2021年1月
楽しむことです。つまらないと感じた日はダーツに触りません。
入らない日に無理して投げるのは、悪いことが多いと思います。
ダーツの出発点について教えて下さい？
先に姉がダーツをしていて、高校生くらいの時にお誘いを受けて、ダーツバーに行ったのが最初のダーツとの出会いでした。その時はボコボコにされて、とても悔しくて、帰りにすぐマイダーツとカードを買いに行きました。なのでダーツ歴は6、7年くらいになります。
真剣に投げ始めたのはいつからですか？
そのあとすぐくらいです。姉に全く勝てなくて、悔しくて、上手くなりたい、勝ちたいという気持ちが強かったですね。ダーツを知ってすぐに、プロがあるということを知り、好きな選手ができ、その選手のようになりたい！と思い一生懸命練習するようになりました。
ジャパン・レディースに参戦を始めたのはいつですか？
2017年度の開幕戦からです。その年の試合に出場したのは半分くらいでした。
成績を見てみると2019年は7位と順調に上がって来ていますね。
そうですね。試合感だったり試合中の時間の使い方だったり、馴れたことで楽に参戦できるようになりましたね。それと私はとても緊張するタイプなのですが、それを良い方向に持っていく考え方を掴んだことが、一番大きな理由かもしれません。
技術面では、練習時間を倍にして、自分のフォームの動画を撮って客観的に見てみたりして、フォーム改善をしたりしたのも一因となってると思います。
今までに印象に残っている試合はありますか？
まず2019年福島、準決勝での鈴木未来プロとの試合です。自分ができる精一杯のことをやったのですが負けて、やはりこの人は凄いなと改めて思いましたね。もっと練習して、勝てるようにしていきたいです。
それと2018年ダーツ祭りでアンダー22に出場して、決勝に進んだ試合が忘れられません。海外の選手との対戦でしたが、やはり日本開催ですので会場の多くの人たちの応援をステージ上で感じてました。ものすごい熱気溢れる雰囲気でしたが負けてしまいました。本当に悔しかったです。
ジャパンの舞台は、どんなところが魅力だと思いますか？
入れ替え戦というシステムがとても気に入っています。それを目標にしてモチベーションを作れるのと、そこで全員の空気感が変わるからです。
ステージ18、2月22日岡山大会で3位になって、さぁ2020年はがんばろう、と思っていたのでしょうが、残念ながらすべて中止になってしまいました。どう考えていましたか？
2019年は後半、調子も良かったので新年はスタートダッシュができるかもしれない、と思っていたんです。さらに上を目指せる自信もありました。延期や中止の流れだったので、モチベーションの維持が難しかったですね。
それは私だけではなく、プロ選手誰もが思ったことでしょう。
ステイホーム期間は何をしていましたか？
練習は自宅でできました。でも大会が無いとファンの方々との親交が途絶えてしまいますよね。そこでSNSで生配信などを始めました。ツイッターもひんぱんに更新しています。応援していただける方々がいるからこそ頑張れるので、とても大事だと考えています。
自分のことを見てどんな性格の選手だと思いますか？
ダーツが大好きだと思います。四六時中ダーツのことを考えていますし、試合でも、負けてしまうと、もうその日ダーツが投げれないので、もっとこの場でダーツがしたい！まだ投げたい！という気持ちが強く出るので、自分はとてもダーツが好きなんだなと思います。
試合に臨む前の心がけ、調整、体調管理はどうしていますか？
試合の2週間前から気をゆるませてリラックスするようにして、1週間前になったら試合当日に向けて仕上げに入っていくという感じです。体調管理はとても寒がりなので、夏でもエアコンですぐに風邪を引いたりするのでとても気をつけています。
練習方法、時間などを教えて下さい。
その日のテンションによって違いますが、基本的にはカウントアップ、シュートアウト、クリケットカウントアップが中心ですね。一緒に練習する相手がいる時はメドレーをやったりします。練習時間は決めていませんが、例えばカウントアップは目標点数を決めてクリアしたら終わるようにしています。
今、ダーツについて一番、大事にしていることは何ですか？
楽しむことです。つまらないと感じた日はダーツに触りません。入らない日に無理して投げるのは、悪いことが多いと思います。
お仕事について教えて下さい。
RALLY淵野辺店で、スタッフとして働いています。ビリヤード5台とダーツ5台あり、広々とした店内になっています。いつも楽しく働かせてもらってます。
尊敬する選手はいらっしゃいますか？
男子は鈴木猛大選手です。一番最初に知った選手で、いつもニコニコして、楽しそうにダーツを投げる姿が、なかなかできる人いないなと思いとても尊敬しています。私も、私の試合を見て、ダーツって楽しそうだなと思ってくれる人が1人でもいたら嬉しいなと思っています。
女子は、鈴木未来選手です。日本でも世界でも結果を残していて、すごいなと思いますし、いつか私もそうなりたいと思いました。そしてみんなのお母さん的な存在で、たくさんの方に尊敬されててすごいなと思いました。
ダーツ以外の趣味はありますか？
ほとんど無いです。ガチャガチャを回して集めることぐらいでしょうか（笑）。
ダーツの魅力とは何でしょうか？
年齢も性別も関係無く、友達ができて、みんなが一緒にプレイできることですね。そして技術的な課題では終わりがありません。目標としても、アマチュアで最高のレベルになっても上にはプロがいます。プロで日本で１位になっても世界の舞台が待っています。それほどたくさんの道がある競技なんです。
今後の目標、夢をお聞かせください。
まずは、まだジャパンレディースで優勝したことがないので、優勝したいです。そして年間ランキング3位以内、最低でも8位以内に入れるよう、日々練習して、結果を残していけるようにしていきたいです。
読者にメッセージをお願いいたします。
コロナが落ち着いて大会やイベントが始まったら、ぜひお会いしましょう。頑張りますので、応援お願いいたします。
