Vol.108 JSFD ONLINE TOURNAMENT

2021年5月号

井出 総一郎 理事長 挨拶
皆様、日頃よりJSFDの活動にご理解・ご協力いただきまして誠にありがとうございます。私は今年の3月より、理事長に就任致しました、井出総一郎と申します。
合わせて組織改編も行い加盟団体を新設し、東京ダーツ協会・千葉県ダーツ連盟・湘南ダーツ連盟・横須賀ダーツ倶楽部・長野ダーツ連盟・石川ハードダーツ友の会・大阪ダーツ協会・茨木ダーツ倶楽部・大阪ハードダーツ倶楽部・Light Leagueの10団体で理事会を構成する事となりました。
これからは日本代表を選考し、世界へ派遣する団体として恥じない国内体制を構築していきたいと思います。その為に、今後は全てのダーツ団体様との交流を深めていきたいと考えております。各団体の皆様、是非ともよろしくお願いします。
さて、今般の新型コロナウイルス感染拡大による、各地域のリーグ戦・トーナメントの中止などダーツ業界も大変な打撃を受けております。そこで、我々JSFDとしても何か出来る事は無いのかと理事会で討議を重ねました。
そしてnakkaさんに全面協力をいただきましてn01オンラインを使用した『JSFD ONLINE TOURNAMENT 1st』を4月25日に開催いたしました。当初はサンクショントーナメントとして代表選考ポイントを付与するはずでしたが、WDFワールドカップデンマーク大会の延期や緊急事態宣言の発令などにより、ポイント付与の無いトーナメントとはなりましたが、100名程のご参加をいただきました。この場をお借りしまして御礼を申し上げます。
運営としましても初の試みだった為、不備や不手際があった事とは思います。反省すべきところは反省して、次回以降はさらに多くの方に楽しんでいただける大会になるように理事一同頑張っていきます。
また、ワールドマスターズに関しましては、現時点では開催する予定です。しかしながら現在の国内状況では一堂に会して行うトーナメントの開催は難しいと考えております。よって、オンライントーナメントによる代表選考を考えているところです。ただし、緊急事態宣言の延長・地域の拡大などがあった場合はオンライントーナメントすら開催できない事もありえます。このような状況だからこそ出来ることを見つけて前へ進んでいかなければならないと思います。
一刻も早く新型コロナウイルスが終息して皆様とお会いできる日を楽しみにしております。「全てはプレイヤーのために」。

n01(エヌゼロワン) 開発者 大野 智秋 氏
■ JSFDのトーナメントに向けて
JSFDでオンライントーナメントを開催するにあたり、n01のトーナメントシステムを利用したいという話が来てからn01で公式のトーナメントが滞りなく開催できるようにするための機能改善や機能追加を行いました。

・カメラ機能の改善
カメラ機能はコロナによりn01オンラインの需要が高まった2020年の春に追加した機能ですが、不安定でリロードしても繋がらないという事例が多かったです。
JSFDのオンライントーナメントでn01を使うということでまずはカメラ機能の改善を行いました。色々な端末と接続確認を繰り返して問題を洗い出して対応していくという地道な作業を繰り返し、動作確認を行うために毎晩Clubhouseでミニトーナメントを開催してカメラ機能の品質を上げていきました。
その他、最初からアウトカメラになるようにしたり、設定画面でマイクのレベルを見れるようにしたりしてより使い勝手も良くなる工夫も入れています。

・ラウンドオーバー機能の追加
JSFDオンライントーナメントでは12ラウンド(36ダーツ)でラウンドオーバーする方向でしたので、JSFDの事務局と相談してオンライン対戦におけるミドルの機能を追加しました。
オフライン(対面)ではどちらが勝ったかを選択するだけですが、オンラインではそうもいかないため、負けた方が相手の勝ちというボタンを押すという仕組みにしました。
これもClubhouseでミニトーナメントを開催して動作確認しました。

■ トーナメントを開催してみえた課題
2021/4/25にJSFDオンライントーナメントを開催しました。本来はポイントが付くトーナメントとなる予定でしたが、緊急事態宣言下になった影響が大きくポイントが付かないトーナメントとなりました。
その中でも多数の店舗と多数のプレイヤーに参加していただき大きなトラブルも無くオンライントーナメントは成功と言える形で終わることができました。
ただ、その中でも課題が見えてきました。一番の課題は音の問題になります。いままでn01を使ったオンライントーナメントはほとんど自宅からの参加で、いくつか店舗からの参加はありましたが音が問題になることはありませんでした。
しかし今回店舗からの参加のみとなったため、他のお客さんの応援の音や隣で投げている声などが気になるプレイヤーが多かったです。事前に行ったJSFDのテストトーナメントでも多少の音問題はありましたが、今回はその課題が表に出てきたという感じでした。
今後、音問題については今までにないルールやマナーで対応していくか、システム的に何か対応できないかを模索していく必要があります。

■ これからについて
JSFDではn01を使ったオンライントーナメントは今後も開催していくということで、n01もより安定してトーナメント運営ができるように機能改善や機能追加をしていくことを考えています。
特にトーナメント運営においてはボードシェアの管理などができるとより簡単にトーナメントを進行できるようになります。これはオフラインのトーナメントでも役に立つ可能性が高いです。
トーナメント参加者に向けてはより簡単に操作できるようにしたり、カメラ機能をさらに良くしていくことで参加時のストレスが無くなり、誰でもオンライントーナメントに参加できるようになると考えています。

今回のオンライントーナメントを主催したJSFDのメインスポンサーであるDYNASTYにどういった経緯で長年スポンサーをしているのか聞いてみました。
確か会社設立の翌年の2010年からスポンサーさせて頂いていたと思います。その年にWDF ASIA PACIFIC CUPが日本で開催されたので良く覚えています。
当時、我々はまだ設立から1年の会社でまったくの無名メーカーでしたので、ダーツ業界でのスポンサー先を探して調査をしている時にJSFDという団体を知りました。
その当時国内ではスティールダーツよりソフトダーツが主流でしたが、やはり世界で勝負するならスティールダーツに力を入れていかなければいけないという想いがありました。そこでWDF WORLD CUPやASIA PACIFIC CUPの日本代表選手を決めるトーメントを開催し、日本ではスティールダーツ最高峰のトーナメントを運営されているJSFDさんに興味を持ち、更に深く調べていきました。
日本人選手が世界へと挑戦できるように選手ファーストの考えをもたれプレイヤーをバックアップされていたり、ユースにも力を入れていらっしゃり青少年の育成も力を入れていました。
日本ダーツ全体の事を考え理念を持たれ運営されていると思い、そこで当時のJSFD寺島会長に無理を言いましてお時間を頂き色々お話をさせてもらい、共感する事が多く是非スポンサーをさせてもらえないかとお願いをしました。
それから10年経過しましたが、2017年には日本でWDF WORLD CUPが開催されたり日本人世界チャンピオンが誕生したり、日本のダーツは目覚ましい発展を遂げていると感じています。
もちろん毎年全力応援していましたが、当時は10年以内に日本人からダーツ世界チャンピオンが生まれるなんて思ってもいませんでした。
これもJSFDさんの地道な活動であったり、運営の皆様が毎回素晴らしいトーナメントを開催されているからだと思います。
今回、開催されたオンライントーナメントも初の試みで運営の皆様も出場選手の皆様も不慣れで大変だったかと思いますが、こういった経験や挑戦を次のステージでもまた発揮され活かされるのだと思います。
いつも素晴らしい大会や活動をされているJSFDのスタッフの皆様へは頭が上がりません。今大会へ向けて日頃から練習を積み重ねトーナメントへ挑戦された選手の皆さまも、素晴らしいプレイを沢山ありがとうございました。出場していただける選手の皆様あってのトーナメントだと思いますので、是非これからも思い切って挑戦を続けて下さい。
また安全にスティールダーツトーナメントが全国で開催されるようになりましたら、出場を迷っている方も新しい発見があると思いますので、是非トーナメントへ挑戦してみて下さい。

JSFDオンライントーナメント1st で優勝して
有原 竜太
コロナの影響により試合数が減ってしまっている現状で優勝という結果を残せたことはとても嬉しいです。
n01システムを使ったオンライントーナメントという、いつもと違う形式での試合も対戦相手が緊張していることや調子が上がってきている事を、声や投げるリズム等で感じながら試合が行えました。直接顔を合わせて試合をするときとは少し違いますが、特別な緊張感がありました。
試合運びが上手くいくタイミングもあり準決勝ではFirst 9 110の自己新記録を出すことが出来ました。これからも目標を体現していきながら、ダーツを楽しんで行きたいと思います。
最後に、応援して下さった皆様、今大会の開催にあたり最善の対策をとり大会を運営してくださった大会関係者様、並びにエントリーさせて頂いた店舗「ナチュラルナイン池袋店」の皆様に感謝いたします。

青木 まゆ
優勝できて素直に嬉しいです。初めてのオンライン対戦で、本当に色々と不安がありちゃんと集中できるのか?とか葛藤の中、当日を迎えました。まず第一関門で店舗の承諾があり、今までちゃんとしてきてよかったと改めて思いました。二つ返事でいいよ、使って!スタッフはなんとかするからと。
頼もしすぎる私のホームは川崎駅にあるメリーグロットです。ずっとプレイヤーをさせていただいてたお店でした。朝も早い、スタッフも用意しないといけないのに大丈夫。ボードも新調したし、がんばってね!と言ってもらえたのは本当に嬉しかったです。試合当日は通常営業だったので、対戦相手様には迷惑をかけてしまったことは申し訳なかったです。
試合はテストトーナメントを事前にやっていただいたので、流れなどが把握できスムーズに行えました。参加者が少ないトーナメントでも勝ち切ることが大事だと思ってたので、1試合1試合しっかり投げ切ることを目標としていたら、優勝という称号をいただけました。
今回のスタッツでは今のトップ女子には到底敵いませんが、この優勝という自信をこれからの成長に繋げていけるように、練習に励み超えたいと思ってもらえる存在になりたいと思います。
今年度はオンラインという試合が増えると思いますが、しっかり結果を追い求めていきたいと思います。この時期に開催していただきました運営様にも心より感謝しております。皆様応援ありがとうございました。