Player Interview

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Hiroto Ichimiya、イチミヤ ヒロト、一宮 弘人、トリニダドダーツ、ダーツプレイヤー、パーフェクトプロダーツプレイヤー

Vol.72. 2015年3月号 一宮 弘人  ダーツの魅力

ダーツとの出会いについて教えてください。
 出会いは28歳の時で、今から16年前になります。当時のほとんどの人がそうだと思うんですけど、よく行くお店にダーツ台がポンと入ったのがきっかけです。僕はもともとお酒も好きでよく行っていたお店があったんですけど、そこのオーナーさんが2店舗目を出すということになって、そっちはただお酒だけじゃなくて動きのある店にしたいとダーツを入れることになったんです。「ここはこんな遊びができるんだ」とすっかり夢中になって、ダーツを通じていろんな仲間が増えていきましたね。
 その地域は米軍の人達もよく来る街だったので店にも遊びに来ていましたが、彼らは本国でも投げていたのかダーツがすごく上手かったのも印象的でした。

 

ダーツに真剣に取り組みだしたのはいつ頃からですか?
 最初の3~4年くらいはお酒を飲みながら遊んでて、たまにハットトリックとかトンなんかが出ると大喜びしてました。その頃は単なるコミュニケーションツールとして会社の同僚なんかとよくみんなで行ってるだけでした。
 そんなことをしている時にある一軒のお店に出会ったんですが、今思えばそこがとんでもない店だったんですね。オープン当初からスタッフが4~5人いて、とにかくダーツだけをやりたくて作ったお店だったんです。そんなことも知らずに僕の後輩がそこに行きたがったので、わりと早めの時間に初めて行ってみたんです。そうしたら、その時3人のスタッフが投げてたんですけど、みんな普通に1000点とか出してるし、ハットトリックなんてあたりまえというすごさだったんです。僕が一月に一回出せればいいようなスーパープレイを当たり前のように決めてるんですよ。その時はただ口をぽかんと開けて呆然と見ている状態で、思わず店長さんに「みんな狙って入れてるんですか?」と、本当に素人の質問をしてしまったくらいでした。それで「僕も上手くなりたいんですけど、練習すればこんなに上達しますか?」と聞いたら「もし本気で上手くなりたいと思うならうちも本気で教えます。そのかわり一年間は通い詰めてください」と言われたんです。
 その時はとりあえず家に帰ったんですけど、あまりにもカッコ良かったんでドキドキが収まらなかったんです。それでその日のうちに着替えてもう一回行ったんですよ。そうしたらシフトの交代で別のスタッフが投げていたんですけど、その人たちも同じなんです。それで「この店はこういう店なんだ。じゃあ通ってみよう」と、そうやってだんだんハマっていったんです。

 

そして、とても高い年収のサラリーマンを辞められて、ダーツの道に進むという決断をされたわけですが、迷いはありませんでしたか?
 そうですね。その店との出会いがきっかけで…。とにかく練習だけはしてたんです。起きてる時間のほとんどはダーツ投げてるみたいな状態だったんですが、当時の仕事が土日に休めなくてどうしても大会に出られなかったんです。そのうちいつも一緒に投げてる他のプレイヤー達が大会で活躍して、どんどん知名度を上げ出したんですよ。それを見ているうちに、自分の技術も勝るとも劣らないんじゃないかと、もうどうにも抑えられなくなってしまったんです。とにかく大会に出たかったんです。

 

お子さんも3人いらっしゃるということですが、ご家族の反対はなかったのですか?
 大反対でした。それまでの仕事ではある程度信用もあり大事なことも任されている状態だったので、そのままいけば先も安泰じゃないかと、そんな仕事に変えてちゃんと生活していけるのかと、当時は不安しかなかったと思います。


それはいつ頃ですか?
 30代半ばでしたから今から7~8年前ですね。僕は思ったら突き進んで行っちゃうタイプなんで、家内に相談しているように見せかけて実は話を進めていたような状態でしたね。「もう決まったから」と、ほとんど事後報告という感じでした。

 

パーフェクトにはいつから参戦されていますか?
 去年で丸3シーズンです。その前のシーズンはワールドと一緒に動いていたので、ワールドと日程がかぶってなければパーフェクトに出るという、出たり出なかったりという状態でした。なので今期で一応5年目になります。

 

会社を辞められたのが7~8年前でプロツアー参戦が5年前というと間に3年ありますが、その間は何をなされていたんですか?
 家内との約束で、ダーツがメインの会社に行っても構わないから月給としてもらえる仕事についてほしいというのがあったんです。それでダーツのリースなどをやってる会社に就職したんです。そこでプレイヤーという扱いで、お客さんと一緒に投げたりトーナメントに出させてもらったりを約3年していました。

 

プロツアーの成績は昨年は8位でしたがその前はいかがでしたか?
 その前は19位で、初めて全戦出場した年は12位でした。

 

満足されていますか?
 全然満足してないです。そのリース会社に入った時はまだプロというものがしっかり確立されていませんでしたが、とりあえず試合には出ていたんです。
 それが会社の状況がだんだん変わってきて、試合に出場できない期間が約一年半くらいあったんです。その期間で自分のレベルが落ちてしまったのと同時に周りは上達していて、今まである程度勝負できていたプレイヤー達がまったくかなわない相手になってしまっていたんです。それでこれはまずいと思い海外の試合に集中的に出場したりもしていたんです。
 それからプロツアーに参戦するようになったんですが、最初の1年目はとにかく必死でした。ツアーには全体的な流れというものがあるじゃないですか。試合当日はもちろん、試合と試合の間をどう過ごしていくか、今となってはどうということもない流れをつかむのが大変でした。
 ただがむしゃらにやってなんとか一年終わって、通知表をもらったら12位でしたという感じだったので、満足するとかしないとかはあまりなかったですね。
 2年目はだいぶ流れも分かってきたので勝負をかけたかったんですけど、どうも勝負のかけどころを間違えていたみたいです。ある程度上の方の人と戦うと対戦成績はほぼ五分なのに、下の方のランカーと戦うと負けるということをやらかしてしまって……(笑)。どこで暖機運転してどこでスイッチを入れるかを覚えなければならないんだと、戦い方が分かってきたのが2年目でした。
 3年目の去年はなんとなく感覚が分かってきて、良いか悪いかは分かりませんが、初めてベスト10に入れました。自分では3年目が終わってこれからかなと思ってるところです。

 

印象に残っている試合はありますか?
 去年の第2戦で山田選手と戦った決勝ですね。それが色濃く印象に残ってます。

 

尊敬するプレイヤーはいますか?
 フィル・テイラーは尊敬というかもう超越した存在ですし、他にも世界のトップで戦っているプレイヤーはみんな尊敬に値すると思います。
 ただ、自分もこういうふうになっていきたい、ならなくてはだめなんだと思うプレイヤーは安食選手や谷田選手など、長い年月を常にトップで戦っている方々ですね。
 尊敬もしていますし意識もしています。

 

ダーツで一番大事にしていることは何ですか?
 僕の場合は普段の練習です。ボードに対してどこまで集中して理想の形を何本出せたかというのを大事にしています。試合は今までやってきたことの結果ですからね。

 

練習はどのくらいされるのですか?
 まずはお客さんがいらっしゃる前に1~2時間程度、集中して一つの的に対して突き詰めていくということをします。お客さんがいらっしゃってからは対戦形式でやったりカウントアップをやったりしています。どんな方とやってもレベルは関係ないと思っているので、その方に合わせて自分に何が出来るかを考えながら投げています。
 技術を上げるのはオープン前で、オープン後は筋トレをやってるような感じで考えています。

 

今までに悲しかったり悔しい思いをしたことはありますか?
 基本的には自分が打てればある程度は勝てるんですけど、打っても打っても打ち返される試合があるんです。去年そういう試合があったんですが、「ここまでやってもまだ勝てないのか」と、思わず悔し涙が出てきましたね。

 

それではすごく嬉しかったことや楽しかったことは?
 自分が目標としている選手との対戦での勝利や「この試合は絶対に勝ちたい!」という試合に勝った時は嬉しいです。特にお互いに打ち合った試合で勝てた時は本当に嬉しいですね。

 

長くダーツ業界にいらっしゃると、昔と今の違いを感じられることも多いと思いますがいかがでしょうか?
 今はすごくいい状況になったと思います。まず投げる場所がとにかく多くなりました。しかも多種多様ですよね。例えば一台を自分の物のようにしてずっと投げ込もうと思えばそういうお店もありますし、どこのお店に行ってもインストラクター的な感じで一緒に対戦してくれる人もいます。プロの人もたくさんいるので腕試しもできる、というように様々なプレイヤーのニーズに応えられる環境になったと思います。
 それからトーナメントも、ものすごく増えましたね。僕が始めた頃なんかは一年間に2~3回あればいい方でしたけど、今は出ようと思えば日本全国毎週どこかで出られるんじゃないですか。その環境といったら素晴らしいですよね。今のプレイヤー達はうらやましいし、贅沢だと思います(笑)。


今後のダーツ業界に望むことはありますか?
 ダーツというものを一つの文化としてもっと定着させていってほしいですね。
 うちのお店にはカラオケなどもあるのでダーツをやらないお客さんもいらっしゃるんです。でもいつでも必ず誰かしらが投げてるので、それまでダーツを知らなかったお客さんもだんだん興味を持って投げたりするようになるんです。ダーツがあるだけでいつの間にか仲良くなって、週末には時には泊りがけで一緒に遠征に行ったりしている人もいるんですよ。これは普通の飲み屋さんでは考えられないことじゃないかと思うんです。
 ダーツはコミュニケーションツールとしては最高のものなので、これを使ってもっともっと何かが出来るんじゃないかと思うんです。僕も含めてみんながそれぞれ一生懸命やっていけば、さらに良い方向にいくんじゃないかと思います。ぜひそうしたいですね。

現在プロプレイヤーが定着してきて若いダーツプレイヤーの一つの目標になっていると思います。長くダーツを投げていてプロでもある一宮さんがそんな若いプレイヤーにおすすめするダーツライフというものはありますか?
 ダーツというのはいろんなパターンがあるんです。ただの遊びやストレス発散などで空いてる時間に投げる人もいれば、僕みたいにダーツで生活する人までいます。僕はダーツの醍醐味というのはどんどん仲間が増えていくことだと思うんです。ですから僕がおすすめするダーツライフはぜひお店に来て人と対戦して、いろんな話をする中で仲間を増やしていってほしいですね。今の機械の世の中では違う意見もあるかと思いますが、通信よりも対人をおすすめしたいです。仲間ってたくさんいても困るものじゃないんで、ダーツを通じてどんどん輪を広げていってほしいです。

 

今年からトリニダードに移られましたがそのいきさつはどのようなことなのでしょうか?
 ちょうど前のメーカーさんとの契約が切れたのと同時に、プロとしてさらに上を目指した時に、自分の評価を含めていろんな形でいろんなところから話を聞いてみたいと思ったんです。そんな中でトリニダードさんからお話をいただいたんですが、「とにかく強いこと、勝つことが重要」ということを熱く語られたのが印象的でした。僕が戦っているフィールドはトリニダードプレイヤーが上位を占めているので、まずはその中に入ってみないと見えるものも見えないんじゃないかと思ったんです。もう一度一年生プレイヤーの気持ちで、最強と言われてる中に入って行って、中から見てみたいという思いで契約させていただきました。

 

今ダーツプレイヤーはたくさんスポンサーを抱えていて、プレイヤー・メーカーどちらにとっても競争というような状況になっています。スポンサーというのはプレイヤーにとってどのような意味があると思われますか?
 僕はただサポートしてください、というのは嫌なんです。お互いがWinとWinの関係でありたいと思っています。スポンサーさんがいることによって、ダーツで勝つことだけに集中させてもらえるようにサポートしてもらっていることにはすごく感謝しています。それに対してどうやってお返しが出来るかといえば、ただ単純に勝つことしかないんです。勝つことによってメディアなどの露出が増えて、一般の方にメーカーを知ってファンになてもらうことが大事じゃないですか。僕のファンになるということはそのメーカーのファンになるという図式が今はもう成り立っているので、そのためにも勝つことが重要です。お互いが常にいい状態でいられることが最高の関係だなと思っています。

 

ダーツ人生で後悔はありますか?
 その都度振り返ってみるとクヨクヨするような時期も無きにしもあらずですが、ダーツと出会って良かったと思いますし、これからもダーツとともに生きていきたいと思います。僕はダーツ界に就職したんだと思っていますので後悔はないです。

 

これからの抱負は?
 日本ではプロダーツリーグでナンバー1になることです。そして海外にもいつかはチャレンジしたいという気持ちは常に持っています。

 

ダーツの魅力は?
 矢が3本あればだれでも友達になり仲間になり、本当に家族のような存在になれるんです。これからも日本中に家族をたくさん増やしていきたいと思います。

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