Vol.40 PDJ START
立ち上げ詳細

2009年11月

アノ舞台に立つのは誰か
PDC Challenge Tournament
日本国籍を有するプレイヤーならば誰もが平等な権利にてPDCに挑戦できるトーナメントが始まった。
この大会の勝利者は、年末から英国で開催されるPDC World Championshipに、ワイルドカードにて日本代表として参加できる。ついに本気で世界へ。日本人選手が挑む歴史の幕開け。

PDJ プロフェッショナル ダーツ ジャパン
日本国内から世界への窓口として
「日本のプロダーツプレイヤーの発展」と「日本のダーツから世界のダーツへ」をコンセプトとし、PDPA(Professional Darts Players Association)参加への日本人プレイヤーの窓口となり、日本のダーツの更なる普及と発展に貢献していくために設立された会社。
日本代表をPDCに派遣
2009年PDCより「PDC 2009-2010 Ladbrokes.com World Darts Championship」のワイルドカード日本代表選手を選出する予選会の運営・権利を委託され、西日本と東日本の地区予選、そして予選から勝ち上がった選手が日本代表の枠をかけて戦うファイナルを開催し、優勝者をグランドファイナル(PDC2009-2010 Ladbrokes.com World Darts Championship)に派遣する。 また今後、日本の選手が世界の舞台で活躍する事を担う会社となるよう全力を注ぐ。

The Finalへの道程
この予選を勝ち上がるのは決して平坦な道ではない。結果として予選に挑戦したのは300人を超え、有名なトッププレイヤーたちも多くが敗れて姿を消していった。かねてよりNDLではPDCの舞台について取り上げてきたのだが、この挑戦の意義がどれほど重いものなのか、あらためて問われる場となった。

西日本予選 8月9日(日) 神戸国際展示場

西日本予選決勝では、アベレージ30以上をたたき出し、橋本 守容選手が抜群の強さで1位抜けした。日本のハードダーツも相当にレベルが上がってきていることを証明した。また同時に、無事に第一回予選が終わり、各関係者もほっと胸をなで下ろしたことだろう。

東日本予選 9月21日(月) 横浜産貿ホール

ハードでは着実に成長している竹内 淳選手が優勝。会場では「僕は負けてもともとで投げてます」と言っていた。そのリラックス感がダーツにも反映されたのだろう。さすがに嬉しそうだった。来年からハード主流に投げると公言しているジョニー選手が4位通過。残念なのは本誌にコラムを書いているホシノ選手とタロー選手が敗れたこと。

THE FINAL 10月25日(日) パンパシフィック 横浜ベイホテル東急

会場の観客は大いに試合を楽しんでいたようだ。普段は参加してソフトダーツをエンジョイしているが、このような『見るダーツ』もきっとこれから受け入れられていくことだろう。

今回の取材では敗者から順番にインタビューをお願いした。悔しさもあり少々過酷だとも思われるが、ダーツという競技は勝利者は1人のみ。敢えてその心の葛藤を伝えたかった。