Vol.30 Bullshooter Asia
Macau 2008

2008年3月号

日本以外でもこんなアジア大会が開催されるようになったということは実に素晴らしい!
23rd-25th JAN 2008
The prize money:HK$400,000.00
Place:Macau Fisherman’s Wharf Convention Centre

今年の大会は香港からマカオに会場を移して
1月23日早朝7:00、あいにく前日から悪天候が続く雨の成田空港に集合し、9:00過ぎの飛行機に搭乗、4時間40分のフライトでまずは香港へ向かう。香港からはターボジェットフェリーに乗り換え、更に船に揺られることおよそ1時間余り、同じアジア圏内とはいえ、マカオまでのその道のりは長い…。
香港からのフェリーに同乗した、MONSTERプレイヤーのAnnie選手は、船を下りるなり「船酔いしちゃったよ~」と疲れた様子で感想を。
結局、現地マカオのホテルへは、日本を出発して8時間が過ぎた夕方5時過ぎの到着となってしまう。

昨年までは香港で開催されていたが、今年はマカオの豪華ホテルが会場。以前とはまったく違った雰囲気でトーナメントは開催された。

今回Bullshooter Asia が開催されたマカオは、正式名称を“中華人民共和国マカオ特別行政区”と呼ばれ、中華人民共和国の珠海市に接し、中国大陸本土南海岸に突き出たマカオ半島と沖合のタイパ島とコロアネ島という二つの島から構成されている。
1999年までポルトガルの植民地であったマカオは、中国大陸のヨーロッパ諸国の植民地の中ではもっとも古く、島内には植民地時代の遺跡が数多く点在する。
このため、2005年7月15日に、マカオの8つの広場と22の歴史的建造物が、世界文化遺産に登録された。また多くのカジノが運営されていることから、「東洋のラスベガス」とも言われており、2006年にはカジノの売上げが、本場アメリカラスベガスを抜いて世界第一位となり、歴史的建造物とカジノが、隣接する香港や中国本土をはじめとする世界各国から多くの観光客をひきつけている。
毎年11月に市街地道路を使って行われるマカオグランプリは世界的にも有名なレースのひとつだ。
今回のBullshooter Macauのオフィシャルホテルとして我々を歓迎してくれたのは、ホテル・ゴールデン・ドラゴン金龍酒店。2005年開業の地上17階建て総客室数483のマカオでも有数のホテル。フェリーターミナルからも徒歩圏内で、ホテル内にはカジノが併設されていて、その他ナイトクラブなどエンターテイメント施設もかなり充実している。
長旅の末、ホテルに到着したダーツプレイヤー一行は、ひと息つく暇もなくすぐにホテルの目の前にあるフィッシャーマンズワーフ・コンベンションセンターへと向かい、これから始まる大会での肩慣らしを兼ねたSingles Hammer Cricketに参加。会場のあちこちでは久しぶりに再会する他国プレイヤーと笑顔で談笑する光景が多く見られ、3日間のインターナショナルな大会は、和やかな雰囲気の中スタートを切った…。

Macau Open Men’s & Women’s Top Gun
トップガンは男女共にフィリピンが圧倒
アメリカトッププレイヤーのジョニーKも敗退
大会2日目、今日からが本番!! 各国から参加したプレイヤーが、いよいよ自慢のダーツの腕を競うトーナメントが始まる…。
この日、まず最初に行なわれたのが、オープンイベントとして開催されたMacau Open Top Gun。今大会ではいったい誰の実力が抜きん出ているのか?どんな実力あるプレイヤーが参加しているのか?アメリカから参加している、ジョニーKやスコットの調子はどうか?日本人プレイヤーの実力はどこまで通用するのか?会場に詰め掛けた大勢のダーツファンに、様々な興味が持たれた中ゲームはスタート。
まず男子トーナメントの決勝の舞台に勝ちあがったのは、フィリピンのローレンス選手と日本の浴本昇吾選手。ディフェンディングチャンピオンであるアメリカのジョニーK選手は、まだ調子が上がってこないのか、早々と敗退してしまう。浴本選手は実にクレバーなダーツで、次々と強豪をなぎ倒し見事決勝に進出。決勝戦ではフィリピンのローレンス選手の強烈なダーツに圧倒され、惜しくも準優勝となったものの、日本ダーツプレイヤーの実力を十分見せ付けてくれた戦いだった。
同じく女子トーナメントでも日本人プレイヤーが大活躍!! 決勝戦には保土田真理選手と、男子と同じくフィリピンプレイヤーのアナリサ選手が上がり、好勝負を見せてくれたが、こちらも惜しくも準優勝となってしまった。女子ではこの他3位に滝沢あさひ選手も入賞し、まずは日本にとっては幸先のよいスタートとなった。それにしてもフィリピンプレイヤーがなかなか強い…フィリピンではスティールダーツが盛んとは聞いていたが…今後のフィリピンプレイヤーの戦いぶりにも注目したい。

Top Gun 男子表彰

Men’s Top Gun results
1st Place (HK$20,000) Lourence G. Ilagan Philippines
2nd Place (HK$10,000) Yokumoto Shogo Japan
3rd Place (HK$5,000) Sebastijan Pecjak Slovenia
4th Place (HK$2,500) Alain V Bouwel Netherlands

Top Gun 女子表彰

Women’s Top Gun results
1st Place (HK$10,000) Analiza L. Awitan Philippines
2nd Place (HK$5,000) Hodota Mari Japan
3rd Place (HK$2,500) Takizawa Asahi Japan
4th Place (HK$1,500) Tatjana Slatnar Slovenia

 

International Team Challenge
団体戦は世界各国から14ヶ国が参加

続いて2日目の午後に行なわれたのが、この大会の華でもある国別対抗戦。今回は世界各地から14ヶ国のチームがエントリーした。出場国は、前回チャンピオンの日本を筆頭に、ソフトダーツ大国のアメリカチーム、アジアからは中国、マレーシア、台北、香港、韓国、シンガポール、今大会で著しい活躍を見せているフィリピンチーム、ヨーロッパからは、ドイツ、フランス、スペイン、オランダ、スロベニアなど。
照明が落とされ国歌が流れる会場の中を、自国の名誉を胸に刻み、自信に満ちた顔をした各国の選手達が、大勢のカメラマンのフラッシュの中、力強く入場行進を行い会場は大いに盛り上がり、ステージ上では記念撮影が行なわれた。
ゲームは、まず各国がA ~ D の4つのリーグに別れ予選リーグを戦い、その後各組1・2位通過の8チームによる決勝トーナメントが行なわれる。
予選リーグの結果、A組はフィリピン・香港、B組スロベニア・中国、C組アメリカ・シンガポール、D組日本・マレーシアが決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメント最初の戦いとなったベスト8の戦いでは、アメリカ、日本、マレーシア、フィリピンが勝ちあがり準決勝は、アメリカ VS 日本、マレーシア VS フィリピンの対戦となった。

[準々決勝]
フィリピン 2-1 シンガポール スロベニア 1-2 マレーシア
アメリカ 2-0 香港 日本 2-0 中国ディフェンディング チャンピオン日本はアメリカに敗れ ベスト4
ステージ上での一戦となった日本VSアメリカ。日本チームはディフェンディングチャンピオンではあるものの、昨年のBullshooterシカゴ大会では苦渋を舐めているだけに、より一層気を引き締めて挑む。一方アメリカチームのメンバーは、Bullshooterではお馴染みの、ジョニーK、スコットが顔を揃えた強力なメンバー。日本チームはキャプテンにAnnieこと橋本守容選手、えぐちょこと江口祐司選手、ノリニティーこと尾形行紀選手、そして女性プレイヤー第一人者の西川ゆかり選手が迎え撃つ。
ゲームは初めから両チーム相譲らずの展開。日本チームも互いのミスをそれぞれがカバーし合う。特に今回キャプテンとしての重役を任されたAnnie選手がここ一番での一投を決める…。日本のファンから大きな声援が会場に何度も響き渡るが、1・2ゲームともアメリカチームに押し切られ、連覇の期待を一身に集めた日本チームは惜しくもベスト4で敗退となってしまった。連覇は逃したとはいえ、今回もベスト4以上の成績を上げ安定した力を発揮した日本チームに、会場から惜しみない拍手が贈られた。
もう一方のベスト4のゲームは、Top Gunを男女とも制したフィリピンチームがその勢いのままに、マレーシアチームを破り見事決勝進出!! こうして自国のプライドを賭けた最終決戦は、アメリカ VS フィリピンの対戦となった。

[準決勝]
アメリカ 2-0 日本  フィリピン 2-1 マレーシア
決勝戦ではまず、第1ゲームをアメリカが奪い、続く第2ゲームをフィリピンが奪い返す。大きな掛け声のアメリカチーム応援団と、大勢で意気上がるフィリピンチーム応援団。それぞれの国のステータスを賭けた勝負の行方は… 第3ゲームに持ち越された。
最終ゲームは実に手に汗を握る展開。メンバー同士が互いにフォローし合う素晴らしい展開でゲームは進む。後半ゲームを押し気味に支配したアメリカが、残り70となったところでフィリピンチーム万事休すかと思われた瞬間、1投目20シングルの次の2投目…ブルを痛恨のミス!! 続くフィリピンチームの選手が冷静に残り105を、1投目19シングル、2投目50ブルで残り36とし、最後の3投目に18のダブルを決めて歓喜の勝利を決めた。優勝が決まった瞬間、フィリピンチームの応援団は全員が大きく手を広げ、大声で勝利の雄たけび!! チームメンバーと共に大きな祝福の輪を広げた。アメリカチームもフィリピンチームを祝福する。…またまたフィリピンチームが勝利!!今年のBullshooter Asiaはこのままフィリピン一色となってしまうのか?他の国のプレイヤーの巻き返しはなるのか…。

決勝風景

Asia Cup International Team Challenge results
1st Place Philippines
2nd Place USA
3rd Place Japan Malaysia

フィリピンより参加した面々

Doubles 501
ダブルス 501、日本またもフィリピンに敗退
大会2日目夕方からは、Doubles 501がそれぞれA・B・Cフライトに分けられて行なわれた。
トッププレイヤーの多くがエントリーするAフライトには、これまでの戦いで活躍した面々が、個性溢れるコンビを組んで登場、優勝が決まる夜遅くまで熱戦を繰り広げた。日本選手からも橋本守容&尾形行紀組、江口祐司&西川ゆかり組をはじめ、多くのチームがエントリーし、各国の強豪チームと腕を競い合った。
多くの日本チームの中で、上位に勝ち進んだのは橋本守容&尾形行紀チーム。直前に行なわれた国別対抗戦で、連覇の願いを果たせなかった悔しさの借りを返すとばかりに順調に勝ち進む。しかし、ファイナルまでもう一歩に迫ったところで、ここで大きく立ちはだかったのが、またしてもフィリピンチーム。1ゲーム目はTop Gunシングルスで優勝したローレンス選手にフィニッシュされてしまうが、2ゲーム目を日本代表キャプテンの橋本選手が意地を見せ奪い返す。3ゲーム目も最後までもつれたゲームとなったが、結局フィリピンチームに奪われてしまいここで敗退してしまう。この後ルーザーサイドでのリベンジが期待されたが、スコット選手が率いるインターナショナルチームに破れファイナルへの進出は叶わなかった。

ダブルス 501の優勝もフィリピンチーム
Doubles 501 Aフライト決勝の舞台に上がったのは、ローレンス&ローランド(フィリピンチーム)とスコット&リン(インターナショナル)の2チーム。第1ゲームは、ローレンス選手スコット選手とも一歩も引かずダーツを投げ合うが、先行の有利さでまずローレンス選手がフィニッシュ。続く第2ゲームはスコット選手が先行でゲームスタート。好調なスタートを切り巻き返しが期待されたが、直後に痛恨のゲームミスを犯してしまい、ゲームはあっけない形で勝負がついてしまった。非常に残念… ひょんな形で優勝したフィリピンチームだが、それにしても強い!!ここまでの大会のほとんどのタイトルを総なめにしている。さぁ明日は最終日、アメリカ・日本を含めた他国の巻き返しを大いに期待したい。

ダブルス501 表彰

Doubles 501 A-Flight results
1st Place (HK$12,000) Lourence G. Ilagan & Rolando S. Andrade Philippines
2nd Place (HK$8,000) Scott Kirschner & Li Kai Wu International
3rd Place (HK$4,000) Andre Ruyter & Martin Marti International
・・・
6th Place (HK$1,500) Hashimoto Morihiro & Ogata Yukinori Japan

 

Asia Cup Super One
Singles 501 A・B・C・Women
3日目、大会もいよいよ最終日を迎えた。この日は朝からAsiaCup Super One、Singles 501 A・B・C、Womenのイベントが開催された。各国1名の代表12名がエントリーした、優勝賞金30,000HK$のSuper Oneは、4つの予選グループから戦いが始まった。
注目は前回チャンピオンのアメリカジョニーK選手と、今大会素晴らしい活躍を魅せているフィリピンのローレンス選手が同じグループAになったこと。このことからも、予選からハイレベルなゲームが予想され、各国の代表選手が激しくしのぎを削ることとなった。日本からは松本嵐選手が出場!!日本ダーツファンの期待を一身に背負うことになった。

緊迫したゲーム内容で進み…
注目のグループA、ジョニーK VS ローレンスの戦いはステージ上での一戦となった。ゲームはローレンス選手のほぼ完璧で、勢いあるダーツが序盤から大爆発!!4-1の大差で勝利してしまう。恐るべし…フィリピンのローレンス。あのジョニーKを一蹴してしまったのだ。ローレンスはこのまま次も勝利し、決勝トーナメントへと駒を進めた。この他の結果、決勝トーナメントへ進出を決めた選手は、ローレンス(フィリピン)、セバスチャン(スロベニア)、リゥチェン(中国)、アラン(オランダ)、アミン(マレーシア)、サニー(シンガポール)、マーティン(スペイン)、リッキー(香港)の8名の選手。残念ながら日本から出場した松本嵐選手は、グループCで3位となり決勝トーナメントへの進出は出来なかった。
予選で前回チャンピオンのジョニーKを下して、決勝トーナメントに勝ち上がってきたフィリピンのローレンス選手の初戦は、グループCを2位で通過したスロベニアのセバスチャン選手。ゲームは両者ともほとんどミスのないダーツを展開、スコアはそれぞれ互いに先行ゲームを取り合う緊迫した内容で6ゲームが終わった時点で3-3のタイに。勝負が決着する第7ゲーム、コークで先行を取ったセバスチャン選手が、つ・い・に激勝した。ローレンス破れる!! 今大会ここまで負けなしで連勝を続けてきたローレンスに初めて土が付いた瞬間だった。
勝ったセバスチャンは、チームメイトから手荒な祝福を受け喜んでいる姿は、まるで優勝が見えてきたようだった。

スーパー ワンの優勝はオランダ アラン選手
この後、激しいベスト4での戦いの末、ファイナルのステージに登ったのは、オランダのアラン選手と、シンガポールのサニー選手。ともに派手さはないものの、正確なダーツを演じあう2人。決勝戦でも、冷静に相手の戦いぶりを受け止め合う。ゲーム展開は4ゲーム目まで両者譲らず互いに取り合い、2-2のスコアに。続く第5ゲームを取ったアラン選手が、連続して第6ゲームも獲得し劇的な勝利を収めた。オランダのチームメイトからの歓喜の祝福!! 前回チャンピオンのジョニーK選手からの祝福!! アラン選手はこの上ない幸せを身体一杯に表現していた。
引き続き行なわれた表彰式では、Super One に出場した全ての選手にメダルが授与され、優勝したアラン選手を囲み記念撮影。
数多くの好プレイを魅せてくれた選手に、会場から惜しみない拍手が贈られた。

Super One 表彰

Asia Cup Super One  results
1st Place (HK$30,000) Alain V Bouwel Netherlands
2nd Place (HK$5,000) Mohammed Sani Singapore
3rd Place (HK$3,000) Sebastijan Pecjak Slovenia

Super One のバトルが繰り広げられている間、会場ではSingles 501の各フライトのゲームが順調に消化され、ステージ上では次々と各フライトの決勝が行なわれた。Aフライトの決勝戦に上がったのは、共に日本人プレイヤーK-PONこと佐藤敬治選手とYTRこと佐藤佑太郎選手の2人。今大会、あまり波に乗り切れていない日本選手にとって、名誉挽回とばかりに2人はステージ上で思う存分ダーツを楽しんだ。ゲームは第1ゲームを佐藤敬治選手が、第2ゲームを佐藤佑太郎選手が取り返し、見守っていた日本応援団も大盛り上がり。勝負の第3ゲームは、ダーツの経験豊富な佐藤敬治選手が勝利を収め今大会で初の日本人優勝を飾った。この他Aフライトでは、浴本昇吾選手も6位に入る健闘を見せた。
Singles 501 A-Flight results
1st Place (HK$10,000) Sato Keiji Japan
2nd Place (HK$5,000) Sato Yutaro Japan
3rd Place (HK$2,500) Desmond Liew Singapore
・・・
6th Place (HK$1,000) Yokumoto Shogo Japan

Singles 501 A-Flight 表彰

これで意気あがる日本勢。続いてステージで行なわれたWomen’s 501の決勝に、滝沢あさひ選手が登った。対する相手は、Top Gunで優勝したフィリピンのアナリサ選手。第1ゲームはアナリサ選手がフィニッシュして先制。続く第2ゲームをあさひ選手が取り返しスコアは1-1。
優勝が掛かった第3ゲーム、最初にアドバンテージを握ったのがアナリサ選手。しかしフィニッシュでダブルをミス。これを見ていたあさひ選手は、プレッシャーが掛かる最後の一投に見事16ダブルを決めフィニッシュ、佐藤選手に続いて見事優勝に輝いた。
優勝した直後、次々と仲間から祝福されたあさひ選手の目には涙が溢れていた。普段とは違った環境… 他の国の選手との戦いを制したことで、今後あさひ選手はもっと大きく飛躍するに違いない。Top Gun Women’sで2位に入賞した保土田真理選手も4位に入賞、日本人女子プレイヤーの実力を十分魅せてくれた戦いだった。
Singles 501 Women’s results
1st Place (HK$5,000) Takizawa Asahi Japan
2nd Place (HK$2,500) Analiza L. Awitan Philippines
3rd Place (HK$1,500) Wing Chen China
4th Place (HK$1,000) Hodota Mari Japan

Singles 501 Women’s 表彰

TRIPLEIGHT CUP Triples 701
これまで色々な光景を生み出してきたBullshooter Asia Macau。この大会もいよいよ最終イベントの701トリプルが開幕。参加した多くのプレイヤーが、今日までの3日間を振り返りながら、最後にダーツそのものを無邪気に、そして素直に楽しむ。決勝では、今大会で最も目立った活躍をしたフィリピンチームと日本のSamuraiチームが対戦、優勝は今大会最も際立った活躍をしたフィリピンチームの頭上に輝き、Macauで開催されたダーツウィークを締めくくった。
TRIPLEIGHT CUP Triples 701 results
1st Place (HK$18,000) Ramon M. Sabalboro & Lourence G. Ilagan & Rolando S. Andrade [Philippines]
2nd Place (HK$9,000) Sato Yutaro & Kato Akira & Kuwano Jiro [Japan]
3rd Place (HK$4,5 00) Amin Abdul Ghani & Hadzali Shah & Keshminder Singh [Malaysia]
4th Place (HK$2,400) Mayama Kenji & Matsumoto Arashi & Ota Tsubasa [Japan]

TRIPLEIGHT CUP Triples 701 表彰

Dinner Party
MVP表彰で感じることはアジアの可能性
全てのゲームが終了した夜、関係者全員が参加してのビュッフェスタイルのディナーパーティーが盛大に開催された。ここでは今大会の男女MVPが発表され、予想通り男子がフィリピンのローレンス選手、女子も同じくフィリピンのアナリサ選手が受賞した。会場には食べきれないほどの豪華な料理と、飲みきれないほどのお酒。酒のつまみのひとつとして、マレーシアのアミン選手のマジック、日本勢松本嵐チームによる組体操の妙な?演技、スペインチームの闘牛、豪華な賞品の抽選会など、言葉の違いはなんのその、国境を越えたコミュニケーションがそこらじゅうで生まれ、時の過ぎることを忘れさせてくれる多くのイベントを大いに楽しんだ一夜であった。

大会を振り返ると、何と言ってもフィリピンチームの活躍が最も印象に残る。フィリピンチームの選手は、元来スティールティップダーツの経験はあるものの、ソフトダーツにおいての経験は、長いプレイヤーでも3年程だとか。ソフトダーツマシンに至っては、ほんの数台しかないそうなので、この強さには末恐ろしい気がする。中でも男子MVPを獲得したローレンス選手のダーツには、強烈なダーツの飛びと、正確さが特に目を引いた。体格的には日本選手と大差ないだけに、彼らの強さの秘密は日本人プレイヤーにも参考になるに違いない。
この他、滝沢あさひ選手や保土田真理選手が活躍した日本人女性プレイヤーにも、今後世界的なレベルでの戦いができる可能性を十分に感じさせてくれるプレイぶりを魅せてくれた。
こうして3日間の幕を閉じたBullshooter Macau。世界16の国と地域から多くのプレイヤーが参加し、日本からも過去最高の100名を超えるプレイヤーが参加した。トッププレイヤーの息を呑む高度なプレイから、心底ダーツが好きで、参加する大切さを表現してくれたプレイヤーまで、十分ダーツ漬けの日々を満喫することが出来た週末だった。

主催者の皆様、お疲れ様でした。