初めてのインタビューですので自己紹介をお願いいたします。
PERFECTツアーに参戦しているプロダーツプレーヤーです。東北中心に活動していて32歳です。
いつプロになられたんですか、またその理由は何でしょうか?
2016年です。理由はダーツを始めてから近くにいる強い人に挑みに行っていて、倒したらまた次の人、そんな感じで個人で楽しんでいました。その中でどうしても勝てない人達がいて、それがほとんどプロダーツ団体に所属しているプロプレーヤーでした。その人達に勝つには自分も同じ土俵に乗らなければ難しい、と感じてプロになりました。
いつからPERFECTに参戦しているんですか?
2016年は2戦ほどスポットで出ました。本格的に参戦を始めたのは2017年以降からですね。2017年は10戦ちょっと2018年は新しいスポンサーが付きましたので、20戦以上参戦することが出来ました。
今年はどのくらい参戦していますか?
全戦出ています。昨年も1戦だけ体調を崩して断念しましたが、他は全部出ました。
ところで24戦釧路、初優勝おめでとうございます。ぐっと来るものがあったんじゃないですか?
ありがとうございます。以前にも決勝に行ったことがあったんですが、後悔するような負け方をしてしまったんです。ひどかったです(笑)。それ以来、周りの方々から応援の意味もあって「いつ優勝するの?」と言われ続けて来たので、ほっとしました。
正直嬉しかったです。もし優勝したら、こんなことを言おうと予め考えていたんです。「思い切りガッツポーズ」して「インタビューではこんな感じで」とかですが、全部吹っ飛んでしまいました。何もできなくて何も喋れませんでしたね(笑)。
当日の流れは良かったんですか?
調子は普通でしたが、1回戦から強いプレーヤーと当たるのが続いて、緊張が維持できたのが良かったと思っています。次の試合に向かって毎試合必死でした。
今年の全体的な流れはいかがでしょうか?
成績では優勝もありましたが、反面今までに余りなかったロビンで落ちることが何回かあって、起伏の激しい年になっています。年間ランキングでは微妙なシーズンですね。技術的には安定して来ているんですが、試合でうまく出せていなくて苦しんでいます。
普段のお仕事は何をされているんですか?
フェニックスダーツの社員で東北営業所で勤務しています。いつもはディーラー業、営業やマシンのメンテナンス、大会運営をしています。裏方としても働いていて、試合の無い週末にはイベントに赴いて、365日ダーツどっぷりの生活ですね(笑)。
忙しいですが、ダーツライフ楽しく過ごしていますか?
息つく暇もないような感じが、良いリズムになっているのかもしれません。1年間があっという間でした。
では東北では知られているので、皆さん祝福してくれたことでしょう。
当日はたくさんのメッセージをいただきました。日曜日ということでハウスをやっていたお店が多かったんですが、モニターやスマホで応援していただいたのを後で知って、感激しました。
練習はどのようにしているんですか?
昨年よりも総合的な時間は減っているんですが、限られた時間を考えて質を上げるようにしています。ほぼ毎日投げていて、約1〜2時間ですね。
内容はどんなことをしているんですか?
ウォーミングアップを大事にしていて、そこに時間を多く使います。身体がしっかり出来てから、その日によってのメニューに取り組みます。
PERFECTでも新しいプロが増えていますが、大会の雰囲気はどうですか?
昔から知られているプレーヤーがもう一度頭角を現したり、まだスポンサーが付いていない黒いポロシャツのプレーヤーがいたりと層が広がって、レベルが着実に上って来ています。どの試合も熾烈な戦いになっていると思いますね。
新しいプレーヤーは勢いがありますね。
それは肌で感じます。波に飲み込まれないように食らいついています(笑)。
これからの目標を教えて下さい。
今回の優勝はチェックポイントと考えているので、早く次の2勝目がしたいですね。そして積み重ねたいと思います。
また今東北では後輩が育って来ているので、自分自身が良い見本になれるように立ち振舞にも気をつけて、ダーツに取り組んでいきたいと考えています。僕のことを東北以外では知らない人が多いと思いますが、会場とかでお会いした時には、ぜひ愛称の「べっしー」と呼んで下さい。
応援よろしくお願いいたします。