Player Interview

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James Wade,ジェイムス ウェイド、PDC PLAYER

Vol.73. 2015年5月号 James Wade

Q1:ダーツを始めたのはいつ頃ですか?
 7歳のときです。自宅のキッチンで祖母を相手にゲームに興じるようになりました。やり始めたらすぐに、ダーツの面白さに夢中になってしまいましたね。

 

Q2:他にもたくさんのスポーツやゲームがある中で、なぜダーツだったのでしょう?
 僕がダーツに出会ったのは7歳の頃だと言いましたが、そのくらい幼い頃にはまってしまったので、それ以外は考えられなかったとも言えるでしょう。イギリスではサッカーも人気ですが、うちの家庭ではサッカーをやっている人もいなかったので、ダーツを始めるのは自然な流れだったんです。

 
Q3:アマチュアの頃はどんなプレイヤーでしたか?
 自分で言うのも照れますが、僕はユースの時は良いプレイヤーだったと思います。それが成長するにつれて状況は変わっていきました。ユースの頃はスコアリングが結構凄かったです。でもダブルのミスは多かったですね。今は逆で、ダブルのミスは減りましたが、スコアは平均的になってきました。

 

Q4:PDCが始まったころの状況はいかがでしたか?
 僕がPDCに参加したのはそんなに初期のことではないので、その頃のことは良く分からない部分が多いんです。でも僕自身の経験から言うと、PDCは確実にプレイヤーにとって完璧な状況を作ろうと努力してくれているし、ゆっくりですが進化を続けていると思います。

 

Q5:PDCは今や世界的な成功をおさめていますが、その成功の原因は何だと思いますか?
 世界中には色々なスポーツやゲームがありますが、PDCほど観客とプレイヤーが親密な関係を築いているものは無いと思いますね。そしてその観客との共鳴性によって試合の行方も変わっていくんです。PDCイベントに足を運んでくださる方々は、各々が自分の好きなコスプレをしたり、ゲームを身近に楽しんでいるんです。チキンになったりヒーローの格好をしたり、アイドル歌手のコスプレなんかもいるんですよ!
 映画や演劇を見に行くような気分で、家族の楽しみとしていらしてくださる人達もいます。古きよき時代の家族のお出かけというわけです。つまりPDCイベントでは、それぞれの人が思い思いの形で一同に会し、一夜の夢を楽しむのです。むしろ僕が聞きたいくらいです。こんなに面白いものになぜ来ない人がいるんでしょうか?

Q6:長い間ダーツ界のトッププレイヤーとして活躍されていますが、その秘訣は何ですか?
 確かに、自分がこれだけ長い期間ダーツのトッププレイヤーという立場にいられることは、本当にラッキーだと思っています。秘訣というのではないかもしれませんが、これまでに培った経験と、これからももっと新しいことに挑戦してみたいという気持ちが、ダーツをプレイするモチベーションをあげてくれます。それはどんなに小さな会場でプレイするときも、アリーナのような大きな場所でロックスターのように注目を浴びてプレイするときも、同じように「ものすごい興奮」を僕に与えてくれるんです。この気持ちはどんなにお金を積んでも買えるものではありません。まあ、ダーツのおかげで稼いだお金が、僕の車狂に油を注ぎ、なかなか貯まらないんですけどね!

 

Q7:あなたはこれまでに多くの大会で優勝してきましたが、何か印象に残っている大会や試合はありますか?
 印象に残った大会や試合というと、頭に浮かぶのは2つあります。1つ目は僕が最初のメジャータイトルを獲ったときのワールドマッチプレイです。やっぱり最初の大きい優勝というのは印象に残っていますね。当時僕は挑戦者という立場でした。「やれば出来る!」という気持ちで臨んだ大会で、実際にPDCメジャー大会の優勝という大きな目標を達成したので、自分自身に己の実力を証明できたように感じました。
 もう1つは一番最近テレビ中継された大会の中で僕が優勝した、ユニベットマスターズですね。これは、今でも僕は「やれば出来るんだ!」ということを、またもや実感できた大会だったからです。

 

Q8:最近ではPDCでも若手のプレイヤーが活躍していますが、この状況をどう感じていますか?
 僕に意見を言わせてもらえるなら、そういう若手プレイヤーには即刻やめてもらいたいです。更に進化する手強い相手と戦わなければいけない、僕の気持ちにもなってくださいよ!まあ、勿論これは冗談ですけど(笑)。若手で強いプレイヤーは実際多いですね。彼等にとってダーツプレイヤーという職業は、大金を手にするチャンスを秘め、人生の新しい側面を追求することができる、凄い仕事だと思いますよ。状況は昔よりずっとよくなっているし、これは良いことだと思います。

 

Q9:PDCの未来についてどう思いますか?
 PDCは、このまま良い人材が上手く運営していけば、どんどん成長していくでしょう。新しく革新的な大会も増えて来るでしょうし、今まで思ってもいなかったような分野とのコラボなども実現してくるのではないでしょうか。ただ大切なのは「良い人材」が運営していくべきだということです。もし間違った方向に進んでしまえば、突然終わってしまうようなこともあり得るかもしれません。
 ただ、もしバリー・ハーン(現PDC会長)が引退を決めたとしても、ダーツの未来を考えてくれている、マット・ポーター社長やPDCの役員の方々がいるので安心だとは思っています。
 まあ、バリーは僕に絶対やめないと言ってましたけどね。彼は20代のサッカー選手よりエネルギーに溢れているような人なので、きっと大丈夫でしょう。

Q10:健康維持などで、特別にやっていることなどはありますか? 
 ダーツの大会は早い時間から始まって、夜遅くに終わるので、色々な意味で自分をケアするのは大変な仕事です。
 たとえ長い車の移動が無くても、飛行機での移動も厳しいものです。僕達ダーツプレイヤーはVIP待遇をしてもらえないので、普通に長い行列に並んで受付を待ちます。ファンの方々が同じ行列にいたりすると、そのことに驚いてショックを受けますね。そして同じ行列に並びながら、写真を一緒に撮ったり、サインを求められたりします。
 皆さんには是非分かっていただきたいのですが、僕達ダーツプレイヤーも他のスポーツのスター達と同じで、どこに行っても人から注目される存在になっているのです。
 最近では街中や空港などでもファンの人が多くいて、誰にも気付かれず普通に移動するのは難しいです。こういった状況もあいまって、僕はこれまでに2度、極限まで追い詰められるような出来事が起きてしまいました。その結果そううつと多動障害と診断されました。
 その後PDPAでも精神の健康についての勉強会などに参加して、こういった問題を解決しようとしています。僕の場合は何の助けもない状態で苦しんで来ました。
 今後僕と同様の問題を抱えるプレイヤー達にとっては、状況が改善されていくことでしょう。それもこれも、全ては団体として進化していくということだし、皆が団結すれば出来ると信じています。


Q11:ご自分では自身をどんなダーツプレイヤーだと思いますか?
 結構しぶとい奴だと思いますよ。僕は精神的な問題を抱えているので、他の人より多くのことに対処しなければならないのですが、ダーツをプレイする時は踏ん張ります。でもその分、私生活では辛い事も多く、不安定なこともあります。

 

Q12:日本には幾つかプロの団体もありますが、日本でプレイされているソフトダーツについてどう思いますか? 
 残念ながら僕は日本には1度しか行ったことがありません。ユニコーンの招待で行ったのですが、その大会で何千人ものプレイヤーがひしめいているのを見て、大変驚きました。ダーツボード(マシーン)も何百とあって凄かったですね。まさに「クレイジー」でした。
 日本で過ごした時間は素晴らしいものだったので、また絶対行きたいと思っています。その時にはソフトを投げるチャンスもあるかも知れませんね。

 

Q13:尊敬しているプレイヤーはいますか?
 実は僕はあまり尊敬しているプレイヤーとかは考えないんです。僕は自分のやり方でダーツをしているし、特に誰かを特別に尊敬しているということはありません。ただ、ここのところエリック・ブリストウには本当に色々と助けてもらっているんです。彼にはとても感謝していますね。

 

Q14:あなたにとってダーツの魅力とは?
 僕にとってのダーツの魅力は、家族全員で一緒に楽しめるということです。勿論レベルは違うでしょうが、別にそれでいいのです。
 僕の家族も皆ダーツをプレイしてきました。ダーツは誰でも気軽に、お金もかからず遊べるゲーム/スポーツです。例えばサッカーをやるとして、場所は限られています。家にサッカー場がある人なんてそういないでしょう?逆にダーツは、ユニコーンの正規品のボードをダーツ込み1万円程度で買うことが出来ます。サッカー場は持てなくても、このダーツボードのセットなら多くの人が買っています。
 つまり、ダーツは庶民のスポーツだということです。何をするのも高くつくこのご時勢に、こんなに庶民的なスポーツはありません。普通の家族が、普通に楽しめる。これがダーツの魅力でしょう。

Q15:何か趣味はありますか? 
 僕の趣味といえば車ですね。車を集めたり、その車をチューンアップや改造したりすることが大好きなんです。釣りも好きですが、あまり時間が取れませんね。

 

Q16:あなたがダーツプレイヤーとしてトップを走り続ける秘訣は何ですか?
 それには、以下の条件が大切です。自分勝手になること。頑固。気高くあること。強い志を持つこと。そして始めたばかりの時は全てを犠牲にしても頑張ること。これらの要素を全て持ち、更にそれが良いタイミングで発揮できたから、今の僕があると思います。


Q17:練習などで特別に自分だけのルーティーンなどはありますか? 
 特に人がやっていないことなどは、ありません。練習は普通です。僕がいつもやっていることは、会場には1時間前に入ること。そしてただ投げて練習をし、リラックスするように心がけています。それだけですね。

 

Q18:将来の目標は? 
 これからも勝ち続けることです。そしてもし今の僕が幸せだと言えるなら、このまま幸せでいたいと思います。まあ、未来のことは誰にも分かりませんから、今後僕がもっともっとたくさん勝って凄いプレイヤーになるかも知れませんよね。そんなことになったらいいですね。

 

Q19:6月には来日予定ですね。
 そうなんです。僕は家内のサマンサと日本に行けることをとても楽しみにしていますが、一番の楽しみは食べ物ですね。僕達は食べるのが大好きなんです。なんでも食べますよ!その他のことも色々やってみたいですが、なんせあまり良くわからないので、皆さんお勧めの場所など教えてくださいね!

Q20:最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。 
 僕が皆さんにアドバイスできることと言えば、自分の個性を大切にして欲しいということ。自分がどんなプレイヤーかちゃんと把握していることが重要です。それから一日に1時間~3時間は練習して欲しいということ。練習時間はそれぞれ違うと思うので、自分に合ったものを探してください。3時間だらだらする練習より、集中して1時間投げた方がずっと効果的なものです。これもやはり自分のキャラクターに合ったやり方で練習してください。
 皆さんはそれぞれに違うユニークさを持った個人なので、他人の真似をする必要は無いと思います。ダーツで上を目指すのは簡単なことではありません。だから、簡単だと思い込まないこと。でも、楽しむのも忘れないこと。このバランスが大切です。どうか皆さんもダーツを楽しんで、更なる高みを目指してください。

 

ダーツ テクニック

Q1:グリップについて教えてください。 
 先ほども話したことですが、グリップでも自分の個性を大事にすることが必要です。だから、何本の指でグリップするとか、どの指を使うとかはあまり関係ありません。自分が良いと思い、快適でいられる方法でグリップするのがベストのやり方だと思います。

 

Q2:グリップでもっとも大切にしていることは何ですか?
 何か1つが一番大事ということはありません。どんな些細なことも大切です。全てが自分にとってしっくりくることが必要ですね。

 

Q3:スタンスで一番大事にしていることは何ですか?
 誰でも長年ダーツをプレイしていると立ち方は変わってきます。僕も例外ではありません。だからどんな風にスタンスを取るかということを考えるより、いかにしっかり立つかということを考える方がいいでしょう。ダーツを投げるときの力がかかるわけですから、強固な地盤を固めるように、しっかり立つことが大切です。

 

Q4:3本投げる間にスタンスを変えることはありますか?
 僕は1度決めたポジションから動くことはあまりありません。ただ、入れたい場所が良く見えなかったり、余地がとても少ない時は動くこともあります。

 

Q5:テイクバックについて。
 テイクバックでは、何処まで引くとか、目とか耳とか、どの位置に向かって引くとか理論は色々あると思いますが、僕の場合は言葉で説明するのは難しいです。自分の手が自然に動くところまで引くというのが、僕の理論と言えるでしょう。

 

Q6:ダーツを回すプレイヤーがいますが、あなたはどうですか?また、なぜ回すのでしょう? 
 確かに僕はダーツを手で回しますね。でも、理由を聞かれても答えるのは難しいですね。ただそうしたいから、それがしっくりくるからやっているだけなんです。

 

Q7:狙いについて。どのように狙いますか? 
 僕は特に意識して狙ってから投げるわけではありません。無意識に狙っているようなこともあるかもしれませんが、そういう時はダーツの先が的を狙う感じにしていると思います。

 

Q8:狙うとき手を振るような動作をするプレイヤーもいますが、あなたはいかがですか?
 ダーツを投げる時、正しいとか間違っている投げ方と言うのは無いんです。手を振る人はいますが、僕が自分でやっているかは良く分かりません。

 

Q9:肩の動きについて何か気をつけていることはありますか? 
 肩とは人間の身体の関節の中でも、もっとも弱い部分の1つです。滑らかに動かすのは難しいですね。でもその事を知っているのは大切だと思います。

 

Q10:肘について。
 僕がダーツを投げる時は、肘を一杯伸ばし、出来るだけ手を遠くに伸ばすような感覚で投げます。

Q11:リリース。 
 ダーツのリリースもボールを投げるような感覚と一緒で、最後まで伸びきった先で手を離すという感じです。

Q12:フォロースルー。
 フォロースルーはダーツにとってあまり重要ではないという人もいますね。世界のベスト8のプレイヤーをじっくり観察してみてください。おのずと皆さんも自分のセオリーをつかめると思いますよ。

 

Q13:ダーツの飛びで大切にしていることは? 
 勿論自分が思っているところに最終的にダーツが刺さることです!

 

Q14:リズムについて。 
 リズムは、大切にする人と気にしない人がいますね。僕個人の意見としては、その試合毎に違うリズムがあると思います。これも同じ答えになってしまいますが、何が正しくて何が間違いかと言う問題ではないので、一概にいつも同じリズムで投げるということではないです。


Q15:これまでに投げ方は変わってきましたか?
 恐らく変わってきていると思います。でも考えてもみれば、ずっと同じものってないわけですし、それが自然なことでしょう。

 

Q16:練習について教えてください。
 僕はあまり練習熱心というわけではありません。僕の弱点と言ってもいいかもしれませんね。なので、あまり熱心にルーティーンを考えたりとか、何度も同じことをやったりとかいう練習ではありません。まあ普段の練習では気分良く投げて、妻のサマンサがいい加減機嫌が悪くなってきたらそろそろやめるという感じですかね(笑)。

 

Q17:これまでにスランプを経験したことはありますか?
 何度も経験しています。傷ついても転んでも、何とか立ち上がって、服についたほこりを払い、そしてまた黙々と始める。これしかスランプの対処法はありません。僕にとって最大の敵は、自分自身を哀れんでしまう気持ちなんだと思います。

 

Q18:ダーツ魂。
 試合で対戦するときは、何としてもポジティブでいようと心がけています。それから忘れてはいけないのは、ダーツも大切だけど、人生の方がもっと大事だということです。人生を最高に楽しんでこそ、いいダーツが打てると思いますよ。

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