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No.41 2018年1月 ワールドチャンピオン優勝年齢

 2018年最初の号です。今年も宜しくお願いします。

 このコラムを書いている数日前にPDCワールド・ダーツ・チャンピオンシップが終了しました。
 1回戦で浅田斉吾と対戦したロブ・クロスがこの大会をもって引退をするフィル・テイラーを決勝戦で倒して優勝するという、1年前どころか大会前でもなかなか予想の出来ないドラマチックな展開で幕を閉じました。
 テイラーの最後の勇姿を出来るだけ長く見たいとの思いはありましたが、本当に彼が決勝戦まで残るとは思いませんでした。
 決勝戦はテイラーに勝ってもらって有終の美を飾って欲しい気持ちと、辞める人間が優勝するなんて事は今後の為にも良くないって思いと相半ばする気持ちでした。
 それにしてもロブ・クロス強かったですね。
 本当にPDCに参戦1年目の選手なんでしょうか。
 PDCのホームページではフィル・テイラーがエリック・ブリストーを破って初のワールドチャンピオンになり世代交代を成し遂げた時と似たような、時代の節目かの表現をしていますがどうなるんでしょう?
 日本でもターゲットをはじめロブ・クロスの事を超新星と表現しています。どうなんだろうと思い過去の世界チャンピオンがチャンピオンに初めてなった時の年齢を調べてみました。
 テイラーがエリックに決勝で勝ち初の世界チャンピオンになったのが1990年で29歳。
 今のロブ・クロスが27歳ですから20代後半でほぼ同じですね。
 PDCがワールドチャンピオンシップを始めたのが1994年から。
 それなのにそれ以降の初優勝の選手はPDCが2018年まで含めて4人。
 BDOは2017年までで17人います。
 この原因は非常に単純で、PDCはフィル・テイラーが14回も優勝しているからです。
 更にBDOでチャンピオンになった選手の半数以上がPDCに移籍してしまうのも要因でしょう。
 最年少で世界チャンピオンになったのは現在モンスターに所属しているクラッセンの21歳。ガーウェンもそれに次ぐ24歳での初優勝です。
 この2人がBDOで活躍し始めた時も騒がれましたし、当時一緒に日本にも来ていますよね。
 20代前半での優勝はこの2人だけ。一番多いのは25歳から29歳までの9人で、それに次ぐのは30歳から34歳までの30代前半です。
 ただ、この30代での優勝はBDOがワールドチャンピオンシップを始めた当初の優勝者が多く、元々この頃はプロ選手の年齢層が高かったのではないかと推測されます。
 近年を見ますと、特にPDCに限ってみればギャリー・アンダーソンの44歳で初優勝は異例な出来事で、それ以外は20代での優勝ですから表舞台に飛び出した時の勢いのまま優勝をしないと、世界チャンピオンの称号には手が届かないのかもしれませんね。

 スポーツを含めたショービジネスの世界で絶対的なエースがいることは、そのジャンルにとって人気や知名度を上げる為に必要な事だと思います。
 力道山しかり、武豊しかり、羽生善治しかり。
 そういった世間にも名の知れたスターが生まれる事でそのジャンルの認知度が上ります。
 フィル・テイラーはイギリスに行けば一般の人の多くが彼の事を知っていて、彼の離婚問題は一般紙にも載る程の知名度です。
 そんなテイラーの引退でダーツ界はどう変わるのか?
 意外とより良い方向へ向かうのではないでしょうか。
 スポーツにおいては絶対王者の時代より群雄割拠の時代の方が面白いですしビジネスとしては膨らむチャンスです。
 読売ジャイアンツのV9時代最後の方はビジネス的にあまり芳しくなかったなんて話は、ファンも勝敗に興味が薄くなり熱中する度合いも下がる結果がもたらしているのでしょう。
 幸いPDCは年々と大きくなっています。
 早くも来年のワールドチャンピオンシップの賞金額が発表されました。
 優勝賞金が50万ポンド、賞金総額250万ポンドです。
 2009年の優勝賞金12万5千ポンドの4倍、賞金総額72万4千ポンドの3倍強です。
 10年でそんな規模で大きくなっています。
 同じイギリスで開催の全英オープンゴルフと比べても2009年の時点では優勝賞金で6倍の差がありましたが、2017年で比較すると4倍差まで縮まっています。
 またスカイスポーツと過去最高額での中継料の契約更新も発表されました。現時点ではPDCに死角は無しと言ったところでしょうか。

 来年からPDCチャレンジが無くなる事は多くの方がご存知だと思います。理由は今年から各国の代表を招待するのではなく、ヨーロピアン・オープンのようにアジアでツアーをして上位数名をワールド・チャンピオンシップに参加させるようになったそうです。
 これは凄く良い事だと思います。突然あのレベルの中へ放り込まれてもなかなか勝負になりませんからね。
 ポール・リムのように一回戦を突破なんてなかなか難しい話です。
 ですからアジアの中で競い合える試合が増える事は良い事だと思います。
 ただ、日本人がそこを誰も突破出来ないなんて可能性も無いとは言えない不安もありますが。
 現状このアジア・ツアーの詳細が全く出ていないのが残念ですね。
 誰でも参加できるのか、PDPAに登録する必要があるのか、アジアの人間以外でも参加できるのか、賞金の有無等。
 私のスティールダーツを投げている友人の中にもアジア・ツアーに参加してみようかなと言っている者がいます。スティールも国内の大会が多いですからそれを減らして、アジア・ツアーに参加する為に海外へ行くなんてのも面白そうですね。
 年末、赤松大輔選手がフェイスブックで「ザ・ワールドのすすめ」的な文章を書いていましたが、ジャパンもパーフェクトも試合数多いですから、それを回ることを思えば難しい話ではないと書いていました。
 非常に納得させられる説得力の有る内容でした。国内旅行に行くよりも近場の海外旅行の方が、旅費が安いなんて事も多々ありますからね。
 ザ・ワールドやアジア・ツアーだけ狙うなんて選手が居ても面白いですよね。
 私も海外の大会に参加してみようかなと少し考え始めていたりします。

 

ワールドチャンピオンシップを初優勝した時の年齢
◆ BDO World Professional Championships
1978 Leighton Rees  37歳
1979 John Lowe   33歳
1980 Eric Bristow   26歳
1982 Jocky Wilson  31歳
1988 Bob Anderson  40歳
1990 Phil Taylor   29歳
1991 Dennis Priestley  40歳
1994 John Part    27歳
1995 Richie Burnett  27歳
1996 Steve Beaton   31歳
1997 Les Wallace    34歳
1998 Raymond van Barneveld  30歳
2000 Ted Hankey    31歳
2001 John Walton    39歳
2002 Tony David   34歳
2004 Andy Fordham  41歳
2006 Jelle Klaasen   21歳
2007 Martin Adams   45歳
2008 Mark Webster   25歳
2012 Christian Kist   26歳
2013 Scott Waites   35歳
2014 Stephen Bunting  28歳
2015 Scott Mitchell   44歳
2017 Glen Durrant   46歳

◆ PDC World Darts Championship
2011 Adrian Lewis   25歳
2014 Michael van Gerwen 24歳
2015 Gary Anderson  44歳
2018 Rob Cross    27歳

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