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No.21 2015年3月 メジャーかマイナーかの違い

 ダーツがオリンピック競技になるには「酒」が問題なんだ!お酒を断絶しよう!とまではいきませんが、それくらいの極論でダーツをもっとメジャー競技にするにはお酒との決別が必要であるという考え方が多い。

 まぁ確かに他のフィジカルスポーツから考えれば、お酒を飲みながら試合するプロ競技はあまり想像出来ませんよね(笑)。
 今更「ダーツはそもそもダーツバーで…」云々の歴史は本書を手になされている方々に講釈を述べても失礼なので割愛しますが、「そもそもダーツってスポーツなの?」とダーツを始めてからずーっと悩んでいます。
 状況によってはつい「スポーツ」という言葉を使用している時もありますが、僕は出来るだけ「ゲーム」という単語を使用するようにしています。
 どうも「ダーツはスポーツ」と言い切れない自分がいるんですよねぇ。自分が行ってきた「スポーツ」は「フィジカルスポーツ要素が強い」もので、終わった後にお酒を飲むなりご飯を食べるなりするものであって、ゲーム中にちょっと摘んだり飲んだりは状況的にあまり出来ない。マインドスポーツ(一般的に言われているものは囲碁・将棋・麻雀・チェス)かと言われれば、いやいやダーツはフィジカル要素もあるじゃんとなるので、これもしっくりこない。
 マインドスポーツとフィジカルスポーツの両方を備えているとどうも「ダーツはナイトアミューズメントである」と言われた方が「そうだよね」と腑に落ちる。
 かといって、「たかが遊び」的要素だけで説明出来るわけでもないし実際にプロ選手達はそれで生計を立てている。ダーツに対して「夜の遊びの一つ」というものから超えた存在として、真摯に向き合っている選手が多いのも理解しています。
 でも、カラオケでもTVゲームでもその道のプロはいてそれで生計を立てている人がいる。勿論それは素晴らしいことで、誰でも簡単に成れるものでもないし人並みならぬ努力を経験した賜物でしょうね。
 最近は「プロゲーマー養成講座」という「立派なオトナたち」が金切り声を上げながら非難しそうな学校までありますからね(笑)。
 ここで思うのはそもそもダーツに触れた導入部分に差異が生まれてきている、そして「スポーツのプロ」と「アミューズメントのプロ」というのはどっちが上でどっちが下という漠然と認知されている「上下関係」が問題なんじゃないかなと思うわけです。
 10年前くらいは皆さんもご存知の通り「ダーツバー」という形態しかなかったわけで、漫画喫茶やお酒の匂いをあまり感じることのない場所でダーツに触れることは日本ではなかったわけですよね。それが、一般化されたことによって「お酒=ダーツ」という図式が成立しないプレイヤーが増えてきた。そうなると、徐々にそういう関わり方の方々が大体数を占めてくるわけで「ダーツ=スポーツ」という新たな図式が成立してくる。
 業界関係者からしたら、どちらのお客様も大事ですからその場面ごとにその二つの図式を巧みに使いこなすわけでビジネスとしたら致し方ないことですね。でも、そもそもの意識の違いが埋まることはなく大会でその二つの図式がぶつかり、酷い時にはトラブルになることもあるくらい。
 大会自体が利益を出すには「お酒の売り上げ」に大きく頼るところがあり、もしこれを排除したらエントリーフィーはもっと高いものになってしまう。特に昔と違い「ゲーム代込み」として大会ではインカム利益を一切期待出来ないので余計にお酒による利益に頼らざるを得ないんですよね。
 よくことダーツになると普段の一般論が崩壊して「ビジネスしてはいけない」的な発想になる人が多いんですけど(笑)、利益が出なければやる人はいないですよね。
 これ問題なのは「泥酔者」に対しての罰則処置を決められない大会側が問題なんだと思います。大会運営からしたら、お酒を飲んで欲しいのでこれに罰則をつけたら「お酒はセーブしなさい」と暗黙のルールが出来上がってしまいますからね。どちらかを否定するにもなりかねない。常に中立の立場でいないと成り立たないのが大会ですからね。そしてお酒を飲まないで参加しているプレイヤーが嫌な思いをするときもあるという状態になるわけです。
 この状態をどうすればいいのかと問われると解決策はありません。意識が違う両極端なもので割り切れれば、その意識ごとに大会を行えばいいんでしょうが、大多数の中間層がいるわけで、マイノリティ同士ばかりクローズアップするわけにはいかない。
 ただ、大会というものが「個性」を出せば参加するプレイヤーがエントリーする前に選べるのではないかと思います。「これはガチよりの大会ですよ」「これは遊びの要素が多い大会ですよ」となんとなくザラっとでもいいので打ち出せれば事前に納得して貰えるでしょうから、それでも自分の意識ではない大会に出たいと思うならばそれなりの覚悟で望んでくれるはずです(笑)。
 最近の大会は個性がない大会が多いですからね。それでは参加する方々に失礼ではないんでしょうかね。
 結果的には「共存」するしかないわけで、「どちらが正義でどちらが悪」までの論議はムリでしょう。それは時代が徐々に変えてくれるものだと思います。まぁその時には何かしらのきっかけがあるんですけどね。
 ただ明らかに「大会って泥酔者ばかりでなんか入りづらいから出ない」と言っているダーツプレイヤーが物凄く多くなっているという事実を僕らは肝に命じておかなければいけませんですけどね。
 プログラムが面白いものであれば、共存は問題がないと思うんですよね。どうしても今の大会システムだと両方を許容するのは難しくなってきているんだと思います。

 僕の話になってしまいますが、僕は散々「ガチ系」の大会をしてきましたから当分は「遊ぶ」をテーマにする大会をメインでやっていきます。最終的には飲食の利益に頼らない大会をやりたいというのが希望です。
 お酒を飲んでいる暇もないくらい楽しいプログラムを作り出すのが僕の最後の仕事だと思っている次第でございます。

 さてさて、閑話休題。
 次は「プロ」に上下があるかどうか。サッカーのセリエAのプロ選手・メジャーリーガー・その他とアミューズメントのプロとの格差があるのはなんででしょう?金銭的に?影響力的に?健全?金銭的にかというと、メジャースポーツと言われているプロ選手よりもダーツのプロ選手の方が稼いでいるなんて例は意外と多いと思います。勿論、野球やサッカーの頂点に比べてしまうと乏しいでしょうけど。
 それでは影響力?これは確かにありますよね。毎日民放で放映される、子供達がプロを夢見る。ここに関してはダーツは非常に弱い立場ですよね。この側面から鑑みると「お酒のせいじゃないか!」と言われても致し方がない。
 健全面でも確かに難しい。夜な夜な集まって行うものが定着していて「うん、今日はダーツ日和だね」と外で行うことが難しい競技ですからね(笑)。
 この辺りは、どうしてもスポーツを想像すると他のフィジカルスポーツが頭に浮かんできてしまうのが問題なのでしょう。
 ということは、「メジャースポーツになるには影響力と健全さから対処していかなければならない。すなわち定例化されてきている飲酒問題をどうにかしなければならない」ということでしょう。
 でも、これ明日から一斉にやり始めたらメジャーになる前に日本のダーツビジネス自体が崩壊してなくなってしまうでしょうね(笑)。
 メジャーかマイナーかの違い。ダーツは間違いなく「マイナー」な部類に属します。ここで「メジャー」であるべき必要性はあるのか?
 メジャーであれば色々な人が知ってくれてもっと盛り上がる。いやいや、ダーツというゲームを知らない人ってそんなにいない。ダーツを真面目に追求している人が思ったよりも多いというのは知らないかもしれませんけどね。
 メジャーになればダーツ人口が増える。ビジネス的に儲かる。色々なビジネスモデルが成り立つからプレイヤーも喜んでもらえるものを提供出来る。確かにそうですよね。でも、メジャーかマイナーかという議論の前に「ダーツは他のフィジカルスポーツに肩を並べなければならないのか?」という疑問が浮かぶわけです。
 フィジカルスポーツとマインドスポーツの中間に位置する「ダーツ」は、オリンピックを目指すのではなくて独自路線を辿っていくべきなんじゃないかと(笑)。
 勿論、他のスポーツの良いところに習っていき、こと日本に限っては世界に比べてここまでガラパゴス化して発展したダーツなんですから、もうこのまま「日本のシステムが世界で一般的とされている」と言われる日が来るまで突っ走る方が得策な気がします。

 世界のシステムを日本に取り入れるのではなくて、日本のシステムを世界に送り出す。
 まだそれには時間がかかるとは思いますが、お酒の問題やフィジカルスポーツとの対比よりも「ゲーム」としての面白さを追求していき、もしかしたら01やクリケットの「新しいカタチ」を作ってしまうくらいの勢いで発展したほうが面白いような気がしますね。
 今日本のダーツシーンは間違いなく世界から注目されている。ならば、ここで日本の特技をふんだんに見せつけるチャンス。

 そう考えると、ダーツライブ社の功績は大きいんですよね。最初に今のダーツマシンのあり方を築いて、今や世界に進出していっているわけですから。追随してフェニックスのマシンもあり、アジア圏で世界を掌握出来る状況。
 まぁお互いにビジネスなので相容れない状況下でいうのはなんですけど、システムをアジア圏から発信して盛り上げようという部分に関しては手を組んでほしいかなと思いますねぇ。右手では殴り合っても左手では握手している様は確実に日本、いやアジアのダーツマーケットには追い風になりますし、かなり面白い展開が作れるのではないでしょうか。
 日本のダーツはとにかく独自に突き進む。その先に活路が見つかると思います。

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