有原 竜太
2022 JAPAN CHAMPION

年間チャンピオンおめでとうございます。
ありがとうございます。

改めてどう思っていますか?
目指していたものなので率直に嬉しく、ホッとした気持ちもあります。いろんな感情が入り混じっていますね。

インタビューは初めてなのでいろいろお聞かせください。まずダーツ歴はどのくらいになるんですか?
2006年の頃ですね。17年前だと思います。

けっこう長いんですね?
高校3年生の時でした。いきさつはありきたりなんですが、友達とビリヤードをやっていて、そこにフェニックスのオンラインダーツマシンが入ってきたので始めたという経緯です。

プロになったのは何時なんですか?
2012年のジャパン・ツアーに3〜4回試合に出ました。それがプロの始まりです。しかしその後一旦ダーツを止めて、2016年に復活しました。でも会社員との両立だったので、時間や予算の制約をあって時々のスポット参戦でしたね。2017年も数ステージ、2018年は半分ほどという状況でした。少しずつ参戦回数を増やしていった感じですね。

2019年には11位、2021年では3位になっていますね?
その両年は全戦参戦して結果を残すことができました。

そして2022年は年間チャンピオンになったのですが、1勝しかしていないですね?
過去最も優勝していないチャンピオンだと思います(笑)。

よほど安定していたんですね。
そうだと良いんですが、運が味方してくれました。全18ステージ中で15回、ベスト16に入ることができましたので幸運でした。

年間チャンピオンを意識し初めたのは何時頃でしたか?
10月に福岡で2連戦があったのですが、そこで両戦ともに準優勝することができました。そこで順位が入れ替わって1位になったのですが、そこで今年はチャンピオンが狙えるなという気持ちが生まれました。

結果として最終ステージの前に決まりましたね?
ステージ17で浅田 斉吾プロとの直接対決があって、そこで勝利してポイント差で決まりました。

嬉しかったでしょう?
多くの方々から「おめでとう」「ヤッタネ!」をいただいて、気持ちがこみ上げて来ました。

そしてエクストラ・ステージでも勝っていますね。
楽しかったです。男女ともにランキング1、2位が決勝に残って、巡り合わせを感じました。

今年は鈴木 未来プロがジャパンに出場して話題になりました。
強かったです。もはや伝説プレイヤーですね。機会があったら対戦したいです。

ところで、これだけ安定したのには何か特別な理由があるんですか?
ダーツを止めていた時期にゴルフを始めたんです。短期間でうまくなるためにいろいろ勉強して、その理論をダーツにも活かした感じですかね。練習方法の合理性など似ている部分が多いと思います。

その秘密を公開してください!
ダーツを投げて外す場面で、なぜ外したのかを徹底的に分析して、改善策を考えて試していくことです。問題を見つけては対処方を確かめることですね。
ただボーと投げ続ける練習を繰り返すのはいっさい止めて、集中力を使って理論を固めていくということです。
いろいろなプレイヤーの投げ方も真似して、こういう理屈で入っているんだなとか、検証に時間をかけることも大事です。

今現在ジャパンのメンツを見るとレベルも高くて、勝つのはたいへんですよね。来年の豊富はいかがですか?
正直またチャンピオンになるのは難しいと思っていて、今まで以上のスキルアップが必要だと考えています。

今何歳ですか?
34歳になります。

ダーツではとても良い年齢ですね。
そうですね。昔と比べると精神面でも穏やかになって、自己コントロールできるようになりました。負けても熱くならずにしょうがないな次だ、と考えるようになって来ました。それも安定に繋がっているのかもしれないですね。

これからの目標・夢をお聞かせください?
世界で活躍したいですね。PDCに挑戦していきたいので、PDCアジアにも出場するつもりです。ジャパンはベースなので勿論全戦出ますが、世界の舞台も目指したいですね。
そのためスティールもしっかり練習しています。

楽しみですね。
ダーツの楽しさを伝えられるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。