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No.5 Vol.8. 2004年6月号 完璧なソフトダーツの大会

会場

 舞台はアメリカ・シカゴにあるホテル、ハイアット・リージェンシー・オヘア。シカゴ・オヘア空港より車で約15分、シカゴの中心部よりは電車、または車で30〜40分ほどにある。この先、数年この大会はこのホテルでの開催が決定されている。レストラン、スポーツバー、プールなども併設されているので数日の滞在でも不便を感じさせない。

 

 ソフトティップダーツ界では全世界でも有名な大会が5月27より5月31までの5日間の日程でアメリカのシカゴで開催された。大会の冠名は「ブルシューター」、その歴史は今年で19回目を刻む。日本では今、まさにDー1という新しいマシーンがダーツ業界に新風を巻き起こしているが、そのマシーンを共同開発したのがこの大会を主催するアラクニッドという会社であり、アメリカではダーツマシーンの70%ものシェアーを誇る。そのマシーンはNDA(ナショナル・ダーツ・アソシエーション)公認のマシーンであり、このマシーンのスタッツを取得することにより、4月にラスベガスで開催されるNDAの大会にも当然、出場できることになる。
 この大会で注目されるのは、まずレベルの高さ、そして世界8ヶ国の代表選手の戦いが開催されることだろう。日本代表も参加しているが、新しい意味での目標ができると、さらにダーツの技術向上、ダーツプレイヤーの増加につながる。日本からも多くの関係者が参加したので大会運営、競技方法など多くのノウハウを学ぶに違いない。
 どのくらいの規模で開催されたのかというと設置されたマシーン台数は220台、参加人数は一番多かった3日目だけで2、400人、会場の広さは…想像できないほどビッグ。いやはや、日本の大会も年々大規模化しているが、まだまだ世界で冠がつく大会とは開きがあるようだ。しかも、参加者はアメリカ各州、世界各国よりの参戦のため、5日間の滞在型で行われ、プレイヤーは朝早くから深夜までまさにダーツ漬けの日々。ダーツプレイヤーには夢のようだ。しかもそれに加えて、この大会は各地より勝ち抜いてきた選ばれた者しか参加が許されない大会なのだから、ダーツの人口って世界でどのくらいいるのかな…。あらためて感嘆、感激。
 会場の趣はずばり明るくて華やか、ソフトダーツ大会そのもの。各選手のレベルが高いため、照明をわざと落としたり、突然の大音響で観客の注意をひく必要はない。アメリカ代表の選手同士の個人戦などが、会場のあちらこちらで単なる一つの試合として淡々と進められている。いったいどの試合を取材したり観戦したらいいのかと、会場内をうろうろする場面も多かった。
 ようするにこの大会はソフトダーツをスポーツとしてとらえているということなのだろう。日本ではソフトダーツの歴史はブームとなってまだ数年でしかないが、この大会のように19回ともなると、こんな大会が開催できるのだなと実感できる。この大会のレベルはもはや遊びの域を越えて、プロダーツとして紹介してもいいのではないか。日本のダーツ界の進む方向とだぶって、本当に感慨深いものがある。日本人選手たちがこの大会で吸収して得たものをどう日本で伝えていき、活かしていくのか、本誌は見届けていきたいと思う。読者の皆様、ダーツの腕を磨いて、日本代表で選出されて来年はシカゴに挑戦しませんか?きっとダーツの新世界が体験できますよ。

ダーツ大会が楽しいというのはまさにこんな感じ…この雰囲気

 会場の雰囲気は本当に自由な空気で満ち溢れ、誰もがダーツを心ゆくまでエンジョイしていたというのが強く印象に残っている。参加者全員がこの大会が「ダーツのお祭り」という主旨を理解しているからなのだろう。誰に会っても、実にフレンドリー。会話もはずみ、メールアドレスの交換なども会場のあちらこちらで行われていた。
 ダーツを通じて世界の人達と友達になれるのだからやはりスポーツって素晴らしい。そこには言葉や宗教、人種の壁なんて存在しない。3本のダーツがコミュニケーションのすべてなのだから…。その証拠にあまり英語が堪能でない日本人プレイヤーの中でも最後の日にユニフォームを交換したり、世界の人々と大騒ぎしながらゲームをしていた姿があった。また金、土曜日には地下特別会場でライブ音楽とともに即席クラブ会場が催され狂喜乱舞。こんな大会、なかなか参加できるものではない。

 

世界から参加する人々の豊かな表情

 世界各地のダーツ大会に取材に行くといつも思うが、世界の人々の表情はじつに豊かだ。勿論、今回のこの大会もその印象は同じ。ゲームに負けると地団駄踏んで悔しがり、勝つと一緒に来ているパートナーと熱い抱擁。シャッターチャンスを狙ってカメラを構えて待っていると、レンズの先の映像はいつも新鮮な出来事でいっぱいだ。
 しかしそんなただの遊びでゲームをしてるのかと思うと、試合が始まると表情は一変して真剣そのもの。各選手のレベルが高いだけに試合進行は迫力満点。それゆえ、魅力溢れる選手が多かったというのも事実だ。ダーツというのは集中力、あらためて世界のプレイヤーが教えてくれた。

 

International Competition

 競技のメインイベントはなんといっても各国より選出された代表選手による対抗試合だろう。国の名誉がかかっているだけに各国選手たちの表情も朝から一段と真剣だった。
 日本人選手たちは早くから会場入りし、それぞれマシーンの前で調整、様々な形で精神集中をしていた。どんなスポーツと比較してもダーツにおいてはこの時間が大事だと思う。この時のイメージをいかに掴むかによって試合結果が大きく左右される場合が多いからだ。各国の入場が始まると、会場からは大喝采が湧き起こり、全員が総立ちで拍手で迎える。選手たちは自国の旗のもと、颯爽と会場メインステージに向かいそこで大きく声援に応える。 
 この代表戦はアメリカ、スペイン、オランダ、ポルトガル、メキシコ、ドイツ、クロアチア、そして日本の8ヶ国で争われた。結果でも分かるようにダントツの実力を誇るのはアメリカ、それにオランダが続く。アメリカの面々は後に紹介するが、まさにドリームチーム。それ故に終始マイペースを保ち、オランダにわずか1レッグを失っただけで、余裕の勝利。アメリカの強さが際だっていたのは誰もが認めるところであり、対戦チームも初めから勝利しようとは思っていなかったのではないか?


 日本チームはどうだったのか。かなり実力を発揮し、善戦したと思う。最初の試合はメインステージでメキシコと対戦。3ー0で楽勝。オランダとは1ー2で惜敗。ポルトガルとは3ー0で勝ち、予選を勝ち抜いた。そしてアメリカチームとの対戦。観戦する側も本当に楽しいゲームだった。アメリカチームはマイペースで笑顔を絶やさず、唯一知っている日本語「バンザイ」を連呼。少し意味は違っているが、彼らなりに一生懸命コミュニケーションをとって楽しみたいというのがうかがえた。試合内容では圧倒的な差があったが、こんな経験なかなかできるものではない。日本チーム選手全員にとって素晴らしい思い出になったことだろう。

 試合が終わった後に各チームと話す機会があった。メキシコ:「クロアチア戦を観戦したけど日本チームって素晴らしいね。本当に羨ましいな。なんであんなに結束することができるんだろうか。今年は敗退したけどきっと将来、世界の強国の一角を担うようになるよ」。ドイツ:「ドイツではソフトダーツはとても盛んだよ。遊びに来てね、ホームアウェイで勝負しよう」。オランダ:「アメリカは強かったな。来年はきっとリベンジするぞ」。ポルトガル:「日本は数年でこんなに強くなったのか…僕たちもがんばる」。クロアチア:「日本選手って本当にダーツに熱いね。今年は勝ったけど、来年はよりステップアップしないと確実に負けるね。個人個人のパーソナリティーが素晴らしい。ダーツに国境はない。来年も対戦するのが楽しみだ」。

 

アラクニッド・副社長
Sam Zammuto氏 インタビュー

 若い頃、僕は英国でダーツを投げていました。それがアメリカに帰って新しい生活を始めてみると、本当にダーツが好きだという自分を発見し、職業にしようと考え、ソフトダーツマシーンの開発を始めました。それがアラクニッドというマシーン。最初は試行錯誤の繰り返しだったのですが、結果的に今でもこの大好きなダーツ界にいられるのですから、とても満足しています。幸せ者ですね。
 このシカゴの大会は本当にダーツを愛するプレイヤーに来て欲しいと思っています。ソフトティップダーツの大きなパーティーなんです。世界中の人々に参加していただいて、競って、笑って泣いて、仲間を増やして…。今年は各国の都合で8ヶ国のエントリーだったのですが、来年には12カ国の予定、どんどん拡大していけるように努力していきたいと考えています。今、世界中でソフトダーツの普及が進んでいますが、そのブームはきっと他の国にも波及していくことでしょう。
 日本でも、より盛んになって、もっともっと強いプレイヤーが出現するといいですね。まだブームになって、それほど歴史があるわけでもないのに、これほどのプレイヤーが今回もシカゴに来ているのですから、数年経つときっと世界トップクラスに並ぶのは疑いようもないのではないでしょうか。大いに期待しています。
 僕のビジネスはこのダーツマシーンですが、ようするにダーツというスポーツを世界の人々にもっと広めたいということなんです。それが僕の与えられた使命と感じています。
 読者の皆様、ぜひ来年はシカゴに来て下さい。たくさんの日本人プレイヤーとお会いできるのを楽しみにしています。

 

シカゴ案内

 シカゴというのはどんな街なのだろうか。シカゴはニューヨーク、ロスアンゼルスに次ぐアメリカで第3の都市。アメリカ中西部イリノイ州にあり、ミシガン湖の西に位置する。緯度は日本の北海道と同じ、さらに冬は湖より強烈な風が吹くため厳しい寒さで有名な場所でもある。
 シカゴの楽しみ方は大都市ゆえに、1週間程の滞在では飽きないこと請け合いだ。街の中心部に行くとまず驚かされるのが、その綺麗な町並みだ。この大会が行われる5月は竜巻のよく起きる季節でもあるが、天候に恵まれたらアメリカの清潔で整頓された一面を満喫できることだろう。舗道の脇にはポットに入れられた植木や花が咲き乱れ、ショーウィンドウはアーティスティックに飾られる。
 また人なつっこい人々が多いこととしても知られる。地図を見ながら迷っていると、「May I help you?」とよく聞かれるし、川のボートに乗っても、岸辺の人が手を振る。バーに入れば、周りの人とみんなでスポーツの話に花が咲く。大都市なのにアメリカの心を持っている人達と接することができる。

 この街は交通の便が良い。大会会場がダウンタウンより離れているので、私は出かけるときは行きは電車を利用し(2$以下)、帰りはタクシー(30ー40$)を使ったが、迷う事なんてきっとない。中心部においては、徒歩でひたすら歩くことをお薦めする。中心部の有名スポットは2日もあれば、全部回れることだろう。
 シカゴ自慢って何?これは随分たくさんある。まず摩天楼発祥の地だけあり、様々なデザインのビルは近代建築の宝庫と呼ばれている。その歴史は1871年に大火災があり3日間でシカゴの街を焼き尽くし、9万人の人々が家を失ったことから始まる。その後、有能な建築家がこの地に集結、次々に大胆な発想により驚異的なスピードでこの街を復興させた。シカゴ派と呼ばれるこの建築家による斬新なビル群はまさにシカゴの誇り。このページのシカゴリバーとミシガンアベニューが交差する場所に立つと、新旧ビル群の造形のメリハリは美しいことこの上ない。建築を見に訪れる観光客が後を絶たないのがよく理解できる。
 この町の自慢はいくらでもある。よくニューヨークと比較され、双方の競争意識も強いが、スポーツでも例外ではない。4大スポーツ全てのチームを持つこの街はスポーツにおいても強烈なファンが多いことで有名。野球のカブスとホワイトソックス、アメリカンフットボールのベアーズ、バスケットのブルズ、アイスホッケーのブラック・ホークス、それぞれが屈指の名門チームなのだからスポーツ好きにはたまらない。マイケル・ジョーダンの名前ぐらいは誰でも知っているだろうが、ブルズが彼の元、連覇を重ねていた時は日本にも多くの映像が届いたのでご記憶の方も多いだろう。

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