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No.13 Vol.10. 2004年11月号 マイダーツについて研究しよう

ダーツ/バレルについて
ダーツというゲームの歴史は興味深い。ダーツ用具の科学と共に歩んできた進歩の道も、そろそろ完成形に近づいている。ダーツの上達の道は、まずマイダーツを持つこと。
ダーツという言葉はダーツというゲーム、ダーツをすること、そしてダーツの矢のことなど全部を言い表す単語だ。ダーツは、いくつかのルールに則って同じ条件の下でプレイしなければ意味がないので、長いダーツの歴史の中で様々な変遷を経てルールの改正が行われ現在に至った。それと共にダーツ、矢においてもその歴史は興味深く、現在もめざましく進歩している。
今回はダーツの矢について検証、研究してみよう
ダーツそのもの、いわゆるバレルはダーツをプレイするにおいては最も重要な道具だ。どんなスポーツでも道具の選び方で進歩が格段に違うので、ダーツではバレルがポイントとなる。初めてダーツを投げる時にはほとんどの人がマイダーツを持っていないだろうが、上達するには必需品。ただでさえコントロールするのが難しいダーツ、いつも違う形状、異なった重量のダーツを投げていては才能があったとしても上達の道は開かれない。慎重にいろいろな製品を吟味しマイダーツを持つことをお薦めしたい。最初は友人の持っているダーツをいろいろ試したり、試し投げのできるダーツショップなどでたくさんのダーツに触れてみることが大事だ。そして、最近はかなり高価なダーツも市場に溢れているが、高価なものが必ずしも自分に合ったダーツとはかぎらないことも覚えておこう。値段ではなく、いかに自分のグリップと投げ方に合っているかが最大の選ぶポイントなのだから。
以降ダーツという道具は人類が新しい金属を発見するのと一緒に進歩してきたと言っても過言ではない。それはダーツという道具が重量を維持しながらも形状の細さと繊細なデザインが求められてきたからに他ならない。ダーツを同じ場所に投げるには形状が太いと明らかに不利。ただでも狭い的をねらううのだから先に投げたダーツが邪魔をしてしまう。そこで初期の頃の金属は真鍮、銀、銅などが使われていたが、現在はタングステンとの合金が主流だ。それゆえに画期的なデザインも造ることができるようになったが、それに伴い値段も高価になって来ている。ダーツも多くのデザインで選ぶことが出来る恵まれた時代となった。
ダーツの構造
ダーツの構造ではソフト、ハードとも基本的に違いはない。

ダーツの構造においてはソフトダーツ、スティールダーツとも基本的に違いはない。異なる点はソフトダーツはダーツマシーンに投げるため、ティップ部分がプラスチック製、スティールダーツはボードに投げるため金属製だということ。そしてダーツマシーンにダメージを与えないようにソフトダーツの重量は20gまでのダーツしか使用できないが、スティールダーツはルール上では全長30・5cm以内、重さは50g以下となっているが18g〜24gが現実的には主流だ。スティールダーツのダーツは上図のように4パーツで構成されるが、マイダーツを持つということは即ちバレルを選定することだ。バレルの形状は「ストレート」「トルピード(魚雷)」「スタンダード」の3タイプに大きく分けられ、グリップと投げ方で好みが違って来るが、一般に軽いダーツはシャープに飛ぶため上級者に愛用され、重いダーツはバネを活かした投げ方でも飛んでいく。長さ、形状、重量など自分に合ったダーツに出会うまでには、ダーツの上達と共に長い道のりだということを忘れてはいけない。
上級者になるに従って、幾つものダーツセットを持っているのはそのためだ。試行錯誤を繰り返しながら、ダーツが上達するときっと欲しいダーツ、投げたいダーツに自分なりのポリシーが生まれてくることだろう。その時にはきっと納得いくダーツが出来ている。
フライトの特徴
フライトのデザインもファッショナブルになっているが、その特徴も興味深い。

ソフトダーツにとってチップは重要なパーツ

ハードダーツと比較するとチップというパーツにおいては、ソフトはプレイするのに少々煩わしい。先がすぐに曲がるし、折れるし、やっかいな面があるのは事実だ。しかし、この分野でも次々に新商品が開発され販売されている。
シャフトはバランス、長さなどを自分の好みに合わせる

ダーツ全体の重量やバランスを自分で変えられるパーツ。バレルを選定したら自分なりのオリジナリティーを発揮してカスタマイズしてみよう。同じダーツなのにまるで違ったものになるので、楽しい試行錯誤だ。ほとんどのメーカーからあらゆるタイプの商品が発売されているので、研究してみるとかなり奥が深い。形状も様々、長さも各種、お気に入りのシャフトに巡り会うまでには長い道のり。しかし、このパーツにおいて自分ならではのこだわりが出てきたら、マイダーツ上級者だ。
