Vicky Prium-Vol.88.2017.11-Top

Vol.88 Vicky Prium
WDF World Cup in Kobe (スウェーデン代表)

2017年11月

ワールドカッップシングルス優勝おめでとうございます。
ありがとうございます。とても感動しました。ハッピーです。

いつからWDFでダーツを始めたんですか?
1991年からです。元々はベルギー出身なのでそこで投げていました。今はスウェーデンに住んでいますので、今回はそこからの代表チームに参加しました。

初来日だと聞いていますが?
そうです。全くヨーロッパとは町並みや文化が異なっていますね。ちょっと外に出ると今、日本にいるんだなと実感できます。この雰囲気をとても気に入ってます。最近、外国人観光客が増えていると聞きましたが、その理由が頷けますね。魅力溢れる国だと思います。

日本食は試されましたか?
ホテルの和食レストランでいただきました。ヘルシーで美味しいですね。

今女性ダーツプレイヤーの技術が急速に進化しています。そんな中で勝てたことについてどのように思われますか?
世界のトップに立てたことがまだ信じられません。自分にとっても大快挙ですね。ゲーム展開がラッキーだったと思います。女性プレイヤーの進化は目覚ましいものがありますね。10年前と比較してもアベレージは上がっていますし、ダブルの確立は男子並みになって来ていると思います。そんな状況で勝てて大感激です。

練習について教えて下さい。
毎日1〜2時間、最低でも練習しています。時間が許されるならもっと投げるようにしています。ダーツが好きなんですね。

スウェーデンダーツの状況はどんな感じですか?
一時期下がっていたのですが、最近は上り調子だと感じています。特に女子は試合数も増やし、できるだけ対戦できる機会を作るようにしています。それにより世界大会でも活躍する場面が多くなって来ています。

スウェーデンではWDF加盟のプレイヤーはどのくらいいるんですか?
たぶん約三千人ぐらいでしょうか。まあまあの選手層ですね。さらに増えることに期待したいです。組織がしっかりして来ているので今ではスポーツとして捉えられるようになって来ました。

英国ではパブに行くと多くのダーツボードが壁に掛かっていますが、スウェーデンではどうでしょうか?
スウェーデンではそのような感じではありません。全く違った環境ですね。まだまだダーツが認知されていないと思います。
今のところ好きな人たちが準備して集まって一緒に投げるような状況ですね。

スウェーデンは寒い国というイメージがあります。屋内でプレイできるダーツはとても向いていると思うのですが?
確かにそうかもしれません。でも私は南に住んでいるのでそれほど寒くないですよ。
北は冬になるとかなり雪も多いのですが、南では積もることも少ないです。他の競技もとても盛んに行われています。

PDCのテレビ放映の視聴率も上がりダーツはますます世界でポピュラーになって来ていますが?
この競技にとって素晴らしいことですね。プレイヤー個人としてはどこを主戦場に選んでもいいと思うんです。
重要なことはダーツがさらに認知されていくということでしょう。

長くダーツを投げていますが、どんな道程だったんですか?
いろいろなことがありました。ベルギーからスウェーデンに移った後、実は10年間ダーツを投げませんでした。2年前から再スタートしたんです。一回辞めて、また始めることができるのもこの競技の良いところですよね。

日本ではソフトダーツがとてもブームですがどのように思いますか?
そのことは有名で私も知っています。スウェーデンでもソフトダーツマシンを置くお店を目にしますよ。世界的傾向なのではないでしょうか。違った楽しみ方ができるのでさらに普及するのではないかと思います。

ダーツのオリンピック競技種目についていかがお考えですか?
ぜひ実現して欲しいですね。世界全ダーツプレイヤーの悲願でしょう。夢のような話ですが、いつかきっと叶うに違いありません。

最後に読者にメッセージをお願いいたします。
一生懸命練習して試合では楽しんで下さい。いつか対戦できるチャンスがあることを信じています。今回の大会はとてもエンジョイできました。
すべての人達にありがとう!この場を借りて感謝致します。