自己紹介をお願い致します。
沖縄県の石垣島出身です。PERFECT年間ランキングは2022年-58位、2023年-102位でした。
ダーツの出会いについて教えて下さい。
21才の時に友達に誘われて行ったのがダーツバーで、すぐにはまってしまいました。14年前のことでダーツ歴も長くなりましたね。
石垣島はダーツバーが多いと聞いています。
そうですね。密集していて10数件あります。うまい人もたくさんいて、プロはトータルで8名ほどいます。でも多くのプロはプロツアーに参戦出来ていません。やはり時間や経費の問題ですね。多くのプロが年2〜3戦でしょうか。
プロになったのはいつなんですか?
ライセンスを取ったのは2014年で、ちょうど10年になります。PERFECT初参戦は2014年の11月横浜大会でした。あまり多くの試合には出られなくて、半分ほどの試合に参戦するようになったのは2022年からです。これからは全戦参戦したいと考えていて、今年は今のところ全部出場しています。
第9戦仙台で初優勝おめでとうございます。
ありがとうございます。決勝戦は緊張のあまり記憶が無くて、気がついたら優勝という感じでしたね。対戦相手は森窪 龍己プロとでしたが、彼も久しぶりの優勝がかかっていたため、お互い思ったような試合が出来なかったように思います(笑)。
当日下からの流れはどうだったんですか?
予選を抜けてからも、負けてもいいくらいのギリギリの試合ばかりでした。ラッキーもありつつ、最後の1本まで諦めなかったのが結果に繋がったように思います。
優勝後帰ってからは、だいぶお祝いしてもらったんじゃないですか?
そうですね。たくさんお祝いしていただきました。二日酔いの日々で覚えていない日もあります(笑)。
お仕事は何をされているんですか?
石垣島のBAR 23というお店のスタッフです。ぜひ島にいらした際には遊びに来て下さい。時間がゆったり、のんびりできますよ。
でも最近開発が盛んで凄いスピードでリゾート化されていて、昔ほどまったりとは出来なくなっていますね。空港が出来たことでたくさんの方々に観光に来ていただき、島は大きく発展しています。
お店にも観光客の方がいらっしゃいます。お話を聞くと数件周っているようですね。歩いて数分以内に全部のダーツバーがあるので、お勧めです。それぞれに特徴があって楽しいですよ。各店舗に上級者がいますので、対戦には困らないと思います。
罰ゲームでは泡盛なんですか?
いや石垣島ではテキーラやイエガーがポピュラーです。昔は泡盛を飲んでいたイメージがあるんですが、最近はJJジャスミンもよく飲まれていますね。飲みやすいので朝まで生き残る作戦でしょうか(笑)。
観光でいらっしゃる皆さんに、ぜひお願いしたいことがあります。ダーツバーなどに入ると、地元の方々がそっけないと感じてしまうことがあると思います。でもそれは島の人はとてもシャイだからなんです。
そこでぜひ積極的に声を掛けてみて下さい。そうするときっと驚くほどすぐに仲良くなれると思います。気が合って大盛り上がりになりますので、よろしくお願い致します。
ところで特におっしゃりたいことがあるようですが…。
僕は身長(145cm)がめちゃくちゃ低いんです。ダーツを始めた時から低いのは不利だとずっと言われて来ました。確かに同時期に始めた人たちと比較すると、伸びずにやって来ました。諦めかけたことも何回かありましたが、負けず嫌いの性格で続けて来ました。でも今回の優勝でやはり努力は報われるな、と思いました。
今まで遠征に行く度に身長の低い方たちから、グリップは?どう投げているの?どう狙っているの?などよく聞かれます。身長でハンデは無いよ、と今回の優勝で示せたかなと思います。
身長が低いと投げ上げなければいけないですよね。
そうですね。僕は3ダブルよりも身長が低いので、20ダブルはかなり高いです。それを克服するためにグリップとかリリースポイントとか悩んで来ましたが、最後は考え過ぎずにというのが正しいのだと思います。
ただダーツの重さについては、軽い方が良いと思っています。重いとコントロールしづらいですね。ここ4〜5年は16〜17gの軽いタイプで、セッティングは短めです。
COSMO DARTSとはいつからの契約なんですか?
今年からです。優勝できてホッとしています。
これからの目標は何でしょうか?
初優勝という目標を達成出来たので、更に優勝を重ねられるように挑戦していきます。そして目標をより高く持って年間ランキング3位以内を狙えるように、と思いますね。
今回の優勝で多くの方々が前田プロを認識したと思いますが?
今もこれからもダーツプロに挑戦したいと考えているプレーヤーは多くいると思います。参戦できたり出来なかったり各々の理由があると思いますが、それでもぜひ諦めないで下さい。挑戦し続ければいつか必ず良い波はやって来ると思います。
諦める話をよく聞くので、僕の今回の優勝の例を参考にして下さい!
読者の方々に一言お願い致します。
これからは今まで以上に頑張るのは勿論ですが、ダーツを盛り上げることが出来るようなプレーヤーとしても成長したいですね。ファンの応援の力はプレーヤーにとって大事な要素です。またファンの皆様でダーツ界が支えられていると思いますので、よろしくお願い致します。