Sumika Tanaka-Vol.72.2015.3-Top

Vol.72 田中 純佳
子供を育てながら真剣にダーツを投げる

2015年3月

まずご自己紹介をお願いします。
一児の母です。それから、常にしゃべってないと死んじゃうくらいしゃべるのが好きな、賑やかな性格だと思います。

ダーツを始めたきっかけは?
お店を始めて2年目頃に、常連さんから「ソフトダーツが流行ってるから置いてみない?」と言われて1台置いたんです。それからさらに2年くらいは、お店のスタッフやお客さん達が投げてるのをただ見てるだけでした。その頃は「何が楽しいのかな……!?」と思って、ホントに遠目に見てるだけでしたね。
そのうちお店にカウントアップのランキング表を作ることになって、私の名前が無いのはおかしいということになり、初めてダーツを触ることになったんです。

それはいつ頃ですか?
約10年前です。

真剣に投げ始めたのはいつからですか?
ダーツを始めた頃はそんなに一生懸命やるとは思ってなかったんですけど、プロになってからは真剣に投げる様になりました。
まずダーツのプロというのが出来るらしいというのをKMカンパニーの藤本社長から聞いたんです。「岡山県で誰かならないか、プロ試験を受けようか」という話をみんなでしていたんですけど、スタッフ達は「男子では星野選手とか上手なプレイヤーがたくさんいるから、自分たちのレベルじゃ無理だろう」と思っていた様です。「でも女子ならチャンスがあるんじゃないか」という話になって、「受けろ、受けろ」と周りから言われてプロ試験を受けることになってしまったんです。プロになったきっかけはあまり真剣ではなかったんですけど、いざなってみるとすっかり楽しくなってしまって、そのままずっと真剣に投げ続けています。

2014年のランキングは10位でしたが、この成績についてはいかがですか?
今までで一番良かったのが2008年の年間ランキング7位だったんです。なので優勝した時に「今年は7位を超えよう」と頑張ったんですけど、結果的に超えられなかったのが悔しいですね。特に後半は手首の腱鞘炎がひどくなってしまって、思い通りに投げられないもどかしいダーツをしていました。

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プロツアーの魅力はなんでしょうか?
一年を通して自分を試せる場だと思うし、目標を持って毎日過ごせるのでモチベーションが上がりますね。プロツアーがあるから一生懸命練習して、スキルを上げようと日々努力しています。人との出会いもあるし、私にとっては今はここが自分の居る場所だと思っています。

ツアーで全国を遠征しますが、何か苦労したことなどはありますか?
最初の頃は他の選手と一緒に車で回っていたのでいろいろ大変でした。東日本大震災があった時も、みんなでちょうど高速道路を走っている時で、すごく揺れて怖い思いをしました。途中で車が動かなくなってJAFを呼んだこともあったり、いろんなアクシデントがありましたね。

自分はどのような選手だと思いますか?
目立つタイプではないと思います。一生懸命で楽しそうにやってるのをみんなに見てもらって、一人でも多くの人に「ダーツって楽しそうだな」と思ってもらえるプレイヤーになれたら嬉しいです。

試合前の心構えや体調管理などで気を使っていることはありますか?
まず投げる前にマイナスの事は考えない様にしています。それから出来る限り自分のダーツが投げられる様に、相手が誰だとかいうことは意識しないようにしています。

今までで印象に残った試合はありますか?
一番印象に残ったのは、昨年の横浜で松本伊代選手と戦った決勝戦です。初めて決勝に行ったので絶対勝ちたかったのに負けてしまって、相当悔しくて忘れられません。それまで3位は何度かあったんですが、準決勝で勝って決勝に進んだのは初めてだったんです。あと一歩のところで負けてしまって、試合が終わってから裏であんなに泣いたのは初めてでした。あの試合があったからもう一度あそこに立ちたいという気持ちがあって、今も一生懸命投げてるんだと思います。

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決まった練習方法などはありますか?
普段はずっとカウントアップをやってるんです。お店に出ているのでお客さんと対戦することもありますが、それ以外はカウントアップしかしていません。

今ダーツで一番大事にしている事はなんでしょうか?
リズムを大事に投げる様にしています。「構えて.倒して、出して、ダーツ取って」というルーティーンを、毎回同じリズムで投げられるように意識しています。

ご自分のお店をお持ちですが、お店について教えてください。
倉敷駅から徒歩一分の駅ビルの中にあって、ダーツとごはんとお酒のフード&バーといった感じのお店です。お客さんもみんな仲良くて、ダーツ投げて食べて飲んで、みんなでワイワイ楽しめるお店なので、みなさん倉敷にお越しの際はぜひ遊びに来てください!

尊敬するプレイヤーは?
浅田斉吾選手と浅野ゆかり選手です。

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ダーツの魅力は何でしょうか?
ダーツは素晴らしいコミュニケーションツールだと思います。初めて行く場所で初めて会った人がいても、ダーツ3本さえ持っていればすぐ仲良くなれるのが魅力です。

ダーツ以外の趣味はありますか?
海外ドラマを見ることと、娘と一緒に嵐のDVDを見ることです。

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娘さんがいらっしゃるということですが、ママさんダーツプレイヤーに何かアドバイスはありますか?
家族の理解がないと出来ないことだと思うので、理解してくれるダンナさんを見つけないと難しいと思います。子どもを育てながら真剣にダーツを投げるつもりなら、ぜひそんなダンナさんとめぐり会ってほしいと思います。

今後の目標は?
パーフェクトで活躍したいです。それからお店のスタッフやお客さんでも、プロになったり海外の試合に出るプレイヤーがいるので、これからは応援もしっかりやっていきたいと思います。

最後に読者にメッセージをお願いします。
これからも頑張っていきますので、みなさん応援よろしくお願いいたします!