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No.11 Vol.14. 2005年7月号 ブルシューター XX シカゴ大会

ソフトでは最大級の大会

 ブルシューターが開催するイベントで最大の大会がアメリカ、シカゴで5月26日より30日までの5日間の日程で開催されたので、昨年に続き取材に赴いた。冬はマイナス20度にもなりミシガン湖からの突風で極寒で知られるこの街だが5月の気候は実に爽やか。特に天気に恵まれた今大会は過ごしやすい日々となった。この大会は今年が20周年記念にあたる。ハイアットリージェンシーオヘアホテルで開催されるようになってから13年、その前もずっとシカゴ近郊で行われてきた。その理由はアラクニッドの本社がシカゴにあること、また飛行機の便が多く集まりやすいこと、そして思うにはシカゴという街がアメリカでも特にスポーツに力を入れているので、ダーツイベントを開催するには最適な地だからだろう。
 今大会はブルシューターが主催するリーグ戦において各地の上位者のみが出場できるソフトダーツ大会。そのため、まさに真の実力者を決定する大会という趣がある。歴史も長く、またソフトダーツが盛んなアメリカという地で行われるので、世界各地からも実力者が結集し、熱い戦いが繰り広げられた。
 日本からは、昨年は大会見学のような意味合いが強かったので少人数だったが、今年は50人以上が参加、朝から深夜までダーツ浸けの日々を送った。昨年に会った同じ顔と対戦する場面も多く、ダーツを通じて親交が深まったということは言うまでもないが、世界各国のブルシューターの代表が参加していたので、その結束の強さは印象的。国際対抗戦で圧倒的な強さを誇ったアメリカは健在か?その代表メンバーは?アメリカ選手をうち破る他の国の選手は出現するのか?日本選手の活躍は?国別対抗戦で新しい参加国は?たくさん興味があるだろう。では、ご案内しよう。

 ホテルに付属するイベント会場なだけにトーナメント会場の天井は高く、照明もちょうど良い明るさで、まさに申し分ない。入り口から入ると、まずエントリー受け付け。テーブルの申込用紙に記入しエントリーフィーを払い、受領されると後はコールを待つだけだ。会場は広いので耳を澄ましながら、プレイヤーはアップに入る。その間にも応援したり、興味あるトッププレイヤーの試合を観戦したりと、なにかと忙しい。
 日程は最終日の月曜日以外、終了は深夜に及んだ。そのため特に土曜日と日曜日は長い。多くのイベントにエントリーしているプレイヤーにとっては、体力、精神力、集中力が試される辛く厳しい時間だ。アメリカを代表する女性トッププレイヤーのステイシーさんが土曜日の決勝の試合を終えたのは午前2時を回っていたが、翌日の朝9時には会場内におり、その日も会場を出たのは午前2時過ぎ。大丈夫ですか?と声をかけると「今週の睡眠の分はまとめて来週取るわ」という明るい応えが返ってきた。それと同様、男子のトッププレイヤーもみんなタフ。そんな条件でも実力者はほとんどが決勝に勝ち上がっていくのだから、頭が下がる。疲れているというのは疑う余地がない真実、しかしそれ以上に普段の努力の成果を出したい、ダーツを楽しみたいという気持ちが勝っていると言うことなのだろう。アメリカのダリン選手が決勝を終えてから疲れも見せずにファンに呼ばれて、隣のダンスホールに出かけていく光景には心の広さを誰もが感じるのではないか。トッププレイヤーのあるべき姿がそこにある。

Thurday May 26

 初日のレディース4パーソンの決勝は日本人同士の戦いに。時間も遅くなり、観客はまだらだったが、真ん中の舞台で行われ、写真のようにみんな嬉しそう。
 初日はまだトッププレイヤーたちは登場しない。肩慣らしのような意味合いの濃い日だ。明日からどんな試合が繰り広げられるのか?エントリー人数はどのくらいなのか?歴史に残るようなゲームの可能性は?それぞれが胸をときめかせて、床に入ったことだろう。十分に睡眠をとらないと残る厳しい日々を乗り越えることはむずかしい。  

Friday May 27

 いよいよ競技がスタートしたのだと感じる。会場は朝からもの凄い人で熱気に溢れ返る。競技数も増え、下のようなパジャマ・シュートアウトには黒山の人だかり、アメリカ人のユーモアのセンスには感心するばかりだ。吉賀さんがレディース・トップガンで3位の成績で入賞した以外、日本人プレイヤーの特筆すべき活躍が見られなかったことは残念。プレイヤーに尋ねてみると、自分のいつものダーツが出来ていない、強いプレイヤーが多い、などの言葉。やはり、馴れない地でいきなり実力を発揮するのはたいへんな事。トップガントリプルではオランダがアメリカ、ドイツをうち破り優勝。プレイヤーの顔からは涙がこぼれ、観客からも「よくやったぞ」の声が飛んだ。

 

Saturday May 28

 土曜日は朝にアメリカの国歌斉唱があり、一段と気分は高揚。家族連れなどグループもぞくぞくと登場、いよいよ本番の幕開けだ。試合もメンズ・ウォメンズ・ダブルス、プロダブルス、ミックス・クリケットなどメインなゲームが朝から目白押し。トッププレイヤーたちも表情が真剣そのもの、気軽にインタビューには応えてくれるが、ウォームアップに余念がない。
 決勝は深夜遅くとなったが、見守るサポーターもけっして会場を後にはしない。それだけ見ているだけで熱くなるようなゲーム展開が多いのだ。特にプロダブルスのゲームでは信じられないようなプレイが続出。考えられないような逆転劇などが起きると会場から大きな歓声と溜息。クリケットでアメリカのダリン選手が20から15までを6本でクローズさせた時は大喝采、しかしその後に敗退したのだから本当にレベルは高い。

 

Sunday May 29

 あらゆる競技の中で最も華があり、応援がヒートアップするのは、やはり国別対抗戦。朝10時過ぎにオーストラリアチームから入場開始。それぞれの国歌が流れ、選手たちが大きな旗と共に華々しく行進する光景を見ていると、ダーツという競技が本当にメジャーになってきている、ということをひしひしと感じる。今回の出場国は全部で10カ国。昨年よりも一層の熱い戦いが期待される。
 日本の最初の相手国は英国。相手選手も緊張しているためなのか、あまり思ったようにプレイ出来なかったようだが、まず2ー1で日本の勝利。上々のスタートと言えるだろう。実はこの勝利は後で決勝進出するために大きな価値を持つことになる。
 次の相手国はスペイン、それにはメイン会場が用意された。まずファーストレッグで木津選手が残り155を57ー60ー19ダブルで先勝。安食監督の声が飛ぶ中、みんながそれにリードされ、調子が上がって来る。プレイヤーがまとまっているように見える。チーム戦には絶対、必要不可欠なものだ。2レッグ目も木津選手が残り147をブルー57ー20トップで勝利。この時の彼のダーツは本当に素晴らしかった。まさにノリに乗っている状態、周りからも「クール!」と大声援。3レッグ目はスペイン選手も180などを出して大接戦の展開に。しかし、日本選手もハットを連続、最後は谷地選手が残り62を10トリプルー16ダブルで3ー0と完璧なゲーム内容で、このスペイン戦を終える。
 しかし、やはり国際試合は甘くない、次のドイツ戦はとてつもない苦渋を舐めることになった。この試合はことごとくフリーズをかけられ、ただボタンを押すのみでダーツを投げられないという惨憺たるもの。それにしてもドイツは試合巧者、ダーツでは負けていないのに、独特なゲーム展開に引きずり込まれ、その攻略に負けたという印象。しかも1レッグも取れなかったことは日本代表選手に大きな動揺を与えることとなる。思った通り、ここでの敗退が次のメキシコ戦にも後を引く…。
 対戦前は観戦するアメリカ人なども日本の楽勝というムードでゲームを見ていたが、それが大接戦の内容。1レッグ目は取ったが、2レッグ目はメキシコが残り40をアウトボードー20ー10ダブルと決めてしまった。3レッグ目を取らないと決勝進出が出来ないのだからこれは大変なことになって来た。3レッグ目でのメキシコチームには何度も勝てるチャンスがあったのだが、ことごとくはずして、最後は木津選手が残り31を15ー8ー4ダブルを決めてひやひやもので勝利。日本チームがプレッシャーを本当に感じたのはこの試合だろう。決勝進出を前にしてはどんなスポーツでも究極の精神状態ではないだろうか。
 結果として英国と同一ポイントとなるが、2位となり決勝進出を決めた。決勝では昨年の優勝国、最強チームアメリカとメイン舞台での戦いとなる。


国別対抗戦

 アメリカ戦ではあまりの実力の違いに呆気にとられている間に日本は負けてしまったという印象。アメリカチームは本当に安定した戦いぶりで順当に決勝戦でドイツと当たり、もの凄い早い試合展開であっという間に優勝。ドイツ選手は悔しさよりも一緒の記念撮影でおどけていたほどだ。昨年に続き、痛切にアメリカ選手の強さを感じた国別対抗戦だった。日本は3位タイの成績。

 

 

Monday May 30

 最終日に大きな事件が起きた。プロシングルで無名の新人選手がアメリカのダリン選手を破って優勝。この時に初めてダリン選手の悔しい顔を見ることが出来た。ウォマンズダブル・クリケットAではまたまたステイシー組が優勝。本当に彼女の強さを思い知る大会となった。 
 2回目のシカゴ取材ということもあり、今回は今まで以上に世界のトッププレイヤーたちと親交を深めることに精力を注いだ。それぞれのプレイヤーが個性的で魅力的…。ゆくゆくは彼らを追って、特別インタビュー記事などで掲載しようと思うのでお楽しみに。
 世界の主役たちの素顔は実に明るいという共通項がある。負けると勿論、悔しいのだろうが、相手を讃えるその表情にけっして欺瞞は感じない。時にはトッププレイヤーも早々と敗退したりするが、その相手選手の、その後のゲームを気にしたりもしている。
 男子で新星が現れたり、女子ではステイシー選手と絶えず決勝戦を争うスロベニア出身のフーマー選手の台頭など世代交代もある。日本人で世界のトップに立つ選手が現れる日が待ち遠しい。

 

 

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