Player Interview

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Vol.8. 2004年6月号 小森 英司 北海道ダーツの第一人者

 北海道のダーツ界では言わずと知れた第一人者、ハードではワールドカップの出場経験もあるほどの実力者ですが、最近はソフトの各大会でもお目にかかる機会が多く、ますますダーツに気合いを入れている様子がうかがえます。

 初心者の頃のお話から今後の方向性についてまで、『大王』こと小森英司氏のダーツ人生に触れさせていただきました。

 

ダーツを始めたきっかけは?

 高校を卒業した頃になりますが、地元の札幌で姉がよく行っていたお店がダーツバーで、そこに連れて行かれたのが初めてです。その後、旭川の大学に進学したのですが、当時人気のあったグループの「安全地帯」のギタリストのお兄さんがやっている店が旭川にあって、そこにダーツがあったのです。その店に届け物を頼まれたことがあって試しにダーツを投げてみたら、マスターに「センスがいい、素質がある」とおだてられて、それから少しずつ投げるようになりました。だから僕がダーツを始めた場所は、札幌では札幌、旭川では旭川、ということになっているようです。(笑)

 それから、学生の身分ではすごくきつかったんですが、15,000円のダーツを思いきって買って練習を始めました。

 投げ初めてから半年後くらいに初めて出場したトーナメントで、旭川ランキング2位の人に当たって負けたんですが、もうそれが悔しくて……それから真剣に練習するようになりました。やはり最初は「負ける」と言うことはとても大事なことだと思いますよ。そして3回目くらいの出場でベスト16入りを果たしました。

 僕が大学4年の時当時のJDAのランキング1位がワンタンさん(渡部紘士氏)でした。彼が北海道に来た時の案内役を僕がしたのですが、いろいろな話をしてその時ワンタンさんに気に入ってもらった様です。卒業後は東京に就職が決まっていたのですが、ワンタンさんが「小森というイイやつがいる」とダーツ関係の人たちに話しておいてくれたんです。おかげでいきなり東京に行ってもダーツ界では良いポジションにいることができました。

 僕はワンタンさんから技術的指導を受けた記憶がなくて、そういう意味では彼を師匠とは思っていません。でもいつも「ワンタンの投げ方そっくり」と言われるんですよ。本当にいつも彼にくっついていたので、やはりあれだけ一緒にいれば、いつの間にか似てしまうものなんですかね……!?そういう意味ではやっぱり師匠なのかな?

 

ずっと東京にいらしたのですか?

 いえ、しばらくして北海道に戻りました。その時の仕事が出張が多くて、しかもある程度自由が利いたので、全国の大会に合わせて出張したりもできたんです。そういう意味では恵まれていたと思います。

 

ワールドカップについてはいかがでしょうか?

 1995年のスイスが初めてのワールドカップ出場です。もう、足まで震えて大変でした。当時の日本チームのランキングは佐野さん(静岡)が1位、僕が2位でした。結局42カ国中日本チームは19位だったのですが、本当に良い経験だったと思います。

 僕はJDAに一昨年まで在籍していました。ダーツプレイヤーなら誰もがあこがれるイギリスなどの大きな試合にも出場させていただきましたが、正直言って僕はアジア圏に行きたいと思っていました。やっぱりいきなりイギリスに行ってもなかなか勝てるものではないでしょう、その時はまだ次元が違う気がしました。

 それからワールドカップの後、JDAのおかげでPDCの予選にも行ったんです。その時は自分のダーツを盗まれてしまって急きょ借り物で試合に挑んだんですが、これが全然入らない。まるで自分のダーツが出来なくてダメだった、なんてこともありました。

 

ジャパングランプリで特に印象に残った試合はありますか?

 1990年のことですが、その年僕はまだまだ未熟者だったのですが、ダブルスで組んでた松本さんという人がとても強くて、その人のおかげでいつも入賞してたんです。その時僕は16位だったんですが、「ダブルスのおかげで16位に入った」とか、ずいぶん陰口をたたかれました。でも中には「これはチャンスだから頑張れ」と言ってくれる人もいて、それが励みになりました。そして16位の自分が1位のジョン・ロー氏と当たることになって、当然負けたわけですが、ものすごく良い経験になりました。

 日本の大会ももちろん大事ですが、若い人は特に、もっと経験を積んで、ぜひ世界の大会に出場してもらいたいです。そして海外でどんどん経験を積むことが大事だと思います。当時は日本の代表にならないと海外には出られなかったけど、今は違う。みんなどんどん行くべきです。

 

スランプに陥ったことなどはないですか?

 あります。甲状腺の手術をしなくてはならなくて2ヶ月間全くダーツが投げられなくなりました。ものすごいスランプでしたね。

 元に戻すのに何年もかかって、練習を再開してからは投げ方を徹底的に考えました。効き目を変えてみたり、自分の投げる姿をビデオに撮って分析してみたり、ワンタンさんのビデオを見てなんとかリズムを取り戻そうとしたりしました。そうしているうちにだんだん安定してきたんです。以前は「親の敵のダーツ」なんて言われてたほど、とにかく勢いで投げてたんです。でもそれだと、勢いが落ちると入らないんですよ。それがだんだん安定感が増してきて、今は大事にゆっくり投げるようにしています。それから、30歳過ぎてからは精神面で強くなったとも思います。

 

今は毎日どのくらいダーツを投げますか?

 練習時間はだいたい5分くらいですね。もちろんそれ以外にお店のお客さんを誘って投げることもあります。僕は良いダーツを投げることが自分のお店での使命だと思っています。でも例えば真剣に投げている時でも、お客さんが入ってきたら「いらっしゃいませ」と言わざるを得ないでしょう。そうすると集中できなくなる、その辺のジレンマはどうしてもあります。僕もたまに他のお店に行ってスタッフと投げることもありますが、みんな状況は同じ。だからそんな状況で勝ったとしてもそれほどは嬉しくないかな、これはダーツバーのスタッフの人はみんなある程度同じ気持ちなのではないでしょうか……?

 

今使っているダーツは?

 DMCホークの20gです。これは指のひっかかりがいいんですよ。以前、普通のサラリーマンをしていた時はマーベリックを使ってたんですが、この仕事をするようになってからは洗い物が多いせいかすべっちゃって……。ホークの方がよくひっかっかって調子がいいですよ。でも僕には少し小さいので次に出る新製品に期待してます。

 

今のダーツブームについてどう思いますか?

 最近のダーツブームはすごいですよね。これがずっと続いて欲しいと思いますよ。ソフトが普及したおかげで上達のスピードが速いような気がします。ハードだと4~5年かかるものが半年くらいで当時の僕くらいのレベルまでアップしてるプレイヤーもいますからね。

 ただ残念なのは、今のダーツ界はいくつもの団体に分かれてしまっていることです。せっかくプレイヤーが育っても戸惑うような環境は望ましくないですよね。日本一が何人もいるのはおかしいですよ。そう思っているのは僕だけじゃないと思います。早く何とか一つにまとまってほしいものですね。

 

今後の目標は?

 とりあえず目先の大会で優勝することです。

 全部の大会は無理ですから出場する大会を厳選して、そして出場したからには必ず表彰台に立ちたいと思っています。でもなかなかスケジュールが組みにくいのが現状ですね。

 技術的にはまだまだだと思っています。僕は集中力対技術は8対2だと思うのですが、集中力というのはモチベーションに左右されるものではないでしょうか。モチベーションが下がれば集中力も下がる、だからモチベーションの維持が大事なんです。大会についても今僕は、いろいろな意味で模索中なのですが、はっきりと目標とするものがないとモチベーションが上がりにくいのです。だから来年はD-1の最終目的地へ行くことを目標にしようと思っています。

 今の僕はひとつの峠を越えたと思ってるんです。これからは若い人を育成したいし、文字にして残したい、だからホームページも開いたんです。下の世代を応援してますが、やっぱりまだ負けたくない、という気持ちもあります。下からは追いかけられ、でも上の世代はまだ抜けない。難しいですよね。

 それからハードも投げればソフトも投げるということは中途半端な気もしているのですが、ハードではまだまだ北海道で、いえ全国でトッププレイヤーと呼ばれるうちの一人でいたい。

 さっきも言いましたが今はいろいろ模索中です。でもとにかくダーツを仕事に選んだ以上やるしかない!!って感じですね。

 

ダーツライフの読者に一言

 若い人は特にもっと頑張ってほしいですね。若い人はチャンスがあるんです。上達するのはとにかく練習あるのみ、練習量がすべてです!

 

終始笑顔で語ってくださった小森さん、次々にエピソードが飛び出すので、聞き手もつい質問を忘れて聞き入ってしまったほどです。試合の後でお疲れのところ、どうもありがとうございました。

小森さんは北海道のSunny Sideupにいらっしゃいます。札幌にお住まいの方も、旅行で遊びに行った方も、お店をのぞいてみてはいかがでしょう。ダーツについて熱く語ってくれると思います。

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