Yuji Eguchi-Top

Vol.30 江口 祐司
自分の理想のダーツにはほど遠い…

2008年3月号

まずは、今回のブルシューターマカオ大会に参加されての感想をお聞かせ下さい。
以前にも海外のゲームに2回出場したことがあるんですが、今回は代表ということで派遣してもらって、周りからも「頑張って!!」という声をたくさんいただいて嬉しかったんですけど…結果がちょっと伴わなかったかな…。他のプレイヤーのプレイも参考に見たりしたんですけど、自分自身のダーツがあまり思うように行かなかったことに、少し悔いが残りました。まだまだ「頑張んなきゃなぁ」という思いを改めて持ちました。

ダーツを始められたのはいつごろですか?きっかけは?
2002年の夏ごろ、地元の友達とビリヤードバーに行ったのがきっかけです。そのお店にダーツマシンが置いてあって、みんなと一緒に初めてダーツで遊びました。それがおよそ、5年程前になります。1年位ダーツが楽しくてずっとお店に通っていたんですけれど、その後仕事が忙しくなって1年半位ブランクがありました。久しぶりに友達が勤めているダーツバーに遊びに行くと、友達のダーツの腕前がかなり上がっていて、「悔しいな…」と思ったのが本格的にダーツをするようになったきっかけですね。これまで実質ダーツ暦は4年位になります。

ダーツを好きになった(ハマッタ)理由は?
まずは、「友達に勝ちたい」が最初ですね。そのうち、大会にも出場するようになって、もっとダーツの楽しさを知って… さらに勝ちたい意識が強くなって…スパイラルのようにダーツにはまっていきましたね。

練習時間・練習方法はどうされていますか?
去年の9月に自分のお店をオープンして忙しくなってからは、練習らしい練習は出来てない状態ですね。どちらかと言えば、今はお店に来ていただいているお客さんと対戦することが一番の練習方法になっていると思います。ただ、毎日お店には出勤しているので、欠かさず毎日ダーツを投げてはいますよ。
練習方法は、これと言って特別意識はしていませんが、一人で練習している時にはずっとカウントアップをして、ブルをひたすら狙っています。ダーツを始めたころは、色々な場所を狙って練習してたんですけど、そのうちにブルに入れば何処でも入るかな?と思いブルを練習するようになりました。ソフトダーツの場合はやっぱりブルが基本になってきますからね。

練習中・ゲーム中で一番大事にされていることは何ですか?
「う~ん…やはりリズム…リズムを大事に…」あまり考え過ぎずに、リズム良く自身のテンポで投げることができれば、他のことも気にならないし…。スローラインに入る前から~スローラインに入ってから~投げ終わるところまでの自分の時間…自分に最も合った呼吸で投げることを大事にしていますね。僕自身は、まだまだ確立できてないんです…ゲームの後で振り返って見ると、どうしても入れなければならない場面で、時々力んでしまったり、動作が早くなったりしていますね。

スランプになった場合の克服方法を教えてください。
何度かありましたね…。色々な人の所に投げに行って、「自分と何が違うんだろう?」と見たり・考えてみたりしたり、他の方から時にはアドバイスをいただいたりしていますね。やはりそこでも、リズムの大切さを痛感したりしていますね。実はスランプを克服してから、リズムを意識するようになったんです。

自身のダーツが変わった瞬間はありましたか?
今でも…自分の理想のダーツには程遠いですね。ダーツ自体の飛びとか、ターゲットに入るまでの軌道とか、自分の求めているものとは違うんです。
まぁ到達点はないのかもしれませんが、まだまだ理想の2・3割というところですね。当然身体を使ったスポーツなので、その日のコンディションにも左右されることもあり、本当にダーツは奥深いスポーツだと思います。
試合当日の朝、「調子が悪いなぁ」と感じたら…先ずは飲みますね(笑)ひたすら飲むわけではありませんが、飲むことによってリラックスし、楽しい気持ちになってダーツをプレイしています。絶対に負けない気持ち、練習して自分につけた自信を、試合中の自分に常に言い聞かせています。

ダーツそのものの魅力について教えてください。
ダーツは単純で解りやすいスポーツですね。個人的にダーツは、テクニック面にプラスして更にメンタル面も必要となってくるので、勝負をかけたピリピリした感覚に魅力を感じますね。ダーツは、年齢に関係なく誰とでもすぐに友達になれることも大きな魅力の一つだと思います。

今後の目標・夢を聞かせてください。
お店を盛り上げて行くことが一番ですね。その為にはトーナメントに積極的に参加して、『名前を売る』って訳ではないんですけど、あの人のお店に行って見たいな…と思われたらいいなぁ…。

全国のダーツファンにメッセージを。
ダーツファンの皆さんには、さらにダーツが盛り上がるよう、まだダーツに一度も触れたことのない人を、ダーツバーに誘っていただいて、もっと大勢の方にダーツの魅力を伝えて欲しいですね。ダーツに思いっきりハマッテいるプレイヤーの皆さんは、もっともっと練習してもっと上を目指して挑戦してみてください…
僕も待ってますよ!