Kirk Shepherd-Vol.30.2008.3-Top

Vol.30 Kirk Shepherd
決勝の舞台に21才で立った

2008年3月

まずはワールドチャンピオンシップ決勝進出おめでとうございます
ありがとう。いまだに余韻が残っていて、感動は忘れられないね。結果的にはジョン・パートに敗れて2位だったけど、大いに満足している。いつかは絶対優勝したいな。家族の反応はどうでしたか?
父、母、兄弟…みんな驚いたようだ。全員で全部のゲームを見に来てくれたけれど、特に母は会場で叫んでいて目立って…大興奮な18日間だった。後で…誇りに思っているよと言われて、何とも言えない気持ちになったね。

決勝戦は、どんなゲームでしたか?
ジョンは以前にもこのタイトルを獲っているし、経験もあるビッグネームのプレイヤーだ、正直ちょっと、びびってスタートした。

どのゲームを一番、覚えていますか?
どの試合も明確に記憶している。最初にジェリー・ジェイキンス、そしてピーター・マンレイ、ウエイン・マードルなどを倒したのだから…今でも信じられない気持ちだ。

出場権はPDPAで勝ち取ったのですか?その様子は?
そうです…いやぁ、タフなゲームばかりだったなぁ。世界から挑戦に来ているだけにラッキーだったと思う。あの勝利がなければ、今誰も僕のこと知らないだろう。地元で歩いていると、よく知らない人から声をかけられる…感激だね。

いつダーツを始めましたか?
9才で、なんとなくかな。だんだん経験を積んで少しずつ上達、今の僕がいる。年齢はまだ21才だけれども、もう12年ダーツを投げているということだね。

いつ頃からプロダーツプレイヤーになりたいと思うようになりましたか?
18才の頃かな。たくさんのダーツプレイヤーとゲームをしてきたけれど、僕でも通用するのでは?と意識が変化したんだ。PDCプレイヤーのアベレージなどを調べると、もっと練習すれば届くかな?そう思って、父と一緒にユニコーン社の扉をたたいた。

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プロプレイヤーになって、どう変わりましたか?
まったく違うね。今やダーツは僕の職業だ。練習は厳しくやるようにしている。試合で結果を出さなければいけないので、生活もしっかり管理するようになった。食生活、身体のコンデションづくり、アマチュア時代には考えもしなかったことだらけだね。

プレッシャーも強くなっていると思いますが、打ち勝つには?
勿論、以前とは違うね、どんなプレイヤーでも僕を破ろうと真剣に投げてくる。
でも特別な対策なんてないのでは?自分のダーツをするだけさ。リラックスするために泳いだり、サッカーしたり、スヌーカーをしたりしている。

試合の日はどんなことを?
3時間前に会場入りし、アップを始め、開始前までにだいたい3杯のビールを飲んで、気持ちを落ち着かせる。このルーティーンは僕にとってとても大事なこと。

今、練習はどのくらいしますか?
月曜から土曜まで、一日4、5時間。日曜はほとんど大会かイベントに出場しているね。 方法はスコアーリング、ダブル、フィニッシュで、特に目新しい練習方法ではないよ。まだまだ基礎固めの時期だものね。一人で練習する場合が多いのだけれど、時々は地元の選手たちと投げている。

どんなダーツを使ってますか?
僕のダーツはユニコーンから出ていて、ジョン・ローモデルに似てるかな?この形が僕のグリップにはぴったりなんだ。

ダーツの飛び方について
スティールダーツは必ずしもボードにまっすぐ刺さるとは限らないが、あまり気にしていない。グルーピングが良くて、同じ方向から刺さっていればそれで満足だ。だからあえて曲げて刺さるダーツを投げることはしていない。スピンも僕の場合は他の人と比べて少ないかな?意識していないからね。

ビッグな賞金を手にしましたが?
嬉しいね…でもこれからの遠征のために、すべて貯金しているよ。もっとたくさんの賞金を獲得したら、ちょっと自分のために使おうかな。

次の目指すステップは?
ランキング16以内に入ること。そしてプレミアリーグに参加できるようになりたい。そして、ワールドチャンピオンのタイトルを獲ること…。

読者の方々に…
今年、ユニコーントーナメントで来日できるかもしれません。ぜひ一緒にダーツを楽しみましょう。ソフトダーツはほとんど投げたことがないので教えてください。…練習して恥をかかないようにしなくちゃ。