Takayoshi Kawamura-Vol.61.2013.5-Top

Vol.61 河村 貴佳
さらに練習して努力して

2013年5月

ダーツを始めたきっかけは?
ゲームセンターで初めて投げたんですけど、その時隣で偶然プロの方が投げていてその人に声をかけてもらったんです。それがきっかけでこの道に入ることになりました。それはいつ頃ですか?
2008年の11月頃です。練習時間と方法は?
毎日大体4時間くらい投げます。方法は、まずカウントアップで1000点越えを必ず3回、クリケットカウントアップの5.10以上を3回、あとは20だけのカウントアップで1000点を越す。それからメドレーという流れですね。

ランキング1位の勝見翔選手とは地元も同じで一緒にいる機会も多いと思いますが、やはり刺激になる存在ですか?
翔くんとはもう4年一緒にいるので、いろいろと影響されていると思います。試合会場で見る翔くんとそれ以外で見る翔くんとはちょっと違いますね。
試合会場で見る翔くんは、僕とは経験値も試合スタイルも違うので、ものすごく刺激になります。とにかくすごく練習するプレイヤーなので、僕はそれ以上練習しなければと思っています。

今ダーツで一番大事にしているポイントは何ですか?
毎日同じフォームで投げるということを大事にしています。まず練習の初めに、「このフォームで投げたら必ず入る」というのを意識して投げるようにしています。

今後はどのようなダーツプレイヤーを目指していますか?
どの相手に対しても、自分のプレイスタイルを変えずに試合を貫き通せるようなプレイヤーになりたいですね。

今までで印象に残った試合はありますか?
すべての試合が心に残ってるんですけど、去年のジャパンで初めて翔くんと当たった試合は印象的でした。やりたくないけどやりたい相手だったので(笑)、ものすごく印象に残ってます。

結果はどうでしたか?
負けました(笑)。悔しいです。

ハードは投げますか?
まったく投げないです。周りからもハードを投げろ投げろと言われるんですけど、まだ考えてないです。ソフトとハードは、同じダーツでもやはり競技的に違うと思うので、僕はまずソフトで日本のトップに立ちたいと思っています。

他のスポーツはしますか?
バスケットを少しだけやります。

それはダーツに影響していますか?
どうでしょうね……。バスケのフリースローなどは自分が投げるボールで試合が決まったりする時もあるので、精神面では役に立っているかもしれないですね。

現在DMCプレイヤーですが、環境についてはいかがですか?
とにかく有名な選手の方ばかりで目標にする選手がたくさんいるので、本当に良い刺激になっています。そこで一つずつ勝っていけば頂点が見えてくるのではないかと思います。自分も周りに負けないように、もっと努力しなければならないので、自然と意識が高まりますね。

尊敬するプレイヤーはいますか?
勝見翔ですね。ダーツプレイや考え方にしてもそうですし、ダーツ以外の生活スタイルもプロ意識がものすごく高い選手なので、そこも含めてとても尊敬できるプレイヤーだと思います。

ご自分はどのようなタイプのプレイヤーだと思いますか?
自分ではものすごく緊張するタイプなんです。その緊張を見せないように、気持ちで負けないように、あえて強気な気持ちを表に出すプレイヤーだと思います。

これからどのようなプレイヤーを目指しますか?
もちろん日本のトップを目指すプレイヤーです。ダーツ以外でも周りから尊敬される様な人間になりたいです。

ダーツの魅力は何だと思いますか?
ダーツの試合はだいたい個人戦なので、勝ち負けもほとんど自分の責任です。努力した分だけ結果が残る競技だと思うのでやりがいがありますね。白黒はっきりするスポーツなので、そのへんがとても面白いです。

今後の目標や夢は?
まずはジャパンでシーズンチャンピオンになることです。去年は12位だったので最低でもそれ以下にはならないようにしたいです。そして5年後10年後にはPDCの世界の舞台で投げてる選手になりたいです。

最後に読者にメッセージをお願いします。
僕にファンがいるのかどうかはわかりませんが、試合を観戦してくれたり動画で見てくれる人がいたら、自分のプレイスタイルや表情などを見てもらえたら嬉しいです。
期待してくれる人達を裏切らないように今以上に練習して頂点を目指したいと思いますので、応援よろしくお願い致します。

DMC よろしくお願いいたします