Special Person Interview

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長沢 雄司、doron

No.30 Vol.57. 2012年9月号 長沢 雄司 DORON 

Q:学生の頃からスポーツに関わっていらっしゃったそうですね?
A:はい。幼少期から体育などの運動が好きで、大学時代を日本体育大学で過ごし、その中でスポーツビジネスという分野に興味を持ち、大学を卒業してからスポーツイベントの会社に就職しました。小さな会社ではありましたが、その会社で11年を過ごし、色々な事を学びました。「インラインホッケー」というスポーツがありまして、これはマイナーなスポーツなのですが、縦に4つタイヤが付いたインラインスケートを履いて行うホッケーです。僕は大学の4年間ずっとこのインラインホッケーをやっておりました。そういったマイナースポーツのリーグ戦や大会などのイベントを企画して主催するというような会社でしたので、僕は主にこのインラインホッケーの運営に携わっていました。

 

Q:ダーツとの出会いは?
A:この11年間の中で、共通の知人を通してダーツというものと出会い「面白い会社でマイナー競技の面白い事をビジネスにしている人が居る」という事で紹介を受けました。そして当時のハードダーツの団体であるTDOから、一緒に何かを出来ないか、お手伝い出来ないかという事で仕事を頂きました。最初に頂いたお仕事はTDOの集計業務です。集計の作業をするにあたって、ダーツの事が全く分からない状況で、しかも最初の入り口がハードダーツでしたから、当初は「ダーツの全てはハードダーツ」という風に思っていました(笑)。当時からTDOの会員さんは千人以上いらっしゃいましたから、その千人以上の方々の成績を日々つけていく、という事がダーツとの出会いでした。

 

Q:ダーツとの接点はいつ頃の事ですか?
A:2005年ですね。そこから自分がやってきた事・やっていた事と、それをダーツ業界に活かせる事を仕事として探していく中で「ダーツのユニフォーム」という分野に着目しました。当時の会社でホッケーのユニフォームも作っておりましたから、この分野であれば出来るのではないかと思ったのです。当時、ダーツのユニフォームに関してグラデーションを使ったユニフォームが全く無かったので、グラデーションを使ったものやカラフルなもの、そういったユニフォームを世に出していこうと思い立ち「Biscuit(ビスケット)」というブランドを立ち上げました。当時僕は、ダーツの大会の絵面を変えたかったんです。真っ黒なユニフォームばかりがボードに向かって投げている景色を、もっとおしゃれに、もっとカラフルに変えたいというのが私の思いでした。
 最初の頃は本当に苦戦をしました。「ユニフォームなんて無理!ユニフォームなんか着たら恥ずかしい!そんな実力ないんで…。」というお客さんがたくさん居る中で、上手い下手関係なく、真剣勝負に変わりはない、ダーツをファッションとしても楽しみ、ダーツでユニフォームを着る文化の敷居をもっと下げたいというのが、最初のコンセプトになります。
 今はもう大分派手になって、他社の強豪も増えましたね(笑)。ビスケットを始めてもう4年程経ちますが「ダーツ業界にカラフルなユニフォームを」という事に関しては、一石を投じる事が出来たかなと思っています。 

 そしてビスケット自体もこれから進化していかなければと思います。ただ派手なだけのユニフォームではなく、今後は色々な機能性を持たせた「スポーツアパレル」といった分野にも進出しようと思っていますし、より個性的で、よりダーツに特化したユニフォームを突き詰めるなど、日々進化し、今後も新しいものを追いかけていきたいと思っています。

Q:「Biscuit」の最大の特色とは何でしょうか?
A:最大の特色は「均一価格」という所です。今までの「何をやったらいくら、何枚だといくら安くなる」というものを全てやめ、ビスケットのユニフォームが格好良いだけではなく、ビスケットで格好良いユニフォームを作ってほしい、そういったコンセプトで始まったのがビスケットです。 それ故、どんな色を何色使っても、10色使っても100色使っても値段は変わりませんし、ロゴマークが10個入っても100個入っても値段は変わらない、これがビスケットの特色です。

 

Q:今ではJSFDの公認ダーツシャツメーカーになられた訳ですが、こちらの「桜吹雪」がデザインされたユニフォームが、海外で非常に話題になったようですね?
A:ダーツに限った事ではありませんが、特にダーツに関しては究極のメンタルスポーツと言われています。対戦相手の見た目でプレッシャーなどの心理が変わったりしますので、そういった真剣勝負のお手伝いをしていると思っています。見た目で「あいつ、強そうだな」とか「あそこの国すごいな」と思えるようなユニフォームを着るという事、自分の仕事がそれに携わっているという事にすごく喜びを感じます。

 

Q:そしてその次のブランドとして「Doron」というものを始められたそうですが?
A:はい。仕事柄ダーツ以外のスポーツにも関わり、色々な方とお付き合いをして、色々な商材やその他の色々なものから影響を受ける場におります。常に「あ、これはダーツに良いかもしれない」「この商品はこんな人たちに良いかもしれない」というような接点の中で、2011年に「Doron」と出会いました。 

 野球肘やテニス肘、腰痛・肩こりなどに非常に効果が期待出来る、アスリート向けのスポーツアンダーウェアがあるという事で、これがホッケーの業界に入って来たんです。最初にそれを見た時、アーム系の商材がアイテムの中にあり、すぐにこれはダーツに良いのではないかと思ったのです。肘が痛い、腰が痛い、肩が痛いと言われる方は僕の周りにもたくさんいらっしゃったので、これをすぐさまダーツ業界の方に「こういう商品と出会ったのだが、どうだろうか?」と紹介し、これが非常に良いとの事で、知野 真澄君を紹介して頂きました。
 当時から知野君にはビスケットのユニフォームを着て頂いておりましたが、岡山での大会の前日に、彼にこの新しい商品を渡したんです。感覚が変わったり身体の調子が変わったりしては困りますので、飛行機の移動やホテルで使って頂くようにし、一通りの商品を渡しました。彼はそれを付けて岡山まで行ったようですが、ホテルの中でも非常に身体の調子が良く、具合も良いとの評価を頂き、「付けなくていいよ」と言ったにも関わらず全試合でそれを付けて戦った所、シングルスとダブルスの双方でダブル優勝してしまったんです。ちょうど知野君は肘が痛くてあまり練習が出来ない事に悩んでいたらしいのですが、「Doron」と出会った事で肘の痛みが消え、彼にはそこからずっと使って頂くようになりました。その後、女性プレイヤーとして大内麻由美さんと契約させて頂き、二人にはポスターなどに出演して頂いております。Doronに関しては「肘が痛いのに、これを付けていたら痛みが消えた」というような声や「ダーツの後にこれを着けないと翌日、肘が痛くなってしまうんです」というような声が非常に多く寄せられています。これは他のスポーツになりますが、頸椎を損傷していつも左手に痺れがあるというおじさんが、試着をした時に痺れが消え、気に入ってそれをそのまま使って頂いたり、七十を超えられたおじいさんが「ゴルフでハーフしか回れなかったのに、Doronのタイツを履いたら、何年かぶりに18ホール回る事が出来た」などといった話しが非常に多いんです。ダーツでのこのDoronとの出会いがきっかけで、今はDoronのメーカー側のお仕事もしています。

 Doronはファイテン×30を入れる事もそうですが、スポーツコンプレッションのメーカーのため、生地にも相当こだわっています。例えばアーム系の商品に関して言えば、着け心地が他商品と圧倒的に違いますので、試合会場やダーツショップなどで試着が出来る機会があれば、是非試してもらいたいですね。体力が落ちていたり、故障していたり怪我をしていたりしてスポーツを諦めてしまっている人に、もう一度チャレンジする場を与える事が出来る、非常に面白い商品であると思います。ビスケットしかりDoronしかり、何らかの形で真剣勝負のお手伝いをしながら、少しでも長くダーツをやってもらいたいですから、私どもの商材は楽しく長く続けられるものになってもらいたいと思っています。

Q:「Doron」に使われている繊維や技術について教えてください。
A:お客様にも「Doronを付けて、何が変わるのか」とよく聞かれますが、実際Doronはスポーツアンダーウェアですから、ただの生地ではないのです。この生地の中にファイテン社の「アクアチタン」というものが浸透されています。Doronの全商品の中には30倍の濃度のアクアチタンが入っています。これはファイテン社の特許ですけれども、8年程前に水に溶けないとされていたチタンを水溶化する事に成功し、水に溶ける事によって生地に浸透させて織り込む事が可能になりました。 ファイテンのネックレスなどは非常に有名ですけれども、このネックレスに使っているものを洋服に応用して、更にスポーツアンダーウェアの分野でDoronとファイテン社の契約によって出されているものです。効能としては関節可動域の向上や神経伝達の向上、リラックス効果や持久力の向上と、柔軟性の向上の5つが期待出来ます。ダーツに関して言えば、スローの向上やストロークの安定、メンタル効果やグリップ感覚の向上が期待出来ます。要は、チタンを入れてそこに特殊な電気加工をする事によって、本来人間に流れている生体電気というものを瞬間的に整えるという機能がDoronの中には入っています。

 

Q:次に、「ZÜCA(ズーカ)」というバッグを出されるそうですね?
A:はい。ズーカには、フレームの色が全部で9色あります。そして中のインサートバッグが38色あり、それを着せ替える事によって、バッグに色々なコーディネートが出来るという商品です。 特徴としては136kgまで耐えられる「椅子」、つまり座れるキャリーバッグという所ですね。ダーツに関わる方々は遠征も多いですから、席が無かったり、駅で待ち合わせをするという場面でポコンと座って休む事が出来る、とても面白い商品です。豊富なカラーリングでファッション性もありますし。これも元々はインラインホッケーのメーカーさんとのお付き合いからご紹介して頂いたものです。このバッグのタイヤにはインラインホッケーにも使われる非常に高性能なタイヤが使われています。そのため、通常のキャリーバッグは引くとガラガラとしたノイズがありますが、このバッグは非常に良いタイヤを使っているので、ノイズが全く起こりません。アメリカのカリフォルニア生まれのブランドで、日本ではフィギュアスケートの方々に流行ったものです。この中にスケートを入れて練習へ行き、スケート場で取り出してこの上に座ってスケートを履くという形で人気が出たようです。

 

Q:では、サプリメントについて教えてください。
A:これは、プロゴルフプレイヤーの石川遼君も愛飲している「シトリック・アミノ」というものです。クエン酸とアミノ酸が主な成分になりますが、これの面白い所は体調によって甘く感じたり、酸っぱく感じたりするという所です。もちろん、サプリメントとして愛飲も出来るのですが、スッキリした味わいで美味しいですよ。天然成分しか入っていないので、うちの3歳の娘もジュースがわりに飲んでいます(笑)。これを焼酎割りやサワー割りなど、お酒で割ると非常に美味しいので、ダーツ業界に良いのではないかと思いました。石川遼君と一緒に大内選手と知野選手に三角ポップに写真を乗せて頂いて、サプリとしても使える一つの美味しいドリンクとして紹介出来たらなと思っています。ダーツ業界にとっても石川遼君と一緒にパッケージになる事は面白いと思いましたね。
 また、ここから発展してシトリック・アミノの「コンディショニング&マッサージジェル」という商品が出ています。このマッサージジェルも特許製法で作られている商品でして、栄養分をナノレベルまで超分子化する事に成功し、その栄養分を、直接皮膚から浸透させケアする事が出来ます。皮膚を通り越し、中にある筋肉などに直接栄養を届けてしまうというものですね。肩こりなどで肩が上がらないような方でも、塗ってから1〜2分程度で肩が軽くなるといった、超即効性のあるマッサージジェルです。例えば、朝起きて寝違えてしまった、今日は試合なのに練習をし過ぎて筋肉痛になってしまった、などという時に塗り込んで頂くと、スッと力が抜けたようになります。ただし、即効性がある分、持続性はあまり無く、2〜3時間程度で効果が薄れてしまいますので、サプリメントとの併用をお勧めします。
 これも今年の春に発売されたばかりなので、商材としては「塗るケア」というような面白い商材かなと思い、取り扱っております。

 

Q:長沢さんから見て、これからのダーツ業界の広がりはどのようになっていくとお考えですか?
A:そうですね。対処の仕方や考え方の違いなど様々だと思いますが、ダーツ界をもっと良くしたいという観点に関しては、基本的に皆が同じ方向を向いていると思っています。ビジネスの観点においても競争は必要だと思いますし、時には失敗やアクシデントもあると思います。僕はそれをも乗り越えていこうとして、皆さんが真剣に悩んでいる内は大丈夫かなと(笑)。応援したいなと思っています。僕が出来る事というものはどんな事なのかは、これから模索しながらやっていこうと思っています。
 その中で僕が一つ注目しているのが、大学生ですね。やはり学生の力というものはものすごいですし、こちらも若い人達からのヒントや学ぶ事は非常に多いので、もっと積極的に関わっていけたらと思っています。
 うちのユニフォームに関して言えば、ダーツバーにパッと入ったら早慶戦をやっているとか、早稲田カラーのユニフォームを着ていたり、明治だ!立教だ!ってすぐ見て分かるようなマーケットを創っていく事に力を注いでいきたいなと思っています。OBがその光景を見れば、声を掛けたくなるでしょうし、そこからその若者に新しい世界が広がるかもしれません。そう考えると楽しいですよね。
 後は、弊社もしかりですが日本製の良いバレルを作る、日本製の良い商品を世の中に出すという事と同じように、日本の良い学生をダーツ界に引っ張って来て「ダーツ界って面白いんだぞ!」と思ってもらい、プロのダーツプレイヤーを目指すのと同じように「ダーツ界で働きたい」「ダーツ界の裏方のプロになりたい」というような、私が大学生の頃に出会った「スポーツビジネス」と同じように、ダーツにビジネスとしての夢を持った若者を発掘して、上手く育ててあげられたら面白いかなと思いますね。

Q:最後に一言お願いします。
A:では「Doron」について少し払拭したい事があります。Doronは、アームカバーやリカバリーアームなど、アーム系の商品として皆さんに広く認知して頂きましたけれども、疲労軽減効果のあるスポーツアンダーウェアのメーカーですので、ソックスやロングスリーブ、タイツ、キャミソール…多くの商品がございまして、決してDoronはアームカバー屋さんではないのです(笑)。また、Doronはダーツを投げる時は着けない。
 そしてたくさん投げ込んだ日や試合後、練習後などに着用して頂く事により疲労を翌日に残さない、故障を蓄積させない。これも正しいDoronの使い方の一つなんです。
 例えばソックスなどは、ダーツに限らず使用出来ますし、仕事中や就寝時に着用して頂く事により、下半身の疲れを取ったり、足のむくみを取ったりもします。これは今回、Doronのファンの方にもしっかりとお伝えしたかった事です。
 ビスケットしかり、Doronしかり、今後も進化して行きますし、今年の冬にはDoronから吸湿発熱の技術を施したセーターも出します。これは、体内から発する汗などのわずかな水分を繊維が吸収する事で、そこから熱を発するという、暖かい+快適をコンセプトにした高機能アパレルの一つです。
 ビスケットもDoronも、どんどん先を見て、今までダーツのマーケットに無かったものを出していきますので、今後ともソールドアイ・ナガサワが出していくものに期待して頂きたいと思います。「今度は一体何を始めたのだろう?」「今度はどんな事をするのだろう?」「今度始めたものはどんなものなのだろう?」と、常に皆さんに期待をして頂けるような商品開発と商品提供をしていきたいなと思っています。
 次々に新しい商品を企画しますので楽しみにしていてください。

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