2015年7月
Peter Wright 準優勝 インタビュー
良い決勝戦でしたね！
全然だめでしたよ。ひどい試合でした（笑）。
ファンの歓声が聞こえましたか？
しっかり聞きましたよ。僕は、日本の皆さんの応援のおかげで準決勝を切り抜けられました。決勝でも、最後まで凄く支えてくれて、嬉しかったです。でも最終レッグになって、皆さんの声援に応えられなかったのが、とても残念ですね。
準決勝ではヴァン・ガーウィンと対戦でしたね。勝った後は涙も見えました。
ファンの応援に感激して、感謝の涙でした。あの試合は、本当に色々なドラマが詰まっていました。ピンチになったり、ヴァン・ガーウィンを追い詰めたかと思えば、また逆転される。ローラーコースターのような展開の中、ファンの声援が、「もっと行け、後ちょっとだ」と、戦い続ける僕の背中を押してくれました。皆が支えてくれているという事実、そしてそれによって勝てたという気持ちで、自然に涙が出たんです。
テイラーとの決勝も素晴らしかったです。
僕は絶対あきらめないという気持ちで行きました。僕はまだまだ修行中の身です。テイラーは16回もチャンピオンになった人ですよ。彼に比べたら、僕は未だ勉強中という感じです。だけど一歩ずつ進化している僕にとって、今回の試合も大きな財産になったと思います。
観客の反応はいかがでしたか？あなたのファンもいると感じましたか？
日本のファンは、驚くべきダーツファンですよ。勿論僕への応援もビシビシ感じました。歌を歌ったり、コスプレの人もいましたね。僕は来年も絶対日本に戻って来たいですね。そしてその時には、もっともっと多くのファンの人達と会いたいです。
決勝で勝敗を分けたものは何だったのでしょう？
7-7になった時点ではまだ、テイラーに勝てると思っていました。でも、最終レッグは彼のスコアリングが良かったですね。まあ、こういうことはあるものです。
たくさんのファンがあなたを待っていますから、来年も絶対来てくださいね！
はい！本当にありがとう！
Phil Taylor 優勝 インンタビュー
ジャパンマスターズ初代チャンピオンおめでとうございます！
ありがとう！がんばりました！大会に足を運んでくれたり、応援してくれたファンの皆さんに、本当に感謝しています。何度もありがとうを言いたいですね。それから、対戦してくれた日本人プレイヤーにも感謝しています。今回は誰もファーストラウンドを抜けられなかったですが、そのうちに皆さんがPDCトッププロを脅かすプレイヤーになることを確信しました。僕の対戦相手だった知野選手も、凄い選手です。
今日の試合はいかがでしたか？
バーナベルドはエンジンがかかるのが少し遅かったですね。今日の彼は、いつものプレイを出来ていませんでした。まあ、彼は良いプレイヤーなので、すぐにまたもとのプレイを取り戻すでしょう。
アンダーソンは、また違った手強い相手でした。7-7で最後のレッグになった時は、「よし、140、140、180、で41上がりだ」と言うシナリオを考えていたんですが、まあ、13ダーツで勝ったからいいでしょう。
そして決勝ですね。
観客席の雰囲気も違いました。投げるたびに「ウー！」という声が聞こえました。皆イスの端に座って今にも立ち上がりそうになるくらい興奮してました。皆さんが僕の試合を楽しんでくれたので、嬉しかったです。
試合は最後7-7でタイになった時点でスコアを見て、それからライトの顔を見て、これだけの凄いプレイヤーには、絶対フィニッシュのチャンスを与えてはだめだと考えていました。
アンダーソンもそうです。隙を見せたら上がられてしまう。なのに、最後ダブルをミスしてしまって、「あー、しまった！」って、なりましたよ（笑）。もしここでこっちが上がれないと、向こうがミスしないかぎり上がられてしまう。それくらい凄い接戦でしたね。でも最後はダブルが決まって優勝です！
何度もいらっしゃっている日本で初の優勝のお気持ちは？
僕は日本が大好きなんです。だから本当に嬉しいですね。この優勝は僕にとって、物凄く特別な経験になりました。絶対この大会で勝ちたかったから、本当に一生懸命プレイしたんです。来年も勝ちますよ！
最後に、NDL読者の皆様にメッセージを！
皆さん本当にありがとう！今回の来日も、何から何までが楽しかったです。日本は僕が行ったことのある中でも、恐らく一番素敵な国です。
大会会場も最高でした。海の側で船を見ながら過ごし、食べ物も美味しかったですね。あの、どこに行っても文句を言うボブ（マネージャー）が、最高と言っていましたから間違いないです（笑）。彼はイギリス有数の観光地のコベントリーだって、大嫌いなんですから。本当、日本最高です！
