Vol.81 one80 日本上陸

2016年9月

ダーツ関連のビジネスを始めたのはいつ頃ですか?会社の歴史などを教えて下さい。
弊社は2005年に設立した会社で、one80と申します。中国市場へとターゲットを絞り、ダーツ用品等を提供してきました。今回市場拡大のため、手作りでダーツ用品を製造している「ババリア・ダーツ」と提携し、更なるサービス向上を図っています。
「ババリア・ダーツ」は、イギリス地域以外では最初となるダーツ製造会社の1つで、25年間の長きに渡って手作りの最高級ダーツをプロのプレイヤー達に提供してきました。
現在は、弊社ブランドの新戦略プロモーションとして、ヨーロッパ支社をドイツのミュンヘンに展開。更にシャフトやダーツボードホルダー、弊社独自のリフレックスティップといったアクセサリー類を含む、ダーツボードの製造ラインを立ち上げました。

なぜダーツの会社を立ち上げたのですか?
ダーツは私達にとって特別なスポーツです。弊社役員の1人が若い頃イギリスでダーツをプレイするようになり、最終的には彼のダーツへの情熱がダーツ関連商品の製造へと発展していったんです。
私自身の意見としては、ダーツは人を虜にするスポーツだと思います。一度始めたら、辞めるのは難しいですからね。

one80のブランドイメージについて教えて下さい。
ダーツの試合で、3本のダーツが20Tに入ったときだけ、あのコーラーの「One hundred and eighty!」(180)の呼び声がかかるじゃないですか。ダーツでは、これが3本でたたき出せる「最高点」な訳ですから、やはり「プロ」の仕事のイメージですね。
「PROFESSIONALプロ」と言えば、「PERFECTION完璧」ですよね。その一連のイメージがone80の全てなんです。

one80の商品解説をお願いします。
これまで弊社は、革新的アイデアでグラディエーターⅢ・インテライトシャフト・ロタフィックスダーツボードホルダー・リフレックスティップのような、特別な製品を製造してきましたし、ダーツ市場の中でもその存在感は無視できないものでしょう。
特にリフレックスティップは、弊社最新の革新的技術で作られており、ハードダーツでのバウンスを大幅に減らす等、プレイヤーの様々な悩みを解決する商品に仕上がっていると自負しております。

one80のプレイヤーについて教えて下さい。
弊社は、スポンサープレイヤーの獲得については、まだ初期段階にいると言えます。これまでは、最高級のダーツ用品をお届けすることに集中してきたためです。ヨーロッパでキム・ハイブレックスとガーニー・プライスをスポンサードした最初の会社ですが、諸事情により今ではそのスポンサー契約を継続はしていません。
現在弊社がスポンサーをしているプレイヤーとしては、WDF1位のデータ・ヘッドマン、ジョン・マイケル、フランク・ギルモント、ジェフリー・ド・ゾーン等がおります。また最近では、レネ・エイドマン、マーチン・シンドラーといったプレイヤー達とも契約を結びました。さらに忘れてはいけないのは、若手のホープであるウェズリー・ヘリブリンクともスポンサードを始めたことでしょう。
アジアではフィリピン第1位の「チーム1」をスポンサードすると共に、香港のミカ・ユー、アーシー・タン、中国のサン・カン、デン・インなどの今後活躍が期待されるプレイヤーも弊社契約プレイヤーです。

日本、アジア、世界とダーツの市場は広がっていますが、one80ではそれをどのように捉えていますか?
スポーツとしてのダーツはどんどん盛り上がっていると思います。テレビのダーツ関連の視聴率も年々上がっていますし、最近ではダーツは、素晴らしい「プロ」のスポーツとして認知されていると思います。
日本でのダーツ市場はソフトに強く傾いているのが現状です。しかし、最近のPDC人気やアジア市場の拡大、ハード大会の増加などにつれて、日本でもハードダーツが徐々に存在感を増していると感じますね。

日本人プレイヤーとのスポンサー契約も考えていますか?
勿論ですね。弊社では以前から日本人プレイヤーを獲得したいと考えていました。今後はダーツライブやフェニックス等のイベントに多く足を運び、日本の素晴らしいダーツの才能を発掘し、彼等をサポートしていきたいと思います。きっと凄いプレイヤーを見つけられると信じていますよ!