Special Person Interview

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ken harada,はらだ けん、原田 健、向ヶ丘遊園 ザッカ オーナー、ダーツ ディーラー

No.14 Vol.35. 2009年1月号 原田 健 ディーラーの立場から

ディーラーの仕事ってなんですか?
 一言で言うとマシンを設置させていただいて、ゲーム代を一月ごとに集金してその中からお店へ委託設置料をお支払いするということをしています。他にもマシンのメンテナンス、トーナメントの運営会議やインフォメーション。トッププレイヤーを呼んでのイベント、グッズの販売や卸しなどです。

 

ダーツバーを始めたいという人がいた場合はそのアドバイスもするのですよね。
 そうですね、中には何から何まで全くわからないという方もいらっしゃって、これからゼロからスタートする人などは、物件のめどが立った頃一度見せてもらって、酒屋さんの紹介から、どこにどのようにマシンを置くのがお客さんにとって投げやすいかなどをアドバイスさせてもらっています。収益のめどまではなかなかわからないですが、売り上げを上げる努力は一生懸命します。他のロケーションなどからの経験を生かして、ダーツバーに関して無料のコンサルタントをさせてもらっているわけです。

 

ディーラーになったいきさつは?
 ディーラーになったのは約4年前です。店を始めたのは8年くらい前ですが、その時はダーツの存在すら知らなかったです。それからダーツを置きましたが、ロケーションとしてディーラーからいろいろアドバイスを受けていました。様々な試行錯誤があって、ダーツバーをやろうという人の気持ちは痛いほどわかりますね。ですからダーツバーの気持ちになって、少しでも良いサービスが提供できるようにとディーラーになりました。

 

ディーラーの仕事のこれからはどうあるべきだと思いますか?
 2008年もそうでしたがこれからは淘汰の時代だと思うんです。僕は第一次淘汰と呼んでいますが……。これからは店もダーツを投げる人だけに頼れないし、同時にディーラーも、マシンを設置だけして月に一度回る業務だけをしているというのではだめでしょう。
 プレイヤーは投げやすい環境のある店に行きますよね。それはプレイヤーによって様々で、トーナメントに出たい人はトーナメントに出やすい店へ、強い人と投げたい人は強い人がいる店に行きます。店の力でできるならいいですが、どうしてもディーラーの力がないとできないこともあります。買取店で、なかなかマシンのメンテナンスができないからいつもどこか調子が悪いという店と、ディーラーがまめに回っていつもマシンを最良の状態にしておく店があれば、どちらが強いかはあきらかですよね。店とディーラーが二人三脚で、そして店とお客さんが二人三脚で上手く回っているお店には人が集まってきています。ダーツはすごく楽しいものとして繁盛しているんじゃないかと思います。だからディーラーも細かいひとつひとつの積み重ねが大事だと思います。

 

ディーラーを選ぶ時の基準やアドバイスはありますか?
 「餅は餅屋」という言葉があるじゃないですか。それと同じでダーツや業界のことをよく知っているディーラーを選ぶべきだと思います。僕が尊敬しているディーラーさんが「集金業務が仕事だと思っているディーラーがいるが、僕たちは違う」と言いました。その通りだと思います。中には配分率がいいからと、集金業務だけをしているディーラーを選ぶ人もいます。ディーラーも商売なので、薄い利益のところには薄いケアしかしないのですが、サポートを求めないならそれでいいと思います。ただ、今後のダーツ業界や現状を理解してたり、トーナメントサポートがしっかりしてるというディーラーを選んだほうがいいのではないでしょうか。完全に店が置いていかれますからね。一例ですが買取店のマシンを僕が買取ってうちのロケーションになったバーがあるんです。それまでの平均が月5万円程度だったのですが、月20万円までいくようになったんです。配分を考えたとしてもお店の収入は倍以上増えたわけです。
 それが本当のサービスでありサポートだと思います。とにかくいろいろなディーラーから見積もりを取ってみて、いろいろな話を聞いてみることも大事です。大切な店なのだから、そうやってじっくり選んでほしいと思います。

 

直営店としてザッカという店を経営されていますが、初期から今まででダーツプレイヤーにどのような変化がありましたか?
 違いはいろいろありますね。当時うちではカウントアップ450点でマイダーツをあげていたのですが、その時は「ダーツやったことありますか?」と聞くと「ある」と答える人はだいたい20人中1人くらい。でも今はそんなこと聞くまでもなく、座ったとたんダーツを出すとか、ほとんどやったことのある人ばかりで、ここが大きな違いだと思います。
 プレイヤーの数が圧倒的に変わったのと同時にレベルが格段に上がりました。当時は1000点プレイヤーなんて本当に少なかったですが、今はたくさんいますよね。環境としては、始めた頃は国産バレルなんて一つもなかったし、映像もビデオでイギリスの選手を見るのがやっとでした。でも今は品質のいい国産バレルはたくさんあるし、Jスタジオを筆頭にDVDやネット環境も充実してる。このように文化として、市場としてダーツが認知されたのはすごいことだと思います。

 昔は店に一台ポンとマシンが置いてあって、そのマシンをいろんなお客さんが仲良く共有していました。知らないプレイヤー同士が投げて楽しんで、どんどんコミュニティが広がってきましたね。大会などは大人の遠足みたいな雰囲気で、純粋に楽しんでるという感じでしたよね。
 でも今は、プレイヤーの数は増えたけど、みんなで飲みながらワイワイ楽しむダーツが減った気がします。どちらかというとソフトドリンクを飲みながらストイックに投げるプレイヤーが増えましたね。ダーツにお金もかかることだし、お酒を飲めない人もいると思います。もちろん強いプレイヤーになるためには一生懸命練習するというのは大事なことなのですが、根本的にはやっぱり楽しんでもらいたいですね。自分がダーツを投げ始めたのは楽しいからで、楽しかったからここまで続いてるんですよ。初めてハットトリックを出した時の喜びは忘れられないでしょうが、今はトン出しても「う~ん」って首かしげてる人もいる。もっとその場その場でお店にいる瞬間を楽しんでもらいたいです。これはオーナーとしての望みでもあるんですけどね。


ザッカでは落合庄吾さんというトッププレイヤーが店長をしていますが、店にトッププレイヤーがいることの意義はなんでしょうか?
 難しいですね。強い人と対戦したいというお客さんは確かにいらっしゃるので、そういう人の意向には合ってるのではないかと思います。でもうちの落合の場合は、強いことは強いですが、それ以上に純粋に楽しんで投げるやつなんです。これはあくまでも個人的な考えなんですが、あまりダーツは上手くないけど楽しんで投げる人と、メチャメチャ上手いけどあまり楽しめないダーツをする人がいたら、僕は迷わず前者をスタッフにしますね。彼の場合はたまたま両方備えてるんです。バーテンダーとしての経験も料理の経験も長くてお客さんと楽しむことを忘れない、さらにうまいことにダーツの技術もついてたという感じですね。
 これだけダーツが熱くなってきて、強いプレイヤーがいる店も多いので、今は必要なことかもしれないですが、トッププレイヤーがいるからお客さんがくるというのはちょっと違うと思います。DVDで見るようなプレイヤーたちは、みんな真剣勝負をしてるので近寄りがたい雰囲気がありますが、実際に店で会うと案外きさくな人たちが多いんです。気軽に一緒に投げてくれたり、酔っ払ってたり……。結局はそういう本当の顔が大事なんじゃないでしょうか。

 

落合さんがパーフェクトに挑戦したいという話がでてるようですが
 これは落合の考えと僕の考えが一致したからなんです。業界の様々なしがらみにとらわれているとプレイヤーは垣根を越えにくいし、仲間は応援することもできない。最近はだんだんとそういう枠が取り払われてきてるのではないでしょうか。今は皆さんが思うほどそんなに大きなしがらみはないと思いますよ。
 畑ちがいなんで当然苦悩しましたよ。(苦笑)ただひとつ言えるのは「ダーツプレイヤーで飯が食える」という道を作りたいんです。今はこれが出来てるプレイヤーって数えるくらいですよね?もし、みんなが実感できるような業界になったらダーツってもっともっと広がると思うんですよ。
 パーフェクトにしたのは何だかんだ言ってもプロとして一番形になってると思ったからです。プレイヤーにしてみれば賞金というはっきりと目に見えるものがあるわけで、そこで鍛えてもらいたいという気持ちが強いです。賞金が掛かった時点でダメになる選手もいるだろうし、逆に力を発揮するプレイヤーもいるかと思います。とにかく、プレイヤーたちはいろんなものに挑戦したいという気持ちがあるでしょう。
 落合が名古屋から東京に来たいと言った理由は「いつかは世界に出たい」というものでした。そのために選手層の厚い関東に来てやってみようと、家族を連れて決意を固めてのことです。これには相当な覚悟がいりますよ。それをできる限り応援したいしサポートしたいですね。これは一オーナーとして一ディーラーとしての考えで、特にうちのスタッフだから、というわけではありません。お客さんの中にもいますが、もうしそういうプレイヤーが本気で相談してきたら一生懸命応援しますよ。

 

全国のダーツ界の人たちへメッセージをお願いします
 プレイヤーの方は、ぜひオフィシャルショップで投げてもらいたいと思います。オフィシャルショップで投げることにより業界が活気づくんです。投げ放題の店などはディーラーも手をかけないので、そこから何かが広がるということが少ないです。リーグにしても何にしても、店が手を挙げないとできないことが多くて、やはり店ありきでダーツがあると思うんです。お客さんがオフィシャルショップに行ってくれて店が盛り上がれば、店ももっと頑張ってくれる。そして当然ディーラーにいき、そうするとディーラーはプレイヤーに返せることがたくさんあるということを忘れないでほしいです。
 バーオーナーの方々は、ダーツさえ置いておけばいいとは思わないでほしいです。お客さんと一緒に楽しみながら頑張って、わからないことはどんどんディーラーに聞いてください。そして少しでも多くのお客さんにダーツの楽しさを教えて頂けたらと思います。
 メーカーはそれぞれ特色があると思いますが、基本的にはプレイヤーのためにというのは共通していると思います。そこにつなげてるのはお店であり、ディーラーなので、ディーラーがロケーションさんをサポートしやすいように、また業界の現状や未来を考えて環境を整えるメーカーであってほしいと思います。
 生意気な事ばかり言いましたがダーツ業界が少しでも良い方向へ進んでいければと思います。ありがとうございました。

Zac ca
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