Player Interview

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Ryuki Morikubo、もりくぼりゅうき、森窪 龍己

Vol.90. 2018年3月号 森窪 龍己 2勝3勝と勝ちを重ねていきたい

ダーツとの出会いについて教えてください。
 大学生の時にイギリスに留学していたんですが、ビリヤードをしに行った時に台が空いてなくて、「ダーツやって待ってて」と言われて投げたのが初めてです。

 

ではスティールですか?
 はい、スティールです。

 

場所はどこですか?
 オックスフォードですが、夕方になると店は全部閉まってシャッター街でしたね(笑)。スタバまでシャッターを下ろすので、開いてる店はマックくらいという何もない町でした。遊ぶ場所は週末にクラブが空くくらいでほとんどなくて、遊びに行こうとしたらプールバーかダーツバーしかなかったんです。
 帰国して大学に戻ってからはテニス部に所属していました。その時の部長がバイト先でダーツにハマってて誘われたんですが、行ってみたらソフトだったんです。「ダーツ持ってる?」と聞かれて「持ってる、持ってる」とマイダーツを持っていったんですがスティールで、「それ投げたら壊れるよ」と言われました(笑)。

 

PERFECTにはいつから参戦されているのですか?
 2013年の最初からです。1月にプロテストを受けて、2月の開幕戦から出ました。

 

2017年の第6戦の静岡大会で優勝されていますが、この年はどのような流れでしたか?
 まずこの年は『落ち着いて投げる』というのを自分の中でテーマにしていました。開幕戦の3回戦で小野恵太選手と当たったんですが、それまで一度も勝てなかった相手でした。この時はとにかく「勢いだけに任せないでちゃんと投げよう」「戦えないわけじゃないからちゃんとしよう」とずっと言い聞かせなが投げたんです。そうしたら勝つことができて、初めて3位に入賞しました。それまでは8位が最高で入賞したことがなかったので、本当に嬉しかったですね。それから次の北九州大会でもベスト4で入賞できて、その時に「自分のダーツをちゃんとやれば勝てるんだ」と、信じていたものが確信というか自信に変わったんです。
 静岡大会の時は、正直言うと朝からあまり調子が良くなかったんです。ロビンの時からグリップの違和感がずっと残ってて、気持ち悪いまま我慢してました。それが準決勝での西谷譲二選手との2レッグ目で、突然グリップがスパッとハマったんですよ。そして決勝に上がれたんですけど、決勝の相手は僕が日本人プレイヤーで初めて見てからずっと憧れていた谷内太郎選手でした。
 谷内選手とは練習で何度か試合させていただいてました。自分がずっと憧れてて面倒見てもらって、一緒に練習してくれていた人だというのを思った時に、今ここで全開の自分を出さなければ噓だろうと思ったんです。この日最後の決勝の舞台で、それが出せなければダーツをやってる意味がないだろうと思いました。そして全力で楽しみながら投げたら勝てました。この時は勝つことよりも、自分のダーツを目一杯太郎さんに見せたかったんです。それができた結果が優勝だったと思います。

総合ランキングを調べてみると、2014年は64位、2015年は24位、2016年は20位、そして昨年が18位です。この成績についてはいかがですか?
 正直納得できてはいません。初年度の2013年は38位だったんです。次の年に64位になってしまったのには理由がありました。

 

この年は全試合に参戦してないですよね。
 はい、出ていません。2014年の頭に親を亡くしまして、いろいろごたごたがあって精神的にも集中できずにランキングを落としてしまいました。でもその後からは、「もう一度やり直そう」と吹っ切って投げ始めました。
 これは選手名鑑にも書いてるしみなさんにも公言してるんですが、一年間の最低限の目標は、前年度のランキングより一つでも上に上がること。そして一つの大会に対しての目標は優勝することです。
 この目標としてはセーフなんですが、昨年は前半戦中盤まではずっとトップ5をキープしていたのに、終わってみたら18位という結果で……。自分で自分に「どうしたの?」と聞きたくなるくらい納得できてないです。でもこの数字が現実なので、今年は18位よりも上、というのを最低限の目標としています。

 

今日は2018年の開幕戦ですが、プロ選手がいっそう増えていてすごい人数ですね。PERFECTというのはどのような舞台ですか?
 ロビンから始まるので、ノックアウト式のトーナメントと比べるとそこまでプレッシャーはないかなと思います。でも朝から緊張感はすごくて、ずっとピリピリしてますね。控え室にいる時や選手同士で話している時はそれほどでもないですが、いざボードに向かった時のピリピリ感はすごいと思います。
 僕はPERFECTしか知らないのでJAPANがどんな雰囲気なのか分らないですが、PERFECTの試合中の空気は本当にピリついてますね。一番を狙う人達が集まってるので、あの空気感は何とも言えないです。

 

今年は全試合に参戦しますか?
 いえ、全部は出られないです。僕はダーツを始める前から地元のお祭りの役員をやってるので、その時期は忙しいんです(笑)。残念ながらちょうどそこに被ってる大会があるんですよね。
 それからPDCアジアツアーにも参戦したいと思ってるので、重なってしまう場合はPERFECTではなくPDCの方に出させていただこうかと思っています。

 

体調管理も大変だろうと思いますが、どのようなことをされていますか?
 定期的に整骨院に通って整体してもらうのと、自分でもセルフケアでメンテナンスをしています。移動が飛行機の時は座ってるだけなので問題ないですが、基本的には自分で車を運転して移動することが多いので、その疲れが取れるように気を付けています。

自分でどのようなタイプのプレイヤーだと思いますか?
 根っからのリズム型だと思いますね。速くなり過ぎたり、余計なことを考えようとするタイプなので、なるべく余計なことを考え過ぎないようにしています。今まで練習でやってきたのと違うことを考えたら意味がないですからね。

 

今までにスランプはありましたか?
 スランプだと思ったことは一度もないです。
 何をやっていてもその日によってコンディションというのは違うと思うんです。これはダーツプレイヤーだけじゃなくてサラリーマンの人も同じだと思いますが、朝起きた時に前日と全く同じように目覚めることは少ないのではないでしょうか。そういう誤差の範囲を少なくするために、日中の過ごし方を考えますね。
 今日は寒くて手がかじかんでる、今日は暖かいから指がよく動くという変化に対応することが大事で、普段からそうやってケアしていればスランプに陥るということはないんじゃないかと、僕は勝手に思ってます(笑)。

練習方法や時間は決めていますか?
 必ずこれをすると決めているものはなくて、お店に入ったらアップをする時にプラクティスメニューをします。僕はハーフイットが好きなので、一人の時はカウントアップ、クリケット・カウントアップ、ハーフイットといった感じで投げます。お客さんと対戦する時はゼロワン、1501をアップで投げて、その後に701、クリケットとメドレーをします。
 大会だから特別何かをするというのではなく、毎日それを繰り返してるだけですね。実戦に向けての練習と身体を動かすためのアップに分けて、一日に6時間以上は投げてると思います。

 

現在ダーツで一番大事にしていることは何でしょうか?
 技術面では、自分が今できていることを崩さないことです。世界のトッププレイヤーの技術を真似てみようとトライすることがありますが、それをやった時に自分が今持っている技術を崩さないように意識します。それができた時に一段上の新しい技術が身に付いて、さらに試合で生かそうとするメンタルとの相乗効果で上に上がって行けるのだと思います。
 技術とメンタルとどちらが先かというのではなく、持っている技術を試合で確実に発揮できる強いメンタルとの積み重ねが大事なのではないでしょうか。気持ちがあせるだけだと身体は空回りするので、そのバランスが自分の中で取れないと大けがしちゃうと思いますね。


現在の仕事について教えてください。
 今仕事はしてないです。以前は大工をしていましたが、ダーツだけでどこまでやれるか試したくて、去年の一月に辞めました。そして一年間全戦出場しようと決意してやってみました。その時にイベントを組んでくれたりして協力してくれたお店に行って、お客さんと交流しながらダーツを広めるというのが今の仕事です。
 お店で投げるのもそうですし、他店舗さんに行った時やスポンサーさんのイベントで誰かと交流したら、その人達に「あ、明日ダーツ投げたい」と思ってもらえるようなダーツをすることが、自分の今の使命だと思ってます。

 

ダーツの教え方には定評があるようですが。
 定評というほどではないですが、僕が思うその選手にあった教え方をするようにしています。
 たぶんその話が出たのは佐藤かす美選手だと思うんですが、彼女のダーツを初めて見た時は正直教えられなかったんです。一緒に練習していく中でロスしている部分があるなと気付いたんですが、それをイメージで教えてあげるのか、動きで見せるのかを考えました。僕はもともと野球のコーチをやっていた時期があるので、それに近いものがあるのかもしれません。野球のイメージを伝える時に、動きを見せることによって吸収できるタイプの選手と、口答でイメージを説明するとできる選手に分かれたんです。それを考えながら説明しているだけなんですが、佐藤選手には上手く伝わってくれたんだと思います。

それで佐藤かす美選手はチャンピオンになりましたからね。
 本当にホッとしました(笑)。


改めてダーツの魅力は何でしょうか?
 一番はダーツをしていなかったら確実に出会うことがなかった人達と出会えたことです。
 普通なら自分と接点のない環境にいる人や、真逆の性格の人とはかかわり合いにならないと思うんです。でもダーツという一つのツールのおかげで、知り合って意気投合して仲良くなるパターンが結構あるので、それが最大の魅力ですね。
 そしてプロになったことにより日本各地の方々と交流を持つようになりました。もしプロでなかったら北海道や九州、沖縄のプレイヤー達と会うことはなかったと思います。もしこの先、PDCという世界で一番大きい舞台に立つことができたら、世界の選手との繋がりもできるでしょう。それは大変な魅力ですね。

 

最後にこれからの夢や目標を教えてください。
 夢は大きく、PDCのランキング上位に入ることです。PERFECTでは2勝3勝と勝ちを重ねていきたいです。ワールドチャンピオンシップとか夢じゃないですか。斉吾さんがいて恵太くんや真澄くんがいて、世界で戦ってる日本人選手が少しずつ増えています。その中に入っていくのと、そこで勝ち上がっていくことは本当に夢です。そのために毎日頑張って練習していますので、応援お願い致します。

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