玄人同士の会話ほどダーツ用語だらけになります。
 ダーツをまだやられた事がない方々に向けて、こういう「ダーツ俗語」を排除して統一化しようという動きもあるようですけど、僕はこれはこれで残すべき文化ではないのかなと思います(笑)。勿論、DVDや解説では一般向けにわかりやすい解説というものが求められると思いますし必要だと思いますが、俗語だらけの解説も嫌いではない。
主音声は俗語がない解説、副音声は俗語だらけのマニア向けなんてあると面白いかもしれませんよね。
 俗語というのは、「言葉が乱れる」と多くの大人達は否定しますが、TPOで使い分ける事が出来ない事が問題であって、仲間内の親近感・共通認識だったり、その世代が作り出した一つの文化の象徴だったりと、これはこれで良いのではないかなと思います。
 但し、これがTPOを弁えずに氾濫すると、確かに問題があるとは思いますけど。

 どこまでが「ダーツ用語」として使用していいのか、そしてどこからが「俗語的な扱い」となるのかを一度研究するのも良いかもしれませんよね。麻雀用語から来た呼び名は全て「俗語扱い」になるのは確実ですけど(笑)。
 例えば、先ほどの野球を例に例えると「4-6-3のダブルプレイ!」と民放のアナウンサーが説明しているのをよく聞きますので、ならばクリケットの場合の「57-51-48の9マーク!」というのは有りだと思います。
 解説の場合、テンポの良さも求められると思いますので、いちいち「〜トリプル」とつけられると試合のテンポも遅く感じてしまう時があります。
 数字で表したくらいが、「うん?なるほどダーツ用語ではそう呼ぶのか」と興味を示してくれるかもしれませんし、数字で場所を覚えておくとアレンジを覚える際にも入りやすいのはないのかなぁ。
 細かい部分なのかもしれませんが、まだ完全に成熟しきっていないこれからの業界だと思いますので、いろいろな部分の統一化だったり共通認識を共有し合う時期なのかもしれませんよね。
 僕も昔はあるDVDで解説?というよりもほぼ座談会的な収録をしていましたが。ある意図がありわざとくだけたものにする事により選手への興味を駆り立てたいと思ってやっていましたが、主音声にはせずに副音声に収録するというズルい技を使っていましたね(笑)。
 まだ統一化されていない部分だったのと、会場の緊張感を感じてほしいという思いで敢えて主音声は解説なしに、振り幅の大きさとしてくだけたトークが聞けるものを副音声に。
 そうすることにより、DVDの中で「緊張と緩和」を表現出来るのかなと思っておりました。
 また機会があれば、副音声はやってみたいですけどね(笑)。ただ、最近は大会会場に行かなくなったので、いろいろな選手のネタをあの時ほど持っていないから難しいかな…。
 まぁ時代が変化しているので、これからどういう表現の仕方が増えてくるのか分かりませんが、このような「ダーツ用語」なり「ダーツ俗語」も残していきたいですねぇ。

 日本的ダーツ文化って、もうここまで世界にビジネスマーケットとしても、日本ソフトダーツのレベルの高さからも誇っていい時代に突入していると思います。そこに生まれてきたものは、やはり面白いもので残した方が良い。

 みなさんも、日本式ダーツ用語をバンバン使って楽しんで下さいね(笑)。

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