2008年7月
とにかく我を忘れて没頭できるものが欲しくて、いろいろ探しているうちに、地元にダーツバーがあると聞いて1人で乗り込んでみました。大人っぽい雰囲気が漂っていて、すぐ好きになりましたね。
週に6日も通いつめるうちに、次第に仲間が増えて。バーのお手伝いをしたり、気が付いたらダーツがすっかり生活の一部になっていました。当時は締め切りに追われる仕事をしていたんですが、時間があればとにかく投げたくて。
大会に出始めたばかりの頃は、気持ちだけが空回りしては悔し泣きの連続でした。勝敗ばかりに執着してしまって、よく落ち込んでいましたね。なんで好きなことでこんなに悩むんだろうって…自分の内面と葛藤して、もがきっぱなしでした。
そんな私も、いろんな人と出会ってたくさんの試合に出るうちに、随分考え方がシンプルに変わって来た気がしています。USAGIとして挑めるようになってからは、真っ直ぐ打ち込める場所を与えてもらったというか、いい意味で開き直りつつありますよ。
大会のたびにいろんな経験が増えますが、自分自身の壁みたいなものを壊せた時、これほど嬉しいことはありません。ダーツで得たものって、自分にそのまま反映されるように感じるので…心技体を磨くために、毎回が修行です。
今は職業もダーツ関係なので、好きなことが活かせると同時に、ハングリーさを保ち続けるために、いつも自分に喝を入れながらの毎日を送っています。実力はまだまだだけど、やると決めたからには花開きたいですからね。
目標は『生涯現役』。何歳になってもバリバリ大会に出て「あのおばあちゃんは一体何者なんだろう?」そういうのっていいなと。
ダーツ暦:5年 カウントアップ最高点:891点