Jinta_column_Top-4

No.4 JAPAN OPENでわかる日本のハードダーツ

2013年9月

Jinta_column_No.4-1

ジャパンオープンの話をお伝えする前に今年もハワイアンキングとクイーンを決めるハワイアンクラシックに行ってきましたのでその様子を…。今回はLーstyleよりベンジャミンと大内麻由美の2名が参加しました。麻由美はキング(男子)に出場して今年のクイーンとエキシビションで戦うという流れになり、キングは途中敗退したもののクイーンには勝利しました。キングの座はやはりベンジャミン!これにより3年連続ハワイアンキングはLーstyleのプレイヤーとなりました。来年の2月と9月にまたハワイアントーナメントがあるので調整してぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?ちなみに私もベンジャミンとトリオスに参加しました、結果はまさかの優勝!会社に楽しんでいるのがバレてしまいました。開き直って二人を連れてダイビングに行ったりサーフィンしに行ってみたのですが、ベンジャミンがダイビングしてる姿はなかなか見れないと思いますので写真をアップしておきます。次回は黒川さんにも挑戦していただきたいかと…。

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7月14日にイギリスで行われるワールドマスターズの出場権をかけたジャパンオープンという大会が行われ、韓国や香港、遠いアメリカからも選手がエントリーしてきました。男子優勝50万円女子30万円とハードでは高めの賞金設定になっていて、白熱した戦いが繰り広げられたのです。決勝戦は男子が小野恵太VSゴードン、女子が清水希世VS浅野ゆかり選手で恵太とキヨスタシアがチャンピオンとなりました。

何故キヨスタシアと呼ぶかというと昨年のイギリスワールドマスターズで世界ランキング2位のアナスタシアにシングルス戦で見事勝利したからです。それからキヨスタシアと呼ぶようになったのですが、何しろかっこよかったです。

ジャパンオープンはここ数年Lーstyleも力を入れて応援しているトーナメントですが、何故ここにこだわるかというと、実際イギリスで行われているワールドマスターズや世界各国で開催されるワールドカップを目の当たりにして感動したのを皆さんに伝えたいからです。

ソフトダーツも面白いですがハードの世界もとても魅力的だということを知っていただきたいです。前回のダーツライブのザ・ワールドフランスでベンジャミンに勝った選手は昨年のワールドマスターズのチャンピオンです。知らない人が多かったと思いますが私は彼がマスターズで優勝するのを実際目の前で見ていますので強烈な強さを知っていました。案の定優勝したときはベンジャミンが負けて悔しかったですが、さすがだなと思いました。

ソフトダーツとスティールダーツは密接に関係していると思いますし、近い競技であることは間違いありませんので、ダーツの世界を広げるためにも少し研究したら面白いかと思います。

Jinta_column_No.4-3

ジャパンオープンが終わり10月初めからいよいよワールドカップ(カナダ)ワールドマスターズ(イギリス)がたてつづけに行われます。どちらも代表になっている選手はカナダからイギリスへ直行の長旅になるのですが、かなり強力なメンバーが揃っていて楽しみです。

ワールドカップとワールドマスターズの違いはワールドカップの方が30カ国以上の代表が集まる団体戦で、マスターズの方が各国からオープン戦より選抜された個人戦になります。またマスターズは毎年イギリスで行われるのですが、ワールドカップはアジアパシフィックと各年でそれぞれ2年に一度の開催でオリンピックの様に開催希望国が挙手をして、その中から出場国による投票制で開催国が決まるのです。

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日本は現在までワールドカップの挙手をしてもヨーロパからの交通が不便等の理由により開催国に選ばれたことがありません。しかしオリンピックも決まった今、日本は注目されていますし環境も整ってきたかと思います。日本に各国の代表選手が集まってワールドカップが開催できるなんて夢のような事ですが何とか実現してもらいたいものです。結果はワールドカップの行われる10月5日に各国代表のマネージャーが集まり投票をしますので是非注目して下さいね。ちなみにこの投票は2017年の開催国を決める投票です。

昨年のオーストラリアで行われたアジアパシフィックで見事ジョニーさんがシングルス戦で優勝したのをご存知でしょうか?私も知らなかったのですがアジアパシフィックで優勝するとワールドマスターズの永久出場権を獲得することができるらしいのですが、これはとても凄い事なんです!アジパシには強豪オーストラリア、ニュージーランドの選手等、世界的に見てもレベルの高いプレイヤーが多いので優勝するだけでも困難極まりない事ですが、マスターズの永久出場権を獲得してくれたことによりマスターズの日本の出場枠がひとつ増えたことにもなりますので、日本のダーツ界にとってもすごく価値のある優勝なのです。

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マスターズの歴史は長く、PDCよりも遥か以前より開催されているトーナメントです。歴代チャンピオンにはフィルテイラーも含めそうそうたるメンバーが名前を連ねていますのでチェックしてみて下さい。男子の賞金はポンドが下がっているといっても300万円以上の金額が出ますし、その様子はベスト4からイギリスのテレビで生放送されるくらい大きなトーナメントです。会場は教会のような歴史的建造物の中で行われとても気品があり、その中で戦う選手はとてもかっよく見えます。マンチェスターから少し行ったハルという町で行われますので旅行がてら見学に行ってみてはいかがでしょうか?まあどうせ行くならPDCの方が観客数も多いしビックイベントであることは間違いないですが、マスターズにはマスターズの歴史ある貫禄やギャンブル関係なしに見てる人々の温かさを感じることが出来るでしょう。ハルやマンチェスターの町もとても素敵な場所なので魅力的な旅になると思います。

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マスターズは今までキヨちゃんがアナスタシアを破ったり、大内麻由美がベスト8まで行ったりした事がありますが男子はなかなか上位に行けた事がありません。しかしアジパシでも結果が出てきたように日本のレベルはどんどん上がっているので今年は期待が持てます。浅田選手も大会中の平均アベレージ30オーバーを去年のジャパンオープンで叩き出してますので、世界で戦える武器は揃ってきたと思います。何とか2013年は男子でも女子でも良いのでベスト4まで残り、あの壇上で戦う姿をみんなに見せてもらいたいですね!

これらの様子はLーstyleのフェイスブックページでなるべく速報でお伝えしますのでチェックしてみて下さい。そして次号ではそのワールドカップ、マスターズの結果や選手の向こうでの様子をお伝え致しますのでお楽しみに。

L-style よろしくお願いいたします