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No.44 2018年7月 PDC ワールド・カップ・オブ・ダーツ

 今回はワールド・カップの話題で書きたいと思います。当然ですがダーツ雑誌ですので、FIFAの方ではなくPDCワールド・カップ・オブ・ダーツに関してです。
 日本の出場選手は浅田斉吾と村松治樹の2名。現状ではスティールダーツに関してはトップの2人と言っていいでしょう。
 大会前からかなり期待していました。結果は本誌にも出ていると思いますが、今大会の第1シードのスコットランドに敗れてベスト8でした。
 今年は3試合の3ダーツ・アベレージは80点台後半から90点代前半。過去のこの大会での日本人チームはアベレージ80点前後がほとんどでしたが、今回はようやく世界で戦える数字になったのではないかと思います。
 1回戦は今大会第8シードのオーストリア戦。強豪ですが多くの方が予想した通り私も勝てるんじゃないかと思っていました。
 1回戦はダブルスのみの対戦なんですよ。PDCのプレイヤーはなかなかダブルスしないと思うんですよね。それに引き換え日本の2人は元々ソフトダーツをしていますからダブルスでは慣れているんじゃないかと思ったんですよ。フルレッグまでもつれこみましたが最後は素晴らしいダーツでしたね。
 この試合のアベレージは92点超えで、1回戦通じて全体5位の数字でした。
 2回戦からはシングルス2試合と1対1になった場合ダブルスで決勝を行うフォーマットに。ここでの対戦はイタリアを倒して勝ち上がってきたカナダと。正直なところ、ここは勝って当然くらいのダーツを見せてくれないと困るなと思って応援をしていました。
 カナダは1回戦のアベレージが80点を下回っていますし、セミリタイアをしたジョン・パートがメンバーとして選ばれているくらいですからね。日本のトップ2人には勝ってもらわないと。
 浅田斉吾とジョン・パートの試合はフル・レッグまでもつれましたが浅田斉吾が勝利。村松治樹はドーソン・マーシェルに危なげなくストレートで勝利。アベレージは88点台と87点台。まずまずの数字ですが次の相手にはこれだと足りないんですよね。
 次は第1シードのスコットランドです。この2人ならサプライズもあるんじゃないかと思って期待して見ていました。
 浅田斉吾はピーター・ライトと対戦。点取りもかなりついて行けたんですが、あと一歩足りませんでした。うーん、惜しいなあ…。結果はストレート負けでしたが、見ていて面白いゲームでしたね。数字は93点台と92点台。
 村松治樹はゲイリー・アンダーソンと対戦。治樹も入れたんだけど、ゲイリーが凄かった。98点台と90点台でこちらもストレート負け。かなり頑張ったんだけどなあ。ただ、2人の90点台はダブルが入っていない数字ですから、これでダブルがまわってきて外していたらもっと数字的には下がるんですよね。2回戦での数字87点前後が日本のトップの今の実力ってところなんでしょう。PDCのトップとはまだまだ差がありますが、十分にPDCで戦えるような力をこの2人は持っているって事がこの大会で見られたんじゃないかと思います。

 この2人がPDCで活躍する為に何が足りないのか?当然ですがダーツを入れる力。
 スタッキングの話とか刺し方の話とか色々とありますが、そこに今更手を付けると余計遠回りですしそのまま迷宮入りの可能性も高いです。とにかく今のまま入れる力を高めるのが一番なのかなと思うんですよね。
 それから浅田斉吾選手にはもう一つきちんとPDCのレベルまで高めて欲しい事があるんですよね。それはアレンジ。200点台から300点台前半のアレンジを知らな過ぎます。181点残りから3本目を18に投げて163残りにしたのはその前までの数字の計算ミスでしょうからこれは仕方がない。ミスは仕方がないんですが、知らないってのはどうしようもない。
 ピーター・ライトが201残りで、浅田斉吾が303残りの場面。ピーターが201残りを6本でフィニッシュする可能性は大いにありますよね。
 そうすると浅田斉吾は303残りから最低限上がり目を出さなくてはならないし、その為のアレンジをしなくてはならないわけです。当然ですが180が出れば一番良いのですが、それが常に出来るんだったら残り数字は321点と141点しか無いはずです。
 そんな事はあり得ないんだからこそアレンジが必要です。T20を狙って1本シングルに外すと140点ですが、そうすると残り数字は163点になって上がり目はありません。
 スティールダーツを長くやっている人なら分かると思いますが、303残りは19を狙ってトリプル2本とシングル1本で133点取れます。そうすると残りは170点で上がり目が出るんですよね。
 140点取るのも133点取るのも難しさは同じですし、全てトリプルに入れて171点取れれば更に良い訳です。
 実はこの303点残り、村松治樹と対戦した時のゲイリー・アンダーソンは当然19へ投げていますし(7に外しましたが)、1回戦で村松治樹もやっぱり19へ投げていて2本シングルに外した時点で20にスイッチしています。
 決められなければ同じではないんですよ。入らなかったのはただの結果だけであって、140点取っても上がり目出なければ負けの確率が高い事には代わりが無い。
勝利する為の近道を自分で作るのがアレンジだと思うんですよね。特にPDCの世界では先にダブルを打たなければ勝ちは遠のく訳ですから。
 303点だけでなく200点台でも何度かそういった場面が見受けられたんですよね。村松治樹は流石というべきか、PDC歴長いのもありますし本人が研究するの好きなんでしょうね。
 私なんかが言うのはなんですがバッチリでしたよね。

 急にPDCで何かを変えようとしても無理ですし難しい事だと思います。普段のPERFECTの試合やアジアン・ツアーでもそれをしていけば身につくと思うんですけどね。ただ、現状それをしなくてもPERFECTやアジアの中では勝てちゃっているのが一番の問題なんだよな。
関西にも私なんかよりアレンジ知っている人大勢いると思うのですが。
 アレンジも誰かに教わるなり、自分で研究するなりしたら、もっと強い浅田斉吾が見られると思うんですよね。期待しているからの苦言だと思ってもらえれば良いのですが。ともかく2人には楽しませてもらいました。

ダーツ屋どっとこむ よろしくお願いいたします

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