Alan Warriner-Little-Vol.60.2013.3-Top

Vol.60 Alan Warriner-Little
PDPA 

2013年3月

PDPAという団体について詳しく教えてください。
PDPAとは、「Professional Darts Players Association」の略称で、日本語で言うと「ダーツプロプレイヤー協会」といった感じでしょうか。私たちはプロプレイヤーのために存在するPDC公認関連団体です。PDPAの一番の役割は、プロプレイヤーの利益を守るため、PDCやDRAのパートナーとして活動することです。
PDPAが結成されたのはもう20年以上も前ですが、最初の10年は「The World Professional Darts Players Association」という名前で活動していました。現在のPDPAに改名したのが10年ほど前です。
私たちは、プレイヤー達の声をゲームの運営方法に反映させたり、プレイヤー達がプロとして円滑に活動できる助けになるような、様々な働きをしています。
また、プロダーツプレイヤーに対する保険や年金などの保障制度を実施したり、情報提供などのプレイヤーに対する色々な援助活動も行っています。

現在PDPAは大変大きな組織になっていますが、これまでどのように進化してきたのでしょうか?
ダーツはどんどん成長していますし、世界中で楽しまれるスポーツへと成長してきました。そのダーツの成長と共に私たちも大きくなってきたのです。
6年前までは、私たちの活動もそこまで頻繁なものではありませんでした。一年に1~2回の会合しか開かれず、運営もほとんどが元プレイヤー達ばかりで行っていたのです。しかし現在、私はこのPDPAの最高責任者としてフルタイムで働いていますし、PDCの全てのイベント、エキシビション、テレビ中継といったものに関与しています。ピーター・マンリーを理事長とする理事会もあります。
PDPAの本拠地はイギリスカンブリアのカーリスリーというところにあり、フルタイムの事務官や広報紙の編集長などを始め、円滑な運営を行うためのスタッフたちによって支えられているのです。

どのくらいの会員がいるのですか?どんな風に運営されているのでしょう?
現在PDPAには450名の会員がいます。そのうち128名がPDCのツアー免許(カード)を持っているプレイヤーです。275名がそれ以外の関連会員で、15名の名誉会員もいます。これに加え、150名のユースのツアーメンバーがいます。ユースの会員たちは現在2013年のチャレンジツアーを行っているところです。また、大会によっては100名程度の一日会員がいる場合もあります。

日本にはPDCやPDPAに興味を持っているプレイヤーが多くいます。特に1月に開かれるQスクールに関心が集まっていますが、どうすれば参加できますか?
Qスクールには誰でも挑戦していただけます。来年(2014年)のQスクールに関しては、今年の後半9月~12月にかけて詳しい情報が上がってくると思います。
Qスクールとは毎年年始に行われるイベントで、参加希望者が4日間4回の大会に出場し、何枚かのツアーカードを争うものです。まだ現時点では来年の詳細が決まっていませんが、決まり次第日本のプレイヤーの皆様にもまたこの場を借りて、エントリー方法など詳しい情報をお知らしますので、もう少し待っていてください。

もし日本のプレイヤーがQスクールにパスしたら、その後はどのようになるのでしょうか?
Qスクールをパスしたプレイヤーは誰でも、PDCのどのチャンピオンシップイベント(賞金5万ポンド、日本円で約715万円)へも参加する資格を得ます。この資格を持っているのは128名のツアーカード所有者のみです。プレイヤーは1つの試合に勝つと、250ポンド(約35000円)の賞金を得ることが出来ます。
また、UKオープンの予選(8回)、ヨーロピアンツアーの予選(8回)、PDPA開催のワールドチャンピオンシップ予選などにも参加することが出来るようになるのです。今年のイベントに関するスケジュールなどは、私たちのサイト、www.pdpa.co.ukを訪ねてみてください。

PDCでプレイすることを夢見る日本のトッププレイヤー達にメッセージをお願いします。
我々PDPAは日本から「スーパースター」が現れるのを心待ちにしています。それはあなたかも知れません。世界最高峰の舞台で最強のプレイヤー相手に戦いたい?テレビに出たい?ダーツの世界でトップに立ちたい?そのためにはやらなければならないことがたくさんあります。夢を夢だけで終わらせないでください。夢への道を作ってくれるのは練習あるのみです!

PDPA よろしくお願いいたします