Player Interview

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Vol.69. 2014年9月号 野毛 駿平  感謝のひとことに尽きる

ダーツを始めたきっかけを教えてください。

 高校受験に受かって、家族でお祝いでカラオケに行ったんです。そこにダーツが置いてあったので投げてみたのが初めてです。

 

家族で始めたんですか?

 そうですね、最初は家族と投げました(笑)。

 

野毛選手のことはburn.の頃から知っていましたが、ダーツ歴はどのくらいになりますか?

 15歳の頃からなので、今で約8年です。

 

真剣に投げ始めたのはいつ頃からですか?

 初めて家族と投げた次の日にはもうマイダーツを買って、当時から遊びというよりは競技と考えてたと思います。

 

burn.でも大活躍されていましたが、当時の舞台はいかがでしたか?

 burn.は緊張しましたね。ユースの選手は練習用のマシンも一台しかなくて「はい、やってください」みたいな感じで……。何も分からないまま、とにかくめちゃくちゃ緊張しながら投げてました。

 

JAPANでは今年はすでに2勝されていますが、調子はいかがですか?

 調子自体は自分自身ではあまりよくないように思いますが、運だったり他のものが味方してくれているような気がします。技術はともかくメンタルな部分では落ち着いていますね。

 

JAPANは初年度から出場されていましたか?

 全試合出場し始めたのは今年からですけど、去年まではスポットで参戦していました。

 

ここ数年で技術面やメンタル面で変化したことはありますか?

 メンタル面では変わったと思います。それは横須賀だけでなく外のリーグ戦に出たことで、いろんな人と対戦できたことが大きかったと思います。特にリーグのおかげで代表になり、海外の試合に出場したことでかなり鍛えられました。最初は緊張して自分のやらなくてはならないことを見失ってたんですが、だんだん自分の役割を見つけて、ダーツに欲張らなくなってきたんです。

 毎回完璧を目指してたのが、妥協じゃないですけど「例え失敗したとしても次でいける」という形を作れるようになりました。ダーツに対して楽に向き合えるようになりましたね。

 

他のスポーツは何かしていましたか?

 中学校の時にサッカーをやってましたが、そんなに真剣じゃありませんでした。

 

自分のことをどのようなタイプのプレイヤーだと思いますか?

 緊張が目立ちますね。それからパフォーマンスなども苦手で、他の人に比べると静かなタイプだと思います。これから勉強しなくてはならないのはサインと、勝ったときのガッツポーズですかね(笑)。やっぱりパフォーマンスも大事だと思うんで……。

 

今年から全戦に出場されてるとのことですが、体調管理などはどのようにしていますか?

 大会では基本的には前日に入ってホテルに泊まります。前日は投げる投げないも決めてないし楽にしてますね。何か決め事を作ってしまうと、それを出来なかったりやらなかったりした時に不安になってしまうんです。それが良くないと思うので、試合前はリラックスするようにしています。

 

お酒は飲まれますか?

 お酒自体あまり好きじゃないので、普段はほとんど飲まないですね。リーグ戦や海外の試合でも飲まないですが、JAPANの時だけは飲みます。僕にとってはJAPANは特別で、必死さが違うんです。もちろんどの試合も一生懸命ですが、JAPANでは勝ちたいという気持ちがより強いのか、ものすごく緊張してしまうんです。その緊張をほぐすために飲む感じです。

 

今までにスランプはありましたか?

 自分では技術的なスランプというのはなかったと思うんです。でも周りから「おまえならできるのに、どうして入らないの?」と言われてる時期がずっとありました。今年になってやっと結果が出せるようになってきたので、自分では自覚してませんでしたけど、あの時がスランプだったのかもしれないですね。

 

今までで印象に残った試合はありますか?

 今年のJAPANの開幕戦での決勝です。自分でも驚くくらい、良い緊張感の中で投げることができました。誰もが江口選手が勝つだろうと予想してたと思うんですが、それをひっくり返せたのも嬉しかったですね。あの試合では自分でも詰めが甘いなと思う部分もあったんですけど、運も味方してくれた試合だったと思います。

 

練習方法や時間を教えてください。

 基本的にはカウントアップなどもやるんですが、それが果たして練習になってるのかどうかは分からないです。僕の練習はJAPANやリーグ戦などの試合に出ることなんです。とにかくJAPANで勝つために投げてるので、JAPANで勝つためにはJAPANでしか練習できないと思うんですよ。

 緊張の中で本気を出して投げてるので、それが一番の練習になってると思います。感覚を高めるために普段も投げますが、特に方法や時間は決めてはいなくて、気分が乗った時にしか投げないですね。

 

今ダーツで一番大事にしていることはありますか?

 メンタル的なことを大事にしています。技術がどうこうよりも常に落ち着いて投げられるように、感情の波を立てないようにということを意識しています。マイペースで投げるということですね。

プロダーツプレイヤーということについてどう思われますか?

 ダーツのプロといってもやっぱり世間的にはまだまだで、遊びというイメージがあると思うんです。それを徐々にちゃんとした職業として認められるようにしたいですね。

尊敬するプレイヤーはいますか?

 ダーツだけでなく人との接し方なども教えてくれた赤松選手です。いろいろと面倒見ていただいて感謝してますし、尊敬しています。

 

ダーツの魅力はなんでしょうか?

 一人でも出来るし何人でも出来て、いろんなつながりが広がることですね。それから引き分けというものがなくて、白黒はっきりするところも面白いです。

 

ダーツ以外の趣味はありますか?

 特にないですね。本当にダーツぐらいしかなくて、例えば彼女ができてデートしようといっても何していいかわからないんです(笑)。そのくらいダーツしかないです。

 

お仕事は何をされているんですか?

 今は製麺所で働いています。

 

現在コスモダーツの契約プレイヤーですが、コスモダーツについてはいかがですか?

 結果が出ないうちからずっとサポートしてくれて、海外にも連れて行っていただいて本当に長い目で見てくれていました。やっぱり一番感謝していますし、コスモダーツへの思いは強いですね。良くしていただいた分お返ししたいという気持ちを常に持っています。やっと結果が出せるようになってきたので、今年はもちろん来年も再来年も頑張っていきたいと思っています。

 

先日のコスモウォーズの大阪大会へは出場されましたか?

 はい。招待していただきました。

 

ジャスティン・パイプとの対戦はいかがでしたか?

 あれはまた次元が違うと思いましたね。入れる技術というかグルーピングが全然違うんですよね。ハードダーツを見せてもらったんですけど、傷のつき方とかすごかったです。「あのフォームでなんで入るんだろう?」というのはありましたけど(笑)。なんでもありで入れさえすればいいんだなと、同じ動きをして同じところに投げてればいいんだなというのは分かりましたね。刺激になりました。

 

これからの夢や目標を教えてください。

 目標はJAPANでの年間優勝です。それを何年も続けていきたいです。夢は、JAPANで良い成績を残せるようになったらハードに力を入れて、PDCなどに出場していきたいです。

 

最後に読者にメッセージをお願いします。

 応援してくれる方々のおかげでプロダーツプレイヤーが成り立っていると思うので、感謝のひとことに尽きます。魅せるダーツが出来るように精一杯頑張っていきますのでよろしくお願いします。

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