「良いパフォーマンスのダーツをお見せしたい」
苦しかった時期もあり試行錯誤してきていて、結果は残せていますが…
今年は4月にテクニック論でインタビューありがとうございました。その後絶好調で現在4勝してランキング1位ですが、どう思われていますか?
素直に嬉しいですが、ここまで来れたのはスポンサーさんだったり、応援していただいてるファンの皆様のお陰で、一人では出来なかったと思います。
やはり押されて力になりますか?
それはなります。去年と比べると応援していただく声も増えているので、大きな励みになりますね。
優勝したステージで指を立ててのガッツポーズ、凄くカッコいいですね。
ありがとうございます。
年間チャンピオンも見えて来ました。意識していますか?
意識はあまりしないようにしていますが、直近の2試合ではステージ13北海道大会では入れ替え戦で負けてしまって、14宮城大会でも勝てなかったので少し焦っています。でもそこは気にしないようにして、いつも通りに取り組んでいます。
結果が出ているので会場でも何処でも、周りの目も変化しているのでは?どこかダーツバーに行くと、あっ!トップのプレーヤーだ、となっているでしょう。
そうですねぇ。みんなのあこがれみたいに思われている感じはあるんですが、一歩引いて、より良いパフォーマンスのダーツをお見せしたいと思っています。
もちろん嬉しいですが恥ずかしくもあり、むずかゆい気持ちもあります。
年間チャンピオンはトップ数人に絞られて来ていますが、警戒するプレーヤーはいますか?
勿論2位の後藤 智弥プロだったり、3位の有原 竜太プロとか、でも警戒というよりポイントは近いなと思っている程度です。相手ではなく自分との戦いです。

さきほど言われたようにステージ13、14はあまり上位に来ていなかったですが、何か理由はあるのですか?32に残ったプレーヤーは乗って来ると誰でも強いですよね。
特に理由は無くて調子も良いので相手が噛み合った良いダーツをした、と捉えています。ギアを上げないと勝てないですから。そこからはまさに激闘ですね。
残り4試合、どんな気持ちで臨みますか?1位にいるので皆さん打倒、畦元で来ますよね。
あまりランキングとか気にせず、自分のダーツに徹して挑むつもりです。それは覚悟してます(笑)。前大会でもロビンから対戦相手の「やってヤルぞ」という気合を感じていたので、怖い面もありました。乗り越えなくてはならない、一つの壁でしょう。
今年は充実した年になっていると思うのですが、納得していますか?
苦しかった時期もあり試行錯誤して来ていて、結果は残せていますが、いつも打てていたのに試合では出来なかった場面はいくつもありました。納得はしていませんが、そこそこ満足はしています。
今年、印象に残っている試合はりますか?
直近で言うと、前回優勝したステージ12名古屋大会での浅田 斉吾プロとの準決勝、有原 竜太プロとの決勝は印象に残っています。両方ともフルレグにもつれ込んで、負けてもおかしくない展開だったんですが、なんとか勝って自分でも爆発できたと思っています。当日は一日通して吠えていましたね。
優勝はしましたが、もの凄い疲労感が残りました(笑)。
今年は初めてPDC ワールドカップの舞台に立ちました。どんな感じでしたか?
いやぁ、観客の歓声と緊張感はよく覚えています。日本とは違うダーツの環境を味わえたので、勉強になりました。

試合では思ったようなダーツが出来ましたか?
練習では凄く調子がよくてバチバチだったんです。智弥ともコミュニケーションを取りながらヤレル感はあったんですが…。でもステージに立つと距離感だったり微妙な感覚が違ったりしていて、何でなんだろう?という状態でゲームが進んでしまいました。いつも通りのパフォーマンスが出来ませんでしたね。う〜ん、残念でした。
年末のPDC ワールドチャンピオンシップにも参戦しますね?
前回のワールドカップの経験を活かしたいですね。特別なステージと考えないで投げたい、それを思うばかりです。でも盛り上がり方はワールドカップの比じゃない、と聞いているのでビビる面はありますが、楽しみです。
ソフトとスティール、準備もたいへんですね?
まずは体調管理をしっかりしたいと考えています。練習では今JAPANでしのぎを削っているので、そちらがメインではあるのですがスティールの練習も勿論しています。共通したテーマは軸の安定感を重視して投げることです。
他のプレーヤーはソフトとスティールで投げ方を変えているようですが、僕は変えていません。ソフトメインのプレーヤーなので狙い方、入れ感、刺さり方などスティール寄りではないのですが、ソフトが良ければスティールでも入ると考えています。
別物ではあるんですが、スティールでは抜き方だけを多少意識しながら、盤面を見てターゲットに入れていくだけです。他の方と捉え方が違うのかもしれません。あまり投げ方をいじってしまうと、両方おかしくなるのではないかと考えていて、同じ感覚で投げたいですね。
誰もが憧れる舞台ですから、最高のパフォーマンスをしたいと思います。
PDCで好きなプレーヤーはいますか?
同じようなタイプじゃないかと考えているヴァン・ガーウェンです。腕の振り方など参考にしています。ダーツを顔に近づけてすぐに手を出す、目標とするフォームですね。

では以前から映像を見ているということですね。
詳しいわけではありませんが、YouTubeで時々見ています。世界最高のプレーヤーたちのダーツは吸収したいことだらけです。
もし勝ち進んだら大変なことになりますね。
もしできたら大騒ぎになってしまうのかなぁ(笑)。1回戦を勝ち抜くと2回戦でピーター・ライトに当たるんですよね。身震いしながら、楽しみにしています。
彼は数回インタビューさせていただきましたが、素晴らしい人物ですよ。ステージとは打って変わって、とても穏やかに話をする人でした。
対戦できたらいいなぁ!あの夢の舞台でライト、もし勝ったら卒倒するかもしれません。
世界で名前を売る最高のチャンスですね! 出発はいつだと考えていますか?
16日が最初の試合なので13日を予定しています。ゆっくり時差を調整しながら、練習もして、いざ挑戦ですね。ワールドカップはドイツで時差の影響は無かったんですが、移動の疲れは残っていました。その経験も役立つのかなと思っています。だんだん近づいてくるなぁ、緊張をほぐして…。
ワールドカップで一緒だった後藤 智弥プロとですので、それは楽な面もありますね。
心強さはありますね。彼は何回も行っているので、いろいろ助言してくれるでしょう。相乗効果で二人共に良いダーツを皆さんにお見せしたいと思っています。
以前のインタビューでは1日8時間ほど練習していると語っていましたが、今もそうなんですか?
勿論休憩も含めてですが、そのくらいは毎日投げています。投げなければというよりは、投げたいという感じですね。もっと成長したいです。

有名になったのでイベントの要請など多いのではないですか?
そうですね。関東に限らず、多くの地域からお声を掛けていただいていて嬉しい限りです。新しい方々とお会いできるので、やりがいがあって楽しいですね。
最近のスケジュールはJAPAN、イベント、プレーヤーをしている店舗、ソフトとスティールのリーグなど詰まっていてパンパンですが、大車輪で動いています。
若い頃に大失敗したと聞いていますが?
高校生の時にはしゃいでいて、4階から落ちたことがあります。2階でバウンドしたので命拾いはしましたが、骨折してしまいました。一時期は一生車椅子かもしれない、寝たきりかもしれない可能性もあったほど深刻なものでした。手術して2ケ月入院、1ケ月リハビリでなんとか日常生活は取り戻しました。若かったので回復が早かったのは不幸中の幸いです。
8才からダーツを始めましたが、今投げられているのはある意味では奇跡なんです。今では笑い話として捉えるようにはしていますが、腰には影響が残っていて痛い時もありますね。
このことは僕のその後の人生に教訓として残っています。もっと落ち着けよ、と(笑)。
ではファンの皆様に一言お願い致します。
いつも応援ありがとうございます。年間1位がかかっていますが、しっかり狙えるように練習していきます。英国でも頑張りますので、ぜひご期待下さい!








