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安食 賢一、パク ヒョンチョル、kenichi ajiki、Park Hyunchul

No.32 Vol.84. 2017年3月号 安食 賢一 パク ヒョンチョル ライバルの存在 

ダイナスティの所属プロでありジャパンでも大活躍されているお二人ですが、お互いをライバルとして意識するということはありますか?
ジョニー ライバルとして意識するのは他の選手達と同じレベルですね。でもやはりチームメイトなのであまり当たりたくないのと、お互いに頑張ろうという気持ちが強いです。僕はチームメイトの中の誰かよりも良い成績を残したいとかは思わないので、誰かが決勝に上がって良いパフォーマンスをしてくれて、メーカーに貢献できればいいと思っています。途中で当たった時は、お互いスカスカなダーツでどちらかが勝つのではなく、バシバシのダーツをして、見ている人達から「あの二人すごかったね。」と言いながら帰ってもらえるようにしたいですね。
パク 僕も誰かがライバルだと思ったことはないです。ダーツを上達させるために日本に来ているので、すごいなと思う選手はいますが、特別にこの選手に勝ちたいという気持ちはまだないです。

 

10年以上大活躍されているジョニー選手がダイナスティに入ったことは驚きではなかったですか?
パク ジョニーさんが入る前に、今度ダイナスティにすごい選手が入るらしいよという話を聞いたんです。これを言うと日本のプレイヤーの方は怒るかもしれないですが、その時僕は、そんなにすごいとか怖いプレイヤーはいないなと思って、「もしジョニーさんか星野さんとかだったらビビります」なんて言ってたんです。
 そうしたらジョニーさんが入ってきたんで「うわー!やばい!」と思いました(笑)。

 

では嬉しかったんじゃないですか?
パク 日本にきたばかりで何もわからなかった時、ジョニーさんに練習を見てもらったり、海外のダーツの話を聞いたりしていました。僕にとっては頼れる先輩だったので、そのジョニーさんと同じチームになれたのはラッキーだったと思います。
ジョニー パクが日本に来たばかりの時は新橋で練習してましたね。
パク 「韓国から来たばかりなので教えてください」とお願いしたんです。
 ダーツだけじゃなく、外国でダーツをする僕を気遣っていろんな話を親切に教えてくれました。
 海外でのダーツ経験が豊富なジョニーさんだからこそ分ってくれることもあって、気持ちの面でもとても助けてもらいました。ジョニーさんは本当の意味での先輩なんです。

同じメーカーに所属していると、例えば成績の上下や、新しいバレルが出た時はどちらが売れているとかいないとか、そういうことは気にされますか?
ジョニー 成績に関しては少しありますね。属してるメーカーの中で良いパフォーマンスをするというのは、契約して頂いてる恩返しだと思いますから。
 もちろんダーツ界全体の中で一番になるべきだと思いますが、その通過点として同じメーカーの中でトップを目指すプレイヤーが一人でも増えた方がいいのでそこは意識します。でもそれは自分だけの成績だけじゃなくて、「この選手は今何位なのか」「もっと上がれる実力があるはずだ」「みんなで練習したら全体的に上達するか」など考えたりしますね。
パク 僕はそこまで考えないです。いいダーツを見せられればそれでいいかと思っています。
 今回の試合が良かったからバレルが売れてると聞けば嬉しいですが、自分から何かを意識しているということはないです。

 

プロは結果が大事ですからね。お二人はジャパンでは何回当たりましたか?
ジョニー 同じチームになってからは2回です。一勝一敗ですね。

 

同じチームで入れ替え戦で当たるのは微妙ですね。
ジョニー そうなんですよ。お互い入れ替え戦をクリアしてから当たる分にはまだいいんですけどね。まぁしかたないんですが。
 僕は同じメーカーのチームメイトとなると、どうしても野球チームのような感覚になっちゃうんですよ。ダーツは個人競技なので自分がどんどん勝っていかなければならないんですけど、どうしてもチーム的に考えてしまう。「お前が4番打ってくれればこのチームは勝てるんだ」「お前がピッチャーでしっかり投げてくれれば勝てるんだ」というように考えちゃうんですよね。だから入れ替え戦でも「もしオレが負けたらお前頑張ってくれ」「オレが勝ったらオレが頑張るよ」みたいな感じですね。
 チームメイトと当たると、自分のダーツだけに集中できなくなるんです。相手のダーツも見てしまって「あそこでブルに入れてたらオレに勝てただろ」「あんなダーツ外してたら次勝てないだろ」とか、自分のプレイ以外にもう一つ考えることが増えてしまうので大変なんです。できれば当たりたくないですね(笑)。

お二人のバレルの特徴をお話しください。
ジョニー 一番の特徴は、このレクタングルカットです。丸いカットではなく縦線を入れて引っかかる場所を多くしているので、持ってる感じがすごく残ります。今一番重要視しているカットを意識して作りました。
 それから、僕のグリップは使ってる指が少ないというのが特徴なので、少ない本数で持ちやすいように短めのバレルになっています。
パク 僕はジョニーさんの話とは反対ですね。グリップは指を多く使うので、安定する様に長めのバレルです。

 

さて、お二人揃ってスーパーダーツに選ばれたということで、大きな舞台に挑む意気込みはいかがですか?
ジョニー 僕はずっとburnに出ていたので、スーパーダーツへはそれほど出場したいという気持ちがなくて、店舗予選などにも出たことがなかったんです。2年くらい前に初めて予選に出たんですが、ザ・ワールドからの流れで海外からの選手も出場するようになった時で、すごく面白い大会だった印象があったんです。それで、今後チャンスがあったらトライしてみたいと思っていたんですが、今回は予選ではなくファン投票だったんですよね。他力本願というか、自分の実力がどうだという出方じゃなくて、正直ちょっととまどいました(笑)。
 これがもし10年くらい前なら「オレは人気があるだろう」と自信満々で待ってられたと思うんですけど、当時と現状はだいぶ違いますからね(笑)。「ちょっとヤバいかも」と思いながらのスタートが7位で、首の皮一枚の状態。「ドキドキしながら待っていた投票期間でした(笑)。
 でもドキドキしていたということは、出たい気持ちがあるんだというのが自分でもよくわかったので、選ばれたからには思いっきりやろうと思っています。
 従来の大会の様に予選を積み重ねて勝ち進んで来たのとは違うので、一試合目から楽しくできるんじゃないかと、ちょっとお祭り気分というのもありますね。優勝の規模も大きいので、ドキドキ感も含めてすごく楽しみにしている大会です。
パク 僕にとっては日本人も外国人ですから、いつも外国人選手と戦っているわけで(笑)、そういう意味では他の国の選手を特に意識することはないと思います。
 日本で有名なプレイヤーなら実力は間違いないし、みんなそれを分って投票しているので、この選抜方法は面白かったと思います。もし選ばれなかったら、自分はまだまだだからもっと頑張らなくてはと、気持ちを新たにしたと思います。今回選ばれたのはとても嬉しいのと同時に、良い試合を見せるためにもっと頑張らなくてはならないと、ちょっとあせる気持ちもあります。

パク選手のザ・ワールドでの写真を見ると、ジャパンに比べてパフォーマンスがすごいですね。あれは何か意識しているのですか?
パク 特に意識はしていないんですけど、自然にそうなるんですよね。世界に行くために「ここで負けたくない!」という気持ちが強くなるんです。なぜかジャパンの時よりも集中力が強くなって、パフォーマンスも大きくなるみたいです。ザ・ワールドとかに行くとなんか違うんです。
ジョニー それはなんとなく分りますね。僕たちがイギリスに行くとテンションが上がるのと同じだと思います。ジャパンではよく知っているプレイヤーと戦うことが多いじゃないですか。チームメイトはもちろん、一緒に食事に行ったりイベントやったりという選手なので、真剣勝負をしていてもなんとなく仲間間での戦いといったイメージがどこかにあるんです。
 それが外国に行くと相手を良い意味で「敵」として見られるんで、「やっつけたい!」という気持ちが生まれるんです。だからザ・ワールドに行くとテンションが上がるというのは、パク選手だけでなく日本人はみんな同じだし、海外の選手もそうだと思います。外国には「上手いな」と思う選手がたくさんいるので、そういうプレイヤーたちに勝つというのはやっぱり楽しいです。

 

ジョニー選手は約10年前にダーツの拠点をアメリカに移したことがありました。そういう経験があるから、日本で挑戦しているパク選手の大変さを誰よりも理解できるのではないでしょうか。
ジョニー 海外生活の気持ちは十人十色だと思いますが、僕は海外での寂しさや辛さを経験したので、パク選手が同じ様な気持ちになってないかと気になりました。だからわざわざ家がある横浜から新橋まで行って、一緒に練習したりしたんです。他の人に誘われてもまず行きませんよ(笑)。
 日本人だってダーツの調子に左右されるのに、さらに言葉の壁や習慣の違いもありますからね。本当に大変だっただろうし、今でも大変だろうと思います。食事だけは日本でもおいしい韓国料理が食べられるからいいかもしれないけど(笑)。

 

日本に来て5年目のパク選手ですが、徐々に結果も出てきてトップランカーの仲間入りをされてますね。改めてこの4年間を振り返ってみていかがでしょうか?
パク とても良い勉強になりましたし、今も学んでいます。技術だけではなく、プロダーツプレイヤーが目指すものや、プロとはこうあるべきだということなどを周りのプロ達から学んでいます。本当に勉強になります。

 

食事や言葉はどうですか?
パク 日本語は難しいですね。僕は自分で、頭はダメだなと思います(笑)。だから言葉はダメでもダーツで見せようと、ちょっと日本語はギブアップしたところなんです(笑)。
ジョニー 充分上手くなりましたよ。僕がアメリカに行ってる時は笑ってるだけだったですから(笑)。何言われてるのかまったく分らないから、ただ「わっはっは」と笑ってました(笑)。

海外経験のあるジョニーからパク選手へアドバイスをお願いします。
ジョニー 僕がアメリカに行った時は、買い物がやっとできるくらいの英語力で、ディーラー業のお手伝いをしながらリーグに出ているという状態でした。アメリカに行ったからダーツが上手くなるとは思ってなかったし、実際に現地のリーグに出ながらアメリカのダーツというものを経験するというのが目的でした。
 行く前は白人のダーツプレイヤー=フィル・テイラーみたいなイメージがあって、外人選手はみんな上手いだろうと思い込んでいたんです(笑)。実際はそんなこともなくて、もちろん上手い人もいればそうでない人もいるわけで、そんな人達と対戦しながらいろいろな経験を積んできました。そのおかげで今は外国人選手でも、他の日本人選手と同じ様に対戦することができます。ダーツバーに行くまでの道すらも、とにかく何もわからなくて、ダーツのためにこんなことまでしなくちゃならないのかと追い込まれたことが今に繋がっていると思いますね。
 来たばかりの頃のパク選手は今よりも日本語は話せなかったのに、できる範囲でいろんな人に「対戦お願いします」と申し込んでいたのはすごいと思いました。
 ダーツは韓国でも日本でも同じ様に投げられるとしても、対戦相手が違うというのが海外に出るメリットです。そういう経験ができるというのは貴重だと思うので、これからはそういう選手がどんどん出て来るんじゃないでしょうか。僕は子どももいるのでそれほど自由ではないですが、チャンスがあればまだまだ出たいと思ってます。パク選手は英語も話せるので、日本だけではなく他の国にもどんどん挑戦していってほしいと思います。

 

5周年の時に一緒にイギリスに行って、PDCを観戦したのも刺激になりましたか?
ジョニー あれは最高でしたね。行ってみないとわからないことがたくさんありました。映像でしか見た事がない選手が目の前で試合をしてるのは衝撃でした。あのとき僕は「見る側じゃない。出る側だ!」と心に決めて帰って来たつもりだったんですけど、まだ出られてないですね。

 

パク選手もPDCに挑戦したいと考えていますか?
パク やっぱりPDCは最後の目標ですね。韓国では対戦する選手が限られているので、もっといろんなプレイヤーと戦いたくて日本に来ました。その結果いろいろなスタイルのダーツを学ぶことができました。イギリスはレベルが高いし、スティールはまた違った技術も必要になると思います。日本でもっとレベルアップして、チャンスが来たらぜひ挑戦したいと思っています。

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