Daisuku Takeyama-竹山 大輔-Top

Vol.3 竹山 大輔
技術と精神面、両方の修練が…

2003年8月号

Daisuku Takeyama-竹山 大輔-1
ダーツ界でかなり期待の声が高いのですが?
いやあ、照れますね。ダーツはライフワークとして真剣に考えてますので一生懸命頑張ります。たくさんの大会に積極的に参加するつもりですので、是非応援お願い致します。

ダーツ暦は?
4年になります。始めてからはとにかくトッププレイヤーになりたかったので必死に練習しました。以前は昼間の仕事をしていたものですから何時も睡眠不足、正直言って辛かったですね。

ダーツが上達する秘訣は?
ダーツには技術と精神面、両方の修練が必要ですが、最初は好奇心を持つことではないでしょうか。僕の場合はその後に「ダーツボードに向かって真っ直ぐに投げる」ということに対して突き詰めて考えました。

いったい「真っ直ぐ」という真意は何だろう。人の身体は特徴、個性がそれぞれ異なりますので、自分にとっての理想型を探すという事と同時に疑問の始まりです。また、先輩方からのアドバイスも重要なので、とりあえず全てを聞きます。そしてそれを、自分の中で噛み砕いていく事が需要でしょう。本当の意味で理解できなければ、結局自分のものにする事はできないですから。練習方法の工夫も大切な要素です。僕は毎日テーマを決めて練習しました。一日一つのポイントを重点的にチェックするのです。一つのポイントを克服するとすぐに次の課題が見えてきます。だから毎日新鮮な気持ちでダーツを投げることができるんです。

最近で思い出に残った試合は?
実際の競技ではなかったのですが、前回の六本木大会での出来事が思い出にのこっています。会場の上の階にスタッフの休憩所があったんですが、そこでポール・リム氏の練習相手を務めたんです。それは僕にとって名誉なだけでなく、まさにヒートアップした、心に刻み込まれたゲームでした。

ポール氏が長旅で疲れていたという事ももちろんあったのですが、練習ゲームはまさに一進一退、勝ったり負けたりの素晴らしい時間でした。ダーツだけでなく、何か精神面で学んだような気がします。彼はダーツの楽しみ方をまた新たに教えてくれたのです。ポール本当にありがとう。あなたは僕が尊敬する、そして大好きなプレイヤーです。

ハードとソフトの違いをどう思いますか?
僕はハードもソフトも投げますが、本質的には同じダーツで楽しみ方が違うだけだと理解しています。ボードにダーツを投げる、基本的には違いはありません。しかしゲームとしてはそれぞれに難しさがあると思います。

将来の夢は?
世界チャンピオンになれたいですね。当然ハードの競技ということになってしまいますが、将来はプロダーツプレイヤーになって世界を転戦したいです。そして大きな試合の決勝でフィル・テイラーと戦うのが夢です。ぜひ挑戦したと思っています。

読者に一言お願いします。
どんな形にせよ、ダーツを楽しんでプレイして下さい。僕は何時も初心を忘れずに一プレイヤーで在りたいと思っています。