Monthly Vol.1 2024年12月
MAXIM
Darts Shopの仕事は日々勉強

ダーツ用品の種類も豊富になり、お客様の好みも多様化しているので、専門店ならではの品揃えを充実させて、 初心者からプロ、マニアの方まで様々な方のニーズに応えられるショップでありたいです。
また、良い商品が廃盤になってしまわないように、もっと良い商品は 良いんだと世の中に宣伝できる力を身につけていきたいです。

創業何年になるのですか?
どこからを創業と呼ぶのか分からなくってしまい…(笑)。ショップとしては20年以上だと思います。

長い歴史になりますが、ダーツグッズの移り変わりはどうでしょうか?
ソフトダーツの重さだけみても、昔はバレル単体16.5gが主流だった時代、そこからバレル単体18gなどの重めが人気となった時代、そして、今やバレル単体20g超えも豊富にある時代になりました。試合でのダーツの重さ制限、例えばダーツ3本で重さ70gまでといった制限が途中でなくなったりしたのも、懐かしい思い出ですね。ダーツマシンやセグメントなどの性能も上がり、重いダーツでも普通に使えるようになったのもあると思います。
バレルメーカーも、昔は国産ダーツもなくHarrows、Unicorn、Winmau、Pumaがメインの時代でした。
そこからDMCやsamuraiなど国産ダーツが出てきて、今や国産ダーツの種類も超豊富です。JOKER DRIVERなど、品質が高く、高級なダーツもよく売れています。海外メーカーではTargetが日本でも大成功し、技術力はもちろん、販売量なども圧倒的で、最も存在感のあるメーカーの一つになりました。

どのパーツに関しても進歩していますね。
バレルのカットも多種多様になりました。昔はリングカットかシャークカットが主流でしたが、手離れの良さとグリップの強さを両立できるような複雑で精巧なカットが増えました。
チタン素材によりバレルの重心を変えたり、サンドなどの異素材を使用したバレルも面白いです。磨き加工により手指への吸い付き具合を高めたバレルもたくさん発売されていますね。フライトは、折りたたみフライトが主流の時代に、エルスタイルが立体成形のエルフライトを発売して革命を起こし、さらに回転もスムーズで革新的な構造のフィットフライトが大ヒット、そして最近では、CONDOR AXEをはじめとする硬めの一体型フライトが人気になっています。
家庭用のダーツボードも、点数計算してくれるだけだったものが、パソコンやテレビに繋げるようになり、現在では、ネットに繋いで、スマホやタブレットで自宅でオンラインで対戦できるなど、一昔前では考えられないほど進化しました。

商品価格も上がってきています。
3000円台だったハローズのアサシンが7000円台なので、それはもうびっくりですね。まぁアサシンは、利益度外視でダーツの裾野を広げたい意図もあり各社価格を下げていたとは思うので、比較対象としてふさわしくないかもしれませんが、円安などにより海外メーカーの商品の仕入価格がかなり上がってしまいました。
国内も最近の物価上昇に伴い、全体的に10〜20%の上昇があります。ちゃんとしたものを買おうとすると1万円では揃わない時代が来てしまったかもしれません。複雑で精巧なカット、カラーリング等により高価なバレルが増えてきた側面もあります。

最近はどのパーツでも次々に新商品が発売されて、どの商品を仕入れるのか悩み深いですね?
そうですね。面白い商品はどんどん仕入れたいと思っていますが、面白い商品がたくさんあって困ります。
変な商品やニッチな商品でも、一人でも面白がってくれそうなお客さんの顔が思い浮かべば、とりあえず仕入れることにしています(笑)。
海外の、怪しくて説明のない商品もとりあえず仕入れますが、使ってこりゃダメだとボツにしてショーケースに飾るだけの時もあります(笑)。
また、最近の傾向としては、過去の商品でも、良い商品はSNSなどで思わぬタイミングで人気になることもあり、やはり商品力の高いものは、ずっと強いなと思いますし、うちとしても埋もれさせたくないなと思います。

ダーツグッズも奥深いので、それぞれに知識が必要でショップも日々勉強ですか?
はい、少し休んでいると浦島太郎になるので、日々勉強です(笑)。変わった使い方やアレンジなど、お客様に教わることもたくさんあり、とても面白いです。

ダーツショップは在庫が膨大で、あまり利益が上がらないと言われていますが?
はい。それはもう考えたら負けです(笑)。

バレルに関してはどんなものが売れ筋でしょうか?
トルピード形状のバレル単体で18g〜20gでエンドがグリップしやすいものは、やはり定番で人気があります。あとはプレイヤーモデルは、選手の人気も加わってヒット商品が出てくる感じでしょうか。
試し投げしてみたら意外と投げやすかった、と売れる商品は、例えばストレート形状でもグリップのしやすいカットのものですね。ネットショップでは売れませんが、店頭では、ストレートなのに意外と投げやすいモデルはたくさん売れたりします。

ソフトとスティールの割合はいかがですか?
コロナ禍で一時スティールダーツが盛り上がっていましたが、やはりまだまだソフトダーツが強く9:1ぐらいですね。
FIDOなどハードのマシンのおかげで、ソフトもハードも両方やるというお客さんも少しずつ増えてきています。海外では、スティールダーツは標準的な重さが24g前後なのですが、それより軽い21~22gのスティールダーツを日本のメーカーが発売し始めたことも大きかったですね。
ソフトダーツからはじめてスティールに移行する方は、スティールの重さにびっくりすることも多かったのですが、そこの抵抗をなくしてくれたおかげでソフトもスティールも両方やる方が増えたかなと思います。
また、チップを変えるだけの手軽なコンバージョンポイントはよく売れていますので、ご自宅ではハードダーツボードで投げておられる方も多いかと思います。静音性はもちろん、ハードダーツの刺さり心地の気持ちよさは唯一無二だと思うので、もっとハードダーツ、スティールダーツ人気が爆発してほしいなと思います。

お客様の年齢層は?
20〜30代がメイン層ですが、お子さんからシニアの方までたくさん来てくださいます。シニアの方はスティールダーツの方が多いですね。
児童館などお子様向け施設からもお問い合わせやご注文をいただきます。カップルやファミリーなど、以前と比べると幅広い年齢層の方が増えて、ダーツ人口の広がりを感じます。

東京都墨田区という立地はどうでしょうか?
個人的には、日本橋にも秋葉原にも自転車で行ける距離で、とても気に入っていますが、立地がいいかはよくわかりません(笑)。
もともと蔵前に玩具屋・玩具メーカーが多いので、打ち合わせなどに便利かなとお店と倉庫を借りたのが始まりです。それがだんだんと手狭になって、追加で近くの両国にも出店したという経緯です。
オープン当時は、卸がメインで小売をあまりしていなかったため、立地をあまり考えていませんでした(笑)。
おそらく、お客様が頑張ってお店にきてくださっている可能性が高いのではと思います。本当に感謝しております。ありがとうございます。

マキシムのショップの特徴を教えて下さい。
狭くてぎっしりしています。どうやったらこの狭い店内に一つでも多くの商品を置けるか日々考えています。
メーカーさんのご厚意で、試し投げやサンプルもご用意しておりますので、お気軽に手に取っていただければと思います。

これから目指すダーツショップはどんな形態でしょうか?

ダーツ用品の種類も豊富になり、お客様の好みも多様化しているので、専門店ならではの品揃えを充実させて、初心者からプロ、マニアの方まで様々な方のニーズに応えられるショップでありたいです。
また、良い商品が廃盤になってしまわないように、もっと良い商品は良いんだと世の中に宣伝できる力を身につけていきたいです(笑)。

住所:東京都墨田区亀沢1-25-1
営業時間:12時~21時
TEL:03-5819-0206