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No.4 Vol.6. 2004年2月号 ニューヨークではスティールダーツ

ニューヨークの魅力

 1年間でこの街を訪れる外国人は500万人以上にも及ぶ。なぜそれまでにこの街は人々を魅了するのだろう。

 ニューヨーク…この響きで読者はどんな街を連想するのか。
 歴史を辿ってみると、元来マンハッタンで最も長らく暮らしてきた人々はアルゴンギンというインディアン部族だ。その部族は「丘の島」という意味の「マンハッタン」という名前をこの島に付けた。白人の歴史は1609年にイギリス人「ヘンリー・ハドソン」が偶然に発見してから始まり、その歴史はまだ僅か400年余りに過ぎない。
 その後に、世界から各人種が移民し、現在はまさに人種の坩堝状態。マンハッタンの広さは東京の世田谷区ほど。常に産業、商業、文化の中心地として繁栄し、現在この街を訪れる人は1年間で3、000万人以上、外国人訪問者は約500万人以上にも及ぶというから、驚きだ。その目的は、いかにも国際都市というに相応しく会議、研修、視察、観光などと幅広い。摩天楼やマンハッタンを囲む二つの川、南に位置する海と自由の女神、100年も前に建てられたビル郡、この街の魅力は知れば知るほど計り知れない。
 町並みの雰囲気が特別なので、数々の映画の舞台となった。ケーリー・グラント主演でクローズアップされたエンパイヤーステイトビルの終了時間は今も同じだし、「ティファニーで朝食を」のオープニングの有名なショーウィンドウは今も健在だ。「ギャング・オブ・ニューヨーク」では昔の街並を見事に再現、この街のことを学べた。忘れられないラブストーリーも、この街でどれほど制作されたことか。

 ニューヨークには多くの芸術家たちが集まってくる。ソーホーのギャラリーの新人作家の作品は質が高いことで知られているし、マンハッタンだけでもいくつもの美術館があり、それぞれ国宝級の作品が展示されている。最高のアートを毎日気軽に目にできるので、アーティストたちがこの地に集うのも当然だろう。また音楽では、名門ジュリアーノ音楽院とリンカーンセンターが名高い。メトロでキャンバスやバイオリンを持っている若い芸術家の卵が、将来は世界のトップスターなんてことは珍しくないだろう。
 ニューヨークコレクションは今や、パリやミラノと並ぶレベルの高さだ。ニューヨークならではの自由な発想を存分に生かした新人売れっ子デザイナーも毎年のようにデビューしている。ニューヨーカーにはファッショナブルな人が多いのもうなずける。
 ミュージカルの批評が手厳しいのはブロードウェイのある意味での財産だろう。現地でも、人気の作品のチケットの入手は難しいが、ファンにとっては夢の場所だ。
 大リーグではニューヨーク・ヤンキースの松井の活躍も華々しいし、NBAの強烈なファンであるジャック・ニコルソンが審判に暴言を吐いたとしてスタジアム退席を言い渡されるなど、スポーツシーンも強烈だ。  
 国連の本部もあればウォールストリートは金融で世界を引っ張る。これほど各分野で世界の脚光を浴びる街が他にあるだろうか。自由な風土が自由な発想を生み、それを住民は受け入れ継承していく。毎日のように夢を求めて新しい人々がさらに流入し、アメリカンドリームの競争社会に活力や刺激を与えていく、そんな循環システムが完成されている街だ。
 9・11以降様々な変化が起きているがそれでもいろいろなシーンで、いつも世界の人々を魅了し続けてきたこの街の魅力は、けっして色あせることはない。

 

ダーツ文化はパブで継承されていた

マンハッタン内だけでもパブの件数は100軒以上。かなりの数のパブにダーツボードは掛けられていた。

 ニューヨークのダーツ事情というのはどんなものなのだろうか。事前にインターネットなどであれこれ調べてみたが、あまりはっきり分からない。一体どれほど盛んなのか疑問だ。ホテルにチェックインすると、さっそく調べておいたダーツバーとパブに片っ端から電話を始めた。詳細がわからないので、とにかくダーツを投げているという場所を順番に訪ねてみるしかないわけだが、しかしマンハッタンだけでも、パブというジャンルのバーがなんと100軒以上ある。これではとても全てを回るわけには行かないので、どうにかしてダーツの盛んなパブを探り当てて紹介してもらうしかない。
 あれこれ電話をしてから見当をつけた後出かけてみると、3軒目でみつけることができた。すると運良くリーグ戦の真っ只中だった。プレイヤーもかなりいて、応援も熱く、ダーツのレベルも高かった。

 ここでこの街のパブ、ダーツ事情について…。どうしてこのニューヨークという街はこんなにダーツがポピュラーなのだろうか。パブにはほとんどダーツが壁に掛けられているが、その理由はダーツの由来と大きな関係があるのだ。ニューヨークの移民にはかなりアイルランド系が多いということだ。以前より本誌を読んでいる方には、きっとピンと来たことだろう。パブとダーツが密接に関係しているのだから、当然この地にはダーツ文化が根付いているわけだ。アメリカは広いけれども、これだけハードダーツがプレイされているのにも納得だ。
 ダーツプレイヤーはみんな気さくだった。取材でニューヨークのダーツ事情について調べていることを伝えると、誰でも意見を言ってくれる。ソフトダーツも好きで、ラスベガスの大会でも好成績をあげた人物にも会った。「そうだね、ニューヨークはハード中心だね。ソフトマシーンはあまり見かけない。あることはあるんだけどあまり盛んじゃないね。ラスベガスのソフトダーツ大会なんて楽しいから、個人的にはソフトダーツにも盛り上がって欲しいんだけどね」。


「New York

Darts Organization」
ロジャー理事長 インタビュー

 昼間は銀行員、夜はダーツバー巡りとたいへんな忙しさだ。これからの活動について聞くと、やはり9・11以降、問題がクローズアップされている人種問題にダーツが何で貢献できるのかを考えているとのこと。ダーツによって誰もが仲良くなれる利点を活かして、より飛躍して欲しい。グランドゼロの地は依然、暗い雰囲気が漂うが、この町の人は立ち上がりつつあるようだ。

 

ニューヨーク・ダーツ・オルガニゼーションというのは、どんな組織なのでしょうか?

 基本的にはマンハッタン内に住んでいるか、勤めている人が中心で、約300人ほどで構成される完全なアマチュア団体です。私の他に役員が2人いて、持ち回りでリーグ戦や大会を開催しています。当然、役員も無報酬なためそれぞれが別の職業に従事しています。私は昼間は銀行のテクニカルサポートの仕事をし、夜はパブに出かけてダーツ仲間とダーツ談義に講じるわけです。

 

ニューヨークにはマンハッタンの他にもダーツクラブはあるのですか?

 勿論ですよ。ブロンクス、ブルックリン、クイーンズにもあります。でも、きっと私どものクラブが一番大きいかな。とてもまとまっていて、しかもダーツに熱いからです。年に1回、他のクラブとニューヨークカップを開催するんですけど、その時は本当にバトルですよ。いつも殴り合いにならないようにと心配しています(笑)。それほど真剣になってしまうんです。いざというときのために(?)、どのチームもダーツプレイヤーなのか、プロレスラーなのか分からないような人物が必ずメンバーに入っています。

 

リーグ戦が主体ですか?

 年に2回、春と秋に行っています。メンバーは月曜日か火曜日にチームで参加し最後にその決勝があります。期間は10週ほどでしょうか。最近は女性のメンバーの活躍が目立ちますね。雰囲気が良くなるので大歓迎ですよ。男性ばかりで投げているとどうも柄が悪くてね。ほっとしていますよ。

 

レベル的にはどうなんでしょうか?

 全米の中でトップグループに属しているわけではありません。アメリカは広い国なのでトップグループはほとんどプロ級のレベルですから。私どもは、ダーツを通して仲間をつくることを大事にしているんです。またダーツが上手になるには、かなり練習時間を費やさなければいけないと思いますが、この街の人々は仕事が忙しすぎるかもしれませんね。それでもご覧になった試合の決勝では、優勝者は13ダーツだったでしょう。まずまずではないでしょうか。時々上手なプレイヤーが初心者に教えるなんてことはしています。でもここはアメリカ、結局ハンサムな先生が来ないと女性の初心者たちは出席しないし、そんなものです。日本人のように真面目じゃないからね。見習って欲しいよ!

 

これからの活動は?

 もっとメンバーを増やしていくことを目標にしています。しかも、様々な人種の方々に参加して欲しいですね。日本は単一国家のため、少々わかりにくいかもしれませんが、私どもアメリカという国は素晴らしい面と同時に影の部分も存在するんです。様々な宗教、人種、言語の人によって構成され、成り立っているこの国には難しい課題があるのが現実です。その事を無視していては生活もできません。特にこのニューヨークという街は100メートル歩くだけで、どれだけの異なった人種とすれ違うでしょうか。もし、偏見でももっていたら、スーパーや花屋、薬屋で買い物もできなければ地下鉄やタクシーにも乗れません。せっかくダーツという共通のゲームで遊べるんですから、それをコミュニケーションにできればと考えます。大げさですか?では私どもに起きた、9・11の悲劇はなんだったのでしょうか…。

 

読者にメッセージをお願いいたします

 日本のクラブと勝負したいものですね。何処かのクラブの方々、挑戦に来ませんか?でも必ず腕の太い奴、連れてきてくださいよ…。いや、冗談、ダーツの勝負ですよ。

 

リーグ戦は大興奮 勝つとチーム全員で大歓喜

 マネージャーのロッド氏。酔ってからむお客なんているのだろうか。腕っぷしはご覧の通りだが、ダーツプレイヤーとしてもなかなかのもの。ダーツ歴20年、かつては腕試しにイギリスに行って、道場破りならぬパブ破りにも挑戦したという。来ているシャツは戦利品?


 リーグ戦は月曜日と火曜日に主にプレイし、その時々で店を変えていくとのこと。どれもマンハッタンのお店なので、週末の混雑は相当のもの。比較的空いている週明けを利用しているわけだ。曜日は重要なポイント、その事情は日本と変わらない。
 当日の決勝戦では優勝者のダーツは13ダーツ。2チームの対抗戦だったのに決まった瞬間は大騒ぎ、まるで大きな大会に優勝したようだった。プレイスタイルも応援スタイルもアメリカの明るさが出ていて、とても好感が持てる。とにかくニューヨーカーって楽しい。
 ロジャー氏の言う通り人種は多岐に渡っている。でも、かなりまとまりが良く、プレイも紳士的だ。

 ある地域でダーツボードをみつけると、リーグ戦などを一緒に企画しているので近所の仲の良い店を紹介してくれる。少しの期間、まめに通えば一地域のダーツバーを全部知ることができるだろう。ダーツを通じて友達を作るのは簡単なことに違いない。ニューヨークでダーツの腕試しはいかが。

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