Ayumi Okubo-Top

Vol.32 大久保 亜由美
この道を選んだ自分に負けたくない

2008年7月号

看護師の仕事を捨て、地元を出て、ダーツのために東京に出て来ました。 そんな私が初めてダーツを投げたのは3年位前ですね。ゲーム感覚で投げたダーツは、簡単に思えて興味も湧かなくて。その1年後くらいに仲間とやったカウントアップで大連敗…そこで火がつきました。

練習して努力を重ねた半年後、トーナメントに初参加しました。結果は惨敗…周りの強さに圧倒されて、自分の弱さばかり感じさせられましたね。でも、その経験は私自身を成長させてくれました。

看護師の仕事はかなり忙しく、ダーツとのバランスを取るのは大変でした。でも、それ以上にダーツが楽しくて、応援してくれる人達のためにも頑張りたい一心で練習に明け暮れました。

ある大会での決勝戦をきっかけにUSAGIにスカウトされましたが、ダーツで生きてみたい気持ちと、そのために看護師を辞めて地元を出ること…この選択にはとても迷いましたね。

好きなことを仕事にしてみたい、もっともっと大会に出たい。自分の気持ちを信じて、一大決心をして東京に出て来ました。

東京での新生活は不安もたくさんあって、友達もまだいないし、電車の乗り方もよくわからないし…それでも帰りたいと思ったことはまだありません。

私にとって、USAGIとは常にチャンスを与え続けてくれる場所。やりたいことがいっぱいあるので、いつでも挑戦して行きたいですね。

まだはっきりとした目標は持てないけれど、今は何も考えずにとにかく勝ち続けたいです。この道を選んだ自分に負けたくないですから。

ダーツ暦:2年 カウントアップ最高点:1097点