Vol.108 YouTuber 菊地 山口

2021年5月号

ご自身の自己紹介をお願いいたします。
私たちはダーツのカテゴリをメインとしたYouTubeへの動画投稿を行っている二人組です。
動画の種類としては初心者から中級者の方向けの技術的な話、面白いダーツグッズやバレルを使ったエンタメ色の強い動画、菊地は動画投稿を開始するにあたりダーツを始めましたが、山口は小学生の頃からダーツをはじめ、歴だけで言うと18年ほどありダーツの昔話などダーツに関する動画としては幅広く投稿しております。
ルームシェアをしながら活動をしているため二人とも彼女も出来ず、いまだに二人で遊んでいたりするので関係を疑われることもありますが…(笑)。

菊地山口さんがダーツ動画をメインにYouTubeで活動を始めた頃は所謂「ダーツ系YouTuber」という存在はあまりいなかったように思います。
菊地:そうですね、直接お会いしたことがないのでお名前を出させていただくのも恐縮ですが、恐らく僕らより先にダーツの動画をメインに活動されていたのはJapanese Guy TVさんしかいなかったと思います。
Japanese Guy TVさんも最初はダーツの動画だけではなかったようですし、僕らのような初心者〜中級者向けの講座などの動画を出している方はいなかったと思うので、タイミングのよさといいますかその点も登録者が伸びるきっかけだったと思います。
山口:チャンネル登録者14万人もいらっしゃるMOYAさんもまだダーツ動画に活動を切り替える前でしたし、プロの方々もYouTubeを始める前でした。
MOYAさんはダーツ動画にチャンネル方針を切り替えるにあたってTwitterを通じて先にご連絡をいただいたのですが、わざわざこんな凄い方が僕らに?と凄く緊張しました(笑)。
菊地:その時に狭い世界かもしれませんが、私達がダーツ系YouTuberと外から認識していただいているんだなと実感した瞬間でもあります。
山口:YouTubeは同じジャンルのチャンネルでもコラボなどで相乗効果があり、ライバルという認識もありませんし、みんなで成長していこうというマインドでそれぞれ情報交換もしているのでその点はYouTubeの良い所だと思います。ギスギスしないので(笑)。
コロナが落ち着いたら色んなチャンネルの方々とコラボや交流を続けていきたいです。

右が山口で左が菊地です。

技術論もお話しされているとのことですが二人のダーツの実力としてはどれくらいのレベルなのでしょうか。
山口:ダーツライブRt・としては私は15、菊地は7程度です。菊地から山口へダーツの質問をする形の動画であったり、初心者目線の悩みや質問を菊地が取り上げるなど意外と菊地のポジションは動画的には大切です(笑)。
動画のネタ的にも菊地にはダーツに対する疑問や悩みを抱えたまま成長してほしいので、先に悩みを解決してしまわないようにある時から菊地にはダーツを教えないようにしています(笑)。
菊地:そうなんです。最近は全然教えてくれないです(笑)。
山口:今はRt.18ある若い方々が多くなってきて15程度では全く自慢になりませんが、やはりダーツに関する悩みを抱える時期というのは4~8だったり10から伸び悩んでいる人だったりが多いので16以降の知識や実力はダーツエンジョイ勢にはある意味で不要かなと考えています。気づきはあるかもしれませんが、トッププロが僕らの動画を参考にすることもほぼないと思いますし、トッププロの方はプロ同士のコミュニティーがありますので(笑)。
初心者から中級者に向けた講座動画では「ブルに入れる本数を増やす作業」を伝えたいと思っていて、「ブルを外した本数を減らす作業」を伝えることは僕らの役目ではないかなと考えております。

菊地さんは動画投稿に合わせてダーツを始めたとのことですが、小学生から始めたという山口さんのダーツとの出会いはいつどのような形だったのでしょうか。
山口:地域で家族ぐるみの付き合いがあるグループの父親たちがみんなでダーツにハマり、その子どもたちをそれぞれダーツバーに連れていくという流れに巻き込まれたのがダーツとの出会いですね(笑)。
そのダーツバーはお昼過ぎから営業していたのと地域密着の店舗でしたので、初対面のおじさまたちも「おー、〇〇さんの息子か!」という形で子連れでバーに来るということ自体にアレルギーも少なくウェルカムな雰囲気ができていたのは貴重だったなと思います。
今もたまにありますが当時はダーツ初心者限定で「女性と子どもはカウントアップ400点以上でマイダーツプレゼント!」というキャンペーン的なものがあり子ども同士で誰がマイダーツを最初にゲットしたとか、あいつはまだ持ってないとかで競い合っていましたね(笑)。
その簡単な競争が子ども心をくすぐったといいますか、ダーツにのめり込むきっかけだったと思います。
当時は自分がダーツをしたいからわがままを言ってダーツバーに行かせてもらっているという感覚だったのですが、最近親と話したら親の方がダーツにハマっていたようで子どもをダシにして自分たちが遊ぶという感覚だったらしくもっと「ダーツやりたい!」と騒げばよかったと後悔しています(笑)。
未だにダーツを教えてもらったり、動画にもしているような技術論や考え方を教わった所謂師匠といえる存在の方にもこのお店で出会いました。現在はそのお店は閉店してしまいましたが、このお店がなければ自分はダーツにもハマらず、続けていなかったと思います。

ユーチューバーとして共に生活しております。自宅は生活感でいっぱいですがここで撮影しています。

どのような目的でダーツの動画をメインにしたYouTubeの活動を行っていますか。
山口:自分がダーツを始めたころは漫画喫茶で投げ放題というシステムは勿論なく、現在も少しその節があると思いますが、同じダーツをしている人間でもダーツバーと漫画喫茶に壁があると感じていました。
自分はどちらも利用していましたが私が漫画喫茶で投げているとき隣の台のグループが技術論を話していたり、身内で始めたため教わる人がいないようなグループを度々目にしていたので「ダーツバーに行けばおじさんが教えてくれるような話」を漫画喫茶でダーツをしている人たちにも伝えたいと思ったのが最初の動機です。
それぞれ良さがありますがダーツバーでコミュニケーションを取るということで得られる知識を漫画喫茶勢にも伝えられるような架け橋的な存在になれたらいいなと思っていて、もちろん自分たちのおかげということではないですが、他の配信者の方々や時代もあって今はその境目が少しづつ薄くなってきていると感じています。
菊地:技術論もそうですが、純粋にダーツが楽しいと感じてもらえたり、初心者・エンジョイ勢の方々に少しでも競技寿命を保ってもらえるように自分たちのようなチャンネルが必要だと思っています。

ダーツ業界の中でどの層をターゲットにしているのでしょうか。
菊地:すごく簡単に言えばRt・15以下の方がメインターゲットです(笑)。
山口:長いことダーツをしてきて感じていることは「やめる人が多い」という点です。
自分が若い頃ダーツに対して描いていた夢は「飲みの帰りや二次会でダーツへ行こう!という流れが当たり前になってほしい」というものでした。わかりやすく言えばカラオケやボーリングに並ぶ娯楽になってほしいと考えていて、昔は飲み会の帰りにダーツしようぜという流れもありませんでしたし、高校生だけでダーツができる場所もありませんでしたから(笑)。
今では大手の飲食チェーンさんだったり漫画喫茶の台頭のおかげでダーツを競技としてプレイしていない方でも、当たり前にダーツする、したことがあるという状況だと思います。
それが叶った今、なぜダーツ業界が置かれた状況が大きく変わらないのかという理由に「ダーツをやめる人」の割合が関係していると感じています。
それこそ小学生の頃しのぎを削っていたあの少年たちの中で、ダーツを続けているのは自分だけですね(笑)。
しかしダーツの未来が暗いのかといわれるとそうは考えていません。やめる人も多いですが、新しく始めるという人も年々すごく増えてきている印象です。
今は「ダーツという競技を知ってもらおう」というフェーズではなく「ダーツをしたことがある人にもっとハマってもらおう、離れさせないようにしよう」というフェーズだと考えていて、ダーツのことは意外とみんな知っているんです。やったこともあるんです。しかし競技として継続的にプレイする人は「そこまで」増えていないんです。だったらせめてダーツにハマってくれた人を繋ぎとめる役ができたらいいなと。
それが自分たちのYouTube活動の意義でもあります。人数が増えれば周りにダーツを勧める人たちも増えると思います。
菊地:そう考えたときにRt.16以上の方が必要としている情報というのはニッチすぎることもそうですが、16以上になるほどダーツに対して熱心に取り組んできた方々は僕らが配信活動を続けていてもいなくても一生ダーツを続けていく可能性が高いので「すごく簡単に言えばRt・15以下の方がメインターゲット」とお答えさせていただきました。
山口:僕はこれを理由にダーツの上達が止まっていますが(笑)。

「ダーツをやめる人」をご自身の活動でどのように減らしていけるとお考えですか。
山口:ダーツという競技は誰でも上達できる競技だと思っていて、極端な話一回出たスタッツや数字だけを切り取ればプロレベルだといえることもあると思います。
勿論プロとして活躍するということは非常に難易度が高く狭き門ですが、Aフライトに乗ったあたりで「プロになれるかも…」とプロライセンスの取得がちらついた方も多いと思います(笑)。
それ故に「上達しないことは悪」という思想をお持ちの方が一定数いて、「上手くならない人はここがダメ」、「その練習量じゃ限界」等、そのような発言をSNSでもよく見かけます。
僕らのYouTubeのコメントでも菊地に対して「一生上手くならねぇなこいつ」といったコメントもちらほら見かけます(笑)。「プロとしての本気」と「趣味の範囲での本気」、この熱量の差を勘違いしやすい側面がダーツにはあると思います。リーグに関してもこれで揉めたなんて話を聞きますし、もっと「趣味として」という部分を理解してあげてもいいのかなと。
例えば地域の草野球で投手をやっているサラリーマンの方が150kmのストレートを投げれなくても周りから何か言われることはないと思うんですよね。そしてその投手の方も真剣に野球がうまくなりたいと、仕事が終わってネットに投げ込みをしたりバッティングセンターに行ったりするわけじゃないですか。
プロとしての本気に合わせるなら「仕事なんかしてないで筋トレしろ!もっと走り込め!」などと言われると思います。
野球に限らずゴルフでもサラリーマンたちは休日に打ちっぱなしに行ったり、レッスンプロにフォームを見てもらったり真剣に上達しようとしています。でもそれは果たしてプロとして活躍することを目指しているのか?という点です。「趣味の範囲で上達したい」という気持ちを許容されない方が身近にいたりするとダーツが楽しくなくなってしまいますし、業界としてもライトユーザーが減っていきます。
周りから言われなくても「こんなに練習しているのに上手くならない…」と感じていたら楽しかったものも楽しくなくなる可能性がありますよね。そこで落ち込まなくていいよと精神衛生的な話だったり、「Rt.は下がったけど実はダーツが上手くなっている」という動画を公開したり、気持ちを楽にしてもらいつつ、上達のヒントを少しでも共有できたらと考えています。

菊地:山口はダーツに悩みを抱えている人の気持ちを楽にするのが天才的に上手いです(笑)。 山口はRt.16にならないのに山口が直近でダーツを教えた3人とも16になっていますし、何か教え方とか気持ちの寄り添い方が上手いのかなと思います。勿論山口のおかげということではなく本人たちの努力で達成したことですが。
山口:私は上達から遠回りになるとわかっていても「あれ?このグリップで投げたらどうなるんだ?」「このスタンスの方がいいのでは?」と自分の興味や好奇心を優先していつも自分のフォームを破壊しているので動画ごとに投げ方も違いますし、もう全然上手くなりません(笑)。
かといって「じゃあ上達に全振りしたらすぐに上手くなるんだな?」と言われてもそんな簡単に上手くならないとも思いますし(笑)。恐らくダーツの楽しみ方が上達ではなく研究になっている人間なのだと思います。
バレルを集めるのが好きな人だったり、セッティングに凝る人がいたり色んな楽しみ方があると思うんですよね。上達だけを考えれば「セッティングなんて260のシャフトとシェイプ使っとけばいいんだよ!考えてる時間があるなら黙って投げろ!」という言い分があったりするかと思いますが、ダーツを趣味で楽しんでいるという方もたくさんいます。セッティングを考えるのが楽しいのであれば上達しなくてもいいんです。自分が楽しいからダーツに触れている訳で、周りの人たちに邪魔をする権利はありませ
んし、自分の楽しみ方を押し付けてはいけません。
私に関して言えばフォームや飛ばし方を研究してみたりするのが楽しいわけで、それがプロライセンスを取得しない理由でもあります。
ビジネス的な観点から言えばプロダーツプレイヤーのYoutuberの方も既にいるので急いでプロライセンスを取得してツアーを回る必要もないですし、上達だけを考えず趣味の範囲で楽しんでいる姿を視聴者の方に楽しんでいただく、私たちの姿を見てダーツをより楽しく続けていただけるというのが私たちの理想です。

先日兎味ペロリナ様とPICPINのCM撮影に参加されたとのことですが、自分たちの撮影と比べて内容の違いは感じましたか?
菊地:機材から必要なカット割りまでもうすべてが違いました(笑)。
山口:私達は台本や絵コンテなんて書いたことありませんし、モノにもよりますが10分の動画を作る場合長くても1時間程度の撮影なので(笑)。
菊地:そもそもがコンテンツとして作り方が違うということは勿論ですが、見せ方として良いカットが撮れるまで何度も撮り直していましたし、見せ方の違いで同じ動画というジャンルでもここまで撮影内容が変わるのかと感じました。
商品紹介で例えるなら普段の僕達の動画だと、その商品の良さや欠点を言語化して言葉として視聴者に理解してもらう事がメインです。もちろん商品を使用しているところや質感などは映像で伝えますが、何が優れていて見ている方にどう役立つかは例えや言い回しを使います。
比べて今回のジャグラーダーツの様なCMは視覚聴覚に訴える比重が多いと思います。いかに視覚としてインパクトを残して商品に興味を持ってもらうかでも勝負するので、当然撮影機材も良い物になりますし、映像として良いカットが撮れるまで撮影する事になります。配色や構図などにもこだわり、編集でも一見のインパクトがある編集をするのだと思います。
商品の説明も一目で理解出来る様にしないといけないので短く分かりやすいです。動画で紹介と言っても、喋りを使って理解してもらう見せ方と商品を印象に残す見せ方とでは完全に別の作業でターゲットも変わる事を改めて感じました。

PICPINについて一ユーザーとしてどんな商品だと感じますか。
菊地:このご時世、マスクで色々制限されている中、マスクにもオシャレや趣味の共有の余地ができたというのは単純にうれしいことですね。
山口:マスクを外すことも少ないですし、二つ持っていたらダーツバーのグラスやプラコップに着けて取り間違いが防げるという用途の広さも個人的には気に入っています。コロナが収束してもハウストーナメントなどでよく見かける商品になるのではないかなと(笑)。

ジャグラーダーツについて。
菊地:見た目もクリスタルワンのデザインも最高ですよね(笑)。スロット好きの方ならたまらないと思います。
山口:バレルも2パターンあって先日どちらも投げさせていただいたのですが、両方初心者の方にもおススメできますし、玄人の方も気に入る方が結構いるのでは?と思いました(笑)。
GO GO CHANCEダーツセットの方は初心者の方が投げやすいバレルだと思います。ダーツショップの店員をしていたこともあるのですが、あのテーパーのかかり方は初心者の方が投げやすいとよく言われる形です。
I・m JUGGLERダーツセットの方も細すぎずグリップした際に安心感のあるストレートバレルだと思います。
重さもGO GO CHANCEダーツは16.5gとI・m JUGGLERダーツ18.0gで色んな方が投げれるのでプレゼントにもいいですよね。最近ダーツを始めたスロット好きの方にプレゼントしたらとても喜んでもらえると思います(笑)。

昨年菊地山口さんのフライトもLーstyle様より発売されたそうですが。
菊地:とても緊張しました!(笑)。
山口:プロでもないのに恐縮でしたが、Lーstyle様よりお話をいただいたときは家で大きな声を出してしまいました(笑)。 純粋にとてもうれしかったです。
菊地:デザインも僕らが棒人間みたいな酷いイメージ図しか持っていけなかったのですが、デザイナーの和賀さんという女性の方が僕らの頭の中にあったイメージをすべて引き出して、その上で100倍くらいかわいい絵を描いてくださった
ので本当に思い出のフライトです!
山口:最近若い人達もダーツを始めてフライトのデザインの需要の変化もあると思うのですが、和賀さんがデザインされたフライトは良い意味で今までと違ってかわいいものが多いのでまたフライトを選ぶ楽しみが増えました。
私達はプロではないので顧客目線にな
ってしまいますが、色んな選択肢を与え続けてくださるメーカー様たちにはユーザーとして感謝しています。
菊地:他のプロの方々は様々な販売ルートや店舗がある中で自分たちは「ナチュラルナイン限定商品」として発売していただいたのでシステム上当然といえば当然なのですが、ナチュラルナイン様の史上最高売り上げ数が記録されたタイミングがあったらしくそのご連絡をいただいた際には非常に感動しました。
山口:私たちのグッズがどれほど売れるのかという心配もしていたので嬉しさとともに安堵もありましたね(笑)。

YouTubeで活動する上で今後の目標はありますか?
菊地:浅田斉吾プロがYouTubeを始めて一年が過ぎ、トッププロである浅田プロの技術論やエンタメ系の素晴らしいクオリティの動画を1年投稿し続けても現在1.6万人ほどの登録者なので、1.5万人前後の数字が現在進行形でダーツをされているYouTube視聴者数なのかなと。現在登録者約1.4万人の私達は、ほぼ天井まで来ていると感じています。
山口:10年以上前から公式で大会の試合動画やダーツ関連の動画を投稿し続けているチャンネルの登録者は10万人を超えていますが、これはYouTubeを見る人の中で「ダーツにハマったことがある人」の人数だと考えています。今はダーツをやっていないけどチャンネル登録は解除していない、という人たちが含まれているのかなと。
これから僕らもチャンネルを10年以上動かし続けていればその登録者数も見えてくると思いますが、今は業界として登録者よりもアクティブユーザー数を増やさなければいけないと考えています。
菊地:業界の中に対して何かできることがあれば、とこのままダーツの動画を投稿し続けて活動し続けていくのも一つですが、成長するためにはダーツの動画だけを続けていくというのはある程度限界があると感じています。1万登録を超えただけでもすごいことですし、ありがたいことですが折角YouTubeをやっているのでここで終わるつもりはないです。でないとただのフリーターで終わってしまいますので(笑)。
山口:例えば全く別ジャンルの動画を投稿し始めて、登録者30万人になった段階でダーツの動画も混ぜてその30万人をダーツ業界に引き連れてくる、というのが理想ではありますが、簡単なことではないので試行錯誤を重ねている段階です。
菊地:去年はコロナもあり僕らの動画を見てくださっている方々の暇つぶしに少しでもなればと、様々なジャンルの動画をいつもより投稿頻度を上げて何本も公開してみました。
サッカー関連の動画を連続して投稿してみたりしたのですが、それもチャンネルの成長とダーツ業界への還元に向けた一つの行動ですね。結果として「なんだこいつらダーツの動画やめたのかよ」と感じられたのか登録者は少し減りましたが(笑)。
例えばバスケットボール経験者がダーツ業界には多いので少し関係があったかもしれませんが、サッカーとダーツはあまり関係がないので余計にそうなったと思います。ただ意外と再生数も悪くないのでやり方を考えている段階です。
山口:もし今後、同じチャンネル内で方向転換をするのであればダーツの動画を
見に来てくれている方、単純に私たちのことが好きで動画を見てくださる方、様々いらっしゃるチャンネル登録者の中でいかに視聴者を離さずに切り替えられる内容なのかということも考えなければなりません。
菊地:私たちのやりたいこと、私たちのできること、ダーツユーザーとの関連性のすべてを満たす動画コンテンツというのは中々難しいです(笑)。
それこそバスケットボールやビリヤード、スロットなどはダーツ人口の中に趣味として持っている方も多いと思いますが、この3つを僕らができるのかと言われたらできないので(笑)。
山口:全く別のチャンネルを1から別で作るという案も私たちの中で出ていますが、やはり登録者が少ないというだけで見ない方もいらっしゃるので「ダーツ業界からいただいた1.4万人という数字を生かしてダーツ業界へ恩返しする」という形が一番筋の通った形かなと(笑)。
菊地:実際問題はさておき感情としてはそうですね(笑)。私たち二人は龍が如くというゲームを一緒にプレイしてから「筋を通す」というワードに敏感なので(笑)。
山口:極端な話私たちが最高に面白ければ、如何なるジャンルの動画を公開しても視聴者さんはついてきてくれると思います。その点無関係なジャンルの動画を公開したときに数字の伸びが悪いというのであれば私たちの実力不足という側面もありますので、そこまで含めて今後の課題です。
何もない僕らをここまで知っていただいた「ダーツ」に対して私は勝手に借りがあると思っているので、今後としてはダーツ業界を大きくするための一助となるべく、ダーツ以外のコンテンツにも触れていく必要を感じていてその手段を模索している状況です。私たちの視聴者の方々には「こいつら最近何やってるんだ!」とご迷惑お掛けするかもしれませんが、色んな可能性と方法に挑戦してみたいと思います!

大会の司会なども務めさせて頂きました。

最後にダーツの良さとは何だと思いますか?
菊地:色んな人たちとコミュニケーションが取れる一方で、一人でものめり込める点だと思います!元々陽気な方ではありませんでしたが、ダーツを始めて人見知りが少しだけ改善されました(笑)。
山口:大人になってから友達が増えるという機会は非常に限られていると思いますが、ダーツをしている限り無限に友達が増えていきます(笑)。学生時代ではありえないですが20歳も年上の知り合いとキャンプに行く!など普段の生活では中々生まれないコミュニティーを形成できる素晴らしい競技だと思います。
勿論スポーツとしての奥深さもあって正解がない、人それぞれなことも多く探求していて終わりがないのもダーツを続けている理由ですね。
菊地:山口もそうですが小学生からでも始められますし、おじいちゃんおばあちゃんでも楽しくプレイできます。老若男女楽しめる生涯スポーツとしてダーツの可能性は無限大ですよね。
菊地&山口:今後もダーツをより楽しんでいただけるよう頑張っていきたいと思います!この度は貴重な体験をさせていただきありがとうございます!