桒原 康裕
PERFECT 初優勝

初めてのインタビュー、よろしくお願いいたします。まずダーツ歴を教えていただけますか?
もう16年ぐらいですかね。かなり長くなりました。2007年頃に始めたかなと記憶しています。

始めたいきさつは?
単純に友達と飲みに行った帰りにダーツバーがあって、遊び始めました。

プロのライセンスを取ったのはいつですか?
2015年です。その年の最終戦でデビューしました。

その後、どのくらい参戦して来たんですか?
スポット参戦でした。多い年で12戦、ほぼ10戦ぐらいでした。
実は2020年開幕戦からダーツやめていたんですね。でも2022年の群馬大会から復帰して、そこからリスタートした感じです。

何故ですか?
子供も成長してきて家庭環境の変化や仕事が忙しかったからです。時間をダーツに割けなくなっていました。
それでも家族の支えがあって、もう一度チャレンジすることにしました。

今年は男子7戦のうち6戦参戦されていますね。
そうですね。でもこれからは出れない試合もあるので、10から12戦出れればいいな!と思っています。

お仕事は何をされているんですか?
半導体の商社で普通のサラリーマンしています。

話題の半導体?いやぁ、忙しいでしょうね。
仕事とダーツの二刀流です(笑)。でも練習時間が取れないですね。週に1〜2回でしょうか。

第8戦福島、初優勝おめでとうございます。
ありがとうございます。

改めて今はどんな感想ですか?終わった後に涙ぐんでいました。
当日の朝の立ち上がりは良くなかったんです。調子が悪いので、100%ではなく80%の力でいいじゃないか、と気持ちを切り替えたんです。そこでちょっと心に余裕ができて、尻上がりに良くなっていきました。
これだと上位に行けるかもしれないと思っていたんですが、決勝までとは意外でした。決勝戦でも緊張感は全く無かったですね。今までの試合の中でも一番リラックスできていたと思います。
優勝が決まった瞬間はいろいろなことがこみ上げて来て、泣かないように我慢していたんですが無理でした(笑)。
実はあるエピソードがありまして、2015年の最終戦の翌日に開催されたチャレンジ・トーナメントに参加したんです。その時にベスト4に入ったのが、僕と西谷 譲二プロ、吉野 洋幸プロ、今は亡くなられた宇佐美 慶プロだったんです。僕だけ優勝経験が無くて悔しかったことを覚えています。いつか優勝したい、と長く思っていましたね。

決勝戦の流れはいかがでしたか?
対戦相手のことは、ほとんど意識していなかったです。自分の世界に入っていて集中できていたのかな、と思います。

それにしても初優勝は嬉しいですね!
周りの環境も変わっていて、いつも応援してくれている人たちからメッセージが山ほど来ていて、返信するのがたいへんでした(笑)。
でも浮かれないで、次の試合に向けて準備を始めました。

ところで今のダーツの課題は何ですか?
ミスをいかに減らすことですね。うまい人はどんどん増えています。スキルアップ、メンタルなど限られた時間内で努力することですね。

ターゲットとの契約はいつからなんですか?
たぶん2018年ではないでしょうか。

当日使用していたダーツは何だったですか?
小野 恵太プロが使っている『SOLO』G6 MAXです。たまたま事務所に行った時に使ったのがそれで、まだ2ケ月ですがしっくり合っています。フィーリングが良くてこれでいこうと決めました。

尊敬するプレイヤーはいらっしゃいますか?
櫛引 譲プロです。僕がダーツを始めて地元のプロといえば彼なんですが、最初に対戦して衝撃を受けました。そこであこがれになって、この人を目指そうと思って、今でも尊敬しています。

ダーツ意外の趣味はありますか?
料理と筋トレです(笑)。

これからの目標は何ですか?
2勝目は初優勝よりも難しいと言われているので、一戦一戦頑張っていくことですね。まずは次の優勝、それが目標ですね。応援よろしくお願いいたします。