PDC World Championship
2022-2023 スタート

今年もダーツ世界最高峰の舞台が始まりました。初日12月15日の4試合目に昨年に2度目のチャンピオンに輝いたピーター・ライトがいきなり登場。いつもの派手なパフォーマンスを披露してステージを大いに盛り上げました。試合には勝利しましたが、これからの長丁場のステージを考えて体力温存と思うところですが、実にプロ魂を感じます。

12月16日 アフタヌーンセッション 2試合目 鈴木 徹
Boris Krcmar 3-0 Toru Suzuki (3-1, 3-0, 3-2)
対戦相手はクロアチア出身のボリス・カリチュマー。ソフトではTHE WORLDで大活躍2019年には年間チャンピオン、SUPER DARTSにも参戦しているので日本でも知っている方々は多いことでしょう。日本ダーツメーカーDYNASTYの契約プレイヤーです。実は彼はPDCのQ-スクールを突破し以降PDCに参戦、現在ランキング58位のPDCプレイヤーでかなりの強敵だということは言うまでもありません。

試合展開:最初の2セット、カリチュマーが順調に自分のダーツをキープして簡単に獲ります。1セット目のアベはカリチュマー91.34、鈴木82.95でしたが、やはりかなり差がありました。3セット目になるとカリチュマーは勝ちを意識したのか思うようにプレイできなくなり、鈴木が調子を上げていきます。2-2のタイになりましたが、最後はカリチュマーの勝利。コメンテーターはスタートが遅すぎた、と語っていましたが本当にそうだったと思う試合でした。鈴木にとっては2回目の挑戦となりましたが、思うような結果が出せなくてさぞ悔しいことでしょう。何回もインタビューをお願いしていますが、とても真面目なプレイヤーです。このステージを糧ににして、さらに成長して次に期待したいですね。

12月17日 アフタヌーンセッション 1試合目 山本 信博
Martin Lukeman 3-0 Nobuhiro Yamamoto (3-0, 3-1, 3-2)
対戦相手はランキング41位のマーチン・ルーケマン英国人。華々しい戦歴はありませんが2022 World Grand PrixではQFに進んでいます。あまり知られていないプレイヤーですが、41位ということは実力は相当なものだということでしょう。出発前山本に電話すると「自分のリズムでゆっくり」と語っていました。彼らしくていい会話でしたね。

試合展開:この試合も日本代表にとっては厳しい戦いとなりました。試合が始まるとコメンテーターは山本を45歳で初挑戦、ぜひ期待したいと紹介していました。初めての挑戦なだけに心配していたのですが、終始落ち着いていたように思います。しかしながらやはりPDCで戦っている相手に、1セットも獲れずの敗退となりました。山本も180を連続して出すなど会場を大歓声にする場面を作ったので、もっと肉薄してほしかったように思います。本人も新たな課題を見つけたに違いありません。

日本代表の試合が終わりましたが、ちょっと複雑な心境です。昨年に続き今年も一回戦目を突破できなかったことです。ソフトダーツでは世界が羨む環境を作り上げた日本ですが、スティールではどうも伸び悩んでいます。ソフトの試合もおもしろいですが、世界に行くとやはりスティールダーツがメインなだけに、日本ダーツも考えなければいけない状況ではないでしょうか。ソフトは勿論、スティールも強い!そうならないと世界から見ると不思議な国で、これ以上の発展が難しくなってしまうかもしれません。日本ダーツプレイヤーガンバレ!